「尊敬するリーダー守れて、ボク、幸せです」
概要
毎朝の占いによって一日のすべての行動を決める魔法少女。
占いの結果が良いときはとてもポジティブだが、悪いと魔女狩りすらせずに部屋に引き籠る。
占いをするのは好きだが冗談抜きで当たるため、魔法少女内では占い禁止令が出ている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
人物像
過去に七海やちよ・梓みふゆ・十咎ももこ・由比鶴乃とチームを組んでいた魔法少女。
作中では、主にやちよとみふゆの回想シーンに登場するほか、期間限定イベント『耳を撫でて彼岸の声』では雪野かなえと共に主人公を務める。
無理矢理くっつけた感の強いですます口調で喋る。一人称は「ボク」。
占いが趣味らしいが、やちよの弁では「結果に誘導する」らしい。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★3 | Lv.60 | 17,238 | 4,432 | 4,417 |
★4 | Lv.80 | 22,427 | 5,765 | 5,744 |
★5 | Lv.100 | 27l645 | 7,096 | 7,068 |
コネクト「メルと運命を切り開くのです」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★3 | 攻撃力UP[Ⅴ] & 確率で回避無効 & 確率でカウンター無効 |
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ] & 確率で回避無効 & 確率でカウンター無効 |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ] & 回避無効 & カウンター無効 |
マギア「漆黒のアルカナ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★3 | 敵全体にダメージ[Ⅱ] & 確率で毒(敵全/3T)& 確率で暗闇・拘束・スキル不可(敵全/1T) |
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅲ] & 確率で毒(敵全/3T)& 確率で暗闇・拘束・スキル不可(敵全/1T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅵ] & 必ず毒(敵全/3T)& 確率で暗闇・拘束・スキル不可(敵全/1T) |
ドッペル「開示のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅸ] & 必ず毒(敵全/3T)& 確率で暗闇・拘束・スキル不可(敵全/1T) |
専用メモリア「占い禁止令」
「ボクの生きがいは占い!ボクが魔法少女になったのだって!
だからボクにとって占いはボク自身で、ボクのアイデンティティー!
それなのに、それなのにどうして禁止になんてするんですか!
っていうのも、今となっては良い思い出ですねっ!」
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 安名メル |
イラストレーター | mepo |
ステータス
初期HP | ? | 最大値(限凸)HP | ? |
---|---|---|---|
初期ATK | 0 | 最大値(限凸)ATK | 0 |
初期DEF | ? | 最大値(限凸)DEF | ? |
スキル「クウェル・レジスト」
効果 | 発動ターン |
---|---|
状態異常耐性DOWN[Ⅲ](敵全/1T)/限界突破 | 6T/5T |
活躍
メインストーリー
第1部『幸福の魔女編』
※ここから先は、メインストーリー第6章のネタバレがあります
物語開始の約1年前、共にチームを組んでいた雪野かなえの死後、やちよとみふゆは新たに由比鶴乃、十咎ももこ、メルを加えた5人でチームを組んで魔女と戦っていた。しかしある日のこと、家の手伝いで鶴乃が不在の中で、残る4人が魔女と戦う中で、メルがやちよを庇ってしまう。何とか難を逃れた4人だったが、メルのソウルジェムは穢れきり、ついには3人の目の前で魔女と化してしまった。これによって、やちよ達は魔女の正体が魔法少女のなれの果てであることを知る。そして、この出来事はやちよ達の心に深い影を落とすことになり、みふゆがマギウスの翼として活動するきっかけにもなった。
彼女の占いによればその日はラッキーデイだったらしいが、最期にメルは「尊敬するリーダーを守れたからよかった」と言い残してヒトとしての生涯を終えた。
魔法少女ストーリー
安名メル
メルがどのようにしてやちよのチームに入り、やちよ達と過ごしてきたかが描かれている。
- 1話「すぐにできる!運勢占い」
