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魔法少女たると☆マギカ

まほうしょうじょたるとまぎか

『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝コミックスの1つ。「まんがタイムきらら☆マギカ」vol.10より連載が開始されている。作者は枡狐/蛙空。
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彼女は ひとりぼっちだ
 まるで人々の念が
  炎の環となって彼女を包んでいるかのように

   しかし 誰が信じるだろう
    彼女は やはりただの少女なのだ――

                            ジュール・ミシェル―魔女―

作品解説

 『魔法少女まどか☆マギカ』の、4作目の外伝漫画作品。「まんがタイムきらら☆マギカ」にて連載されている。
作者の枡狐/蛙空氏は、過去に同誌にて「魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ!」を手掛けている。

 実在する歴史上の人物・ジャンヌ・ダルクを主役として、物語が展開されている。元々まどか☆マギカ本編12話には、彼女と思しき魔法少女が一瞬だけ登場していた。
このため、これまでの公式スピンオフ作品とは大きく毛色が異なり、フランスの百年戦争期に活躍した魔法少女の姿が描かれた、一種の時代劇作品となっており、主要人物は全て歴史上の実在の人物かその子孫と言う豪華な内容となっている。

 また、これまでの作品との大きな違いとして、「魔法少女が軍事利用されている」「魔法少女が1話から魔女の存在を認知し、戦力として利用している者もいる」「魔法少女の成れの果てが魔女であることが序盤で明かされている」などといったものがある。前者に関しては、魔法少女が一般人に知られたらどうなるかという側面に触れたといえる。
 冒頭描写からして史実通り、ジャンヌが火刑に処せられることも確定しており、他のスピンオフ作品に負けず劣らず、ハードな雰囲気の漂う作品となっている。

※史実を元に作られているので、歴史に詳しい方には今後の展開の予想が付いてしまうかもしれません。pixiv内外でのネタバレはトラブルとなるかもしれませんので、公開済みのエピソード以上のネタバレは控えていただくことをオススメします。

登場人物

フランス側(主人公サイド)

魔法少女たち

タルト


 本編の主人公。言わずと知れた「オルレアンの乙女(ラ・ピュセル・ドルレアン)」ことジャンヌ・ダルクその人。プロローグでは火あぶりにされる彼女の姿が描かれているが、この時の姿は円環の理が導いた時を彷彿させる構図となっている。
 イメージカラーは白。ソウルジェムの位置は胸元で、カラーは淡いピンク、形は十字架。変身中の姿は、清楚な純白の軽装の甲冑を装備していた。戦闘の時には強い芯で信念を貫くが、普段は明るい気さくな性格をしている。
 キューブ(キュゥべえ)に呼ばれたことから、仲間内では「タルト」という通称で呼ばれている。由来は、彼女が字をうまく書けず、Darc(ダルク)のスペルが、Tart(タート→タルト)に勘違いされたから。ドンレミ村出身で、幼少期は家族7人と平和に暮らしていたが、村が兵達に襲われてしまい、妹のカトリーヌが彼女の目の前で殺され、この惨劇を繰り返さない事を願い、魔法少女となった。当時のタルトは天然気味で、年相応のあどけなさがあった。ソウルジェムが魔法少女の魂そのものと知っても「これこそ神の御業」ととてもはしゃいでいた。
 固有魔法は破邪の光と思われる。魔法で生成した剣と組み合わせて強引に魔女の結界を破壊したり、魔女を一瞬の内に消し去ったりとかなり強力であるが、その分ソウルジェムも尋常ではなく濁ってしまう。武器は剣。6話までは魔力で生成していたが、7話で下記のペレネルから貰った「クロヴィスの剣(エペ・ド・クロヴィス)」を使うようになる。必殺技は剣を大型の旗槍に変え、投擲する「ラ・リュミエール(光よ)」。地を抉り魔女を跡形もなく消滅させるなど、凄まじい威力が伺える。しかも耐久力も優れていて