- 安名メルは占いが好きな女の子。日々の行動を占いによって判断するのだが、今日の運勢は最悪なので学校を休んで引きこもろうとする。
- とその時にやってきたのが学校でも魔法少女としても先輩である和泉十七夜。十七夜はそういうことで休もうとするメルを無理矢理引っ張り出し、登校させることに。そんなときに魔女の反応を見つけ戦うことになるが、メルだけ集中攻撃を受けたあげく、逃がしてしまう。
- 占いを信じる信じないで十七夜と言い合ってる最中、突如車がメルに向かってまっしぐら。これが十七夜と分断させようとする魔女の策略だと気づくもひたすら逃げ続けるメル。結局グリーフシードも無いまま魔女と戦おうとしたときに現れた見知らぬ魔法少女。彼女に助けられながら何とか魔女を倒したのだが、よくよく見れば知らない場所。
- 聞けばどうやら水名区まで来てしまっていた。十七夜達東の魔法少女のテリトリー外で「西の魔法少女と接触しないように」ときつく言われていたのだが、それを破ってしまったことに。だが、「もともと十七夜さんが家から出さなければこういうことが起こらなかったのに!」と愚痴るメル。それを聞いた魔法少女は彼女の自宅に招き、そこで1日休むよう促した。
- その魔法少女こと七海やちよの優しさに感激したメル。やちよの力になりたいと彼女のチームに入ることを志願する。困ったやちよは十七夜に電話して相談すると「その意思があるのなら拒否する理由は自分にはないし、七海と一緒に戦うことは安名に取っていい経験になる」と快諾。こうしてメルはやちよのチームに入ることになった。
- 2話「占いでラッキーデイを掴め!」
- 学校の後にはみかづき荘でやちよやみふゆ、鶴乃、ももこと過ごすようになったメル。今日の占いは絶好調と意気揚々なメルに対して、やちよは「仕組みが不明瞭だし何が現実に作用しているのか分からないから占いは控えた方がいい」と助言。それにカチンときたメルは無理矢理やちよの事を占い、「仕事でいいことが起きる」と伝える。
- そうしたらその占いが見事に的中。全国的に有名な雑誌で神浜市のカフェを取り上げる特集を行う為、そこでモデルとして神浜出身のやちよがえらばれるという幸運を掴むことになる。
- 気分が良いメルに対しそれでもなおたしなめるやちよ。ところがやちよの結果を知ってももことみふゆも占いに興味を示す。みふゆは「お見合いの席を設けられてしまったのだが行った方がいいか」、ももこは「高等部にそのままエスカレーターで上がれるか」と聞くと、メルはみふゆに対し「お見合いに行った方がいい」、ももこに対しては「中間発表で良い結果が出る」と告げる。
- 数日後。やはり占いは的中、みふゆは見合い相手が素敵な人で有意義な席だった。流石にまだ高校生なので結婚は今のところ考えてはいないが。ももこはというと全く大丈夫な成績で一安心。
- しかし唯一後悔している人が。やちよの占いに対する慎重姿勢や言いつけを素直に受け、占って貰わなかった鶴乃である。「もう我慢できない!」とメルに占って貰おうとするが、メルは自身の占いで「出過ぎた真似をすると痛い目を見る」という結果が出て以降の占いを控えていた。
- それでも思い立ったが吉日とばかりに占って貰おうとする鶴乃。メルは渋々鶴乃の明日の運勢を占うと、「悲惨、特に食事に注意、腹痛になる恐れあり」と出てしまった。
- 3話「“絶対に当たる占い”の秘密」
- 翌日。占いのこともあり、できる限り食べない、水も飲まないようにしていた鶴乃。あまりにも我慢して空腹状態。学校からの帰りでもコンビニを見つけるたびにお腹の音が鳴る。何とかみかづき荘に戻って吐くほどまでにご飯を食いまくる。
- それでも今のところは鶴乃の胃腸には問題は無い。ひとまず回避できそう……かと思いきや、みふゆがある事に気づく。「鶴乃さんに関係する誰かの未来を暗示しているとしたら?」そこで全員が真っ先に思い浮かんだのが鶴乃の家の店万々歳。食中毒が起きたら一大事、と全員で急行することに。
- 万々歳に来てみれば、なんと珍しく大繁盛。ということで一同店の手伝いをすることに。そして鶴乃は飛んでるハエを箸で掴むなど、危機回避行動まで起こす。
- ところが、ももこが床の油に足を取られ滑ってしまい、カウンターに手をついた途端何かが飛んでいった。何と鶴乃の父が健康診断の時の下剤を置きっぱなしにしていた。そしてそれはやちよが運んでいたラーメンの中に。背に腹はかえられぬと、鶴乃はそのラーメンを奪って平らげる。そしてその結末は言うまでも無い。
- 帰り道、やちよはメルに魔法少女になった理由を尋ねる。メルはそれに応じて自分のことを語り始めた。元々は占いが好きでは無かったが、ある日読んだ星座占いに「移動しているときに注意。ラッキーアイテムは傘」とあった。それが気になっていると、電車で見つけた忘れ物の傘を届けているときに空からペンキが降ってきたものの、とっさに傘を開いてペンキを防ぐことができ、ここから占いを信じるようになる、当たれば危機回避ができると考えるようになった。
- それで自分でも占い本を使って占うようになったのだが、そのことが馬鹿にされるようになってしまう。一度占ったことが的中してもそれでも結局は信じて貰えない。メルとしてはいい結果はそのまま伝え、悪い結果はその回避法も提示して、皆を幸せにしたいのだが、それでも既成の本を使って信じて貰えないなら意味が無い。ならば自分独自の占い術で絶対に当たる占いを、と考えキュゥべえと契約を結ぶ。そしてタロットを手に取ったとき、オリジナルの占いメソッドが頭に浮かぶようになり、しかもそれが100%当たると分かった。しかしそれがメリットでもデメリットでもあり、悪い結果はその通り回避できず的中してしまう。
- するとやちよはメルの固有魔法が「未来予知」ではなく、「占い通りの結果になるよう未来を誘導し、強制的に成立させる」と見抜く。そして翌日やちよが打ち出したのは占い禁止令だった。メルの占いは必ずしもいい結果に導くわけではない。みんなが不幸になるのを避けるためにも、そしてメルのためにも、とこう決めたのだった。
- メルはそれを受け入れたが、ある日やちよに内緒でこっそり未来を占ったことある。それは後述のイベントでもキーとなる「魔法少女が紡ぐ円」の占いだった。しかしメルは前述の通り、ソウルジェムが穢れきって魔女と化してしまう。
- そして1年経った現在。テレビの運勢占いの結果に一喜一憂するチームみかづき荘の面々。この状況にやちよは「占いはこんなふうに楽しむのがちょうどいいわ。ね、メル」と亡き後輩に語りかけるようにつぶやく。その時やちよの目には座って笑っているメルの姿が見えたような気がしたのだった。
期間限定イベント
上記の魔女化の後、幽霊となってイベントの主人公を務める。そんな、いくら新しいイベントを作りたいからって……
幽霊になってもやはりやちよのことを心配しており、幽霊としてもやちよの仲間としても先輩の雪野かなえと共に彼女を見守る。
メル「かなえさんって歌の中では僕って言うんですね!」
かなえ「……ん……」
メル「ボクと一緒ですね!」
かなえ「………………(照)」
イベントストーリーの最後でこの話はやちよが見た夢のように捉えられる形となった上で、さらに最終的な事実が明かされる。
かなえはソウルジェムが砕かれたことにより、幽霊として生きることになったが、魔女と化したメルは幽霊になることすらできず、そのままメルとしての存在が消えてしまう。しかし、最後まで残っていたメルの残留思念をかなえがなんとか拾い上げ、その願いを結実すべくやちよの夢という形で果たさせたのだった。
2020年の復刻では、後日譚が追加された。時系列は第1部終了後で、その日はやちよとみふゆがメルの墓参を思い立つと、一足先に墓参から帰る途中のメルの母に会った。メルの母は、メルが好んだ言葉「何事も必要な時に起こるべくして起こる」を思い起こし、「今日、二人に会えたのはきっとそういうことね」といった。メルの一周忌の時は、ある事情でみふゆは姿を見せなかったのだが、今ようやく会えたのだった。
メルの母「…あの子ね 毎日あなたたちの話をしてた」「本当に、大好きだったのね」
二人が墓参の途中で感じた魔女の気配は、メルのソウルジェムから生まれた卜者の魔女だった。魔女はその性質に従い、二人の内心の気持ちを暴き立てた。やちよの『仲間を失いたくない』という気持ちと、みふゆの『この魔女を倒したら、メルを忘れてしまうのではないか』という恐れを。
二人は「未来へ向かって行く」決意を新たにして、魔女を倒した。
メルの墓前でみふゆは云った。
「ちょっと思っちゃうんです。
メルさんが、ワタシたちの後押しをしようとしてくれた…のかも、なんて」。
ちなみに、メルが好んだ言葉は、恐らく英語のことわざ"Everything happens for a reason"が出典。
恋について悩み葛藤する姿が描かれる。
テレビアニメ
第10話の終盤、自分の為に台所で調理をする天音姉妹を見て、みふゆが過去のやちよとメルの姿を重ねるという形で初登場。
そして第12話に登場。記憶ミュージアムでいろはが追体験した、みふゆの記憶内での登場となった。
批評家の魔女との戦闘中、アプリ版と同様にやちよを庇ったことでソウルジェムが濁り、グリーフシードが尽きたことで浄化が間に合わず魔女化。卜者の魔女に姿を変えた。
第2期8話ではメルとは知らず鶴乃に倒された事が明かされ、第3期4話ではやちよの深層心理の中にかなえ、ももこ、みふゆと共に登場し、想いを託して去っていったがメルだけ魔女化した為か一言も喋らなかった。
余談
魔法少女たると☆マギカの作者である枡狐氏のお気に入り魔法少女である。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
卜者の魔女:メルが変貌した魔女
黒羽根(匿名希望) 瀬奈みこと:本作で魔女になってしまった魔法少女。
佐鳥かごめ:担当声優が同じ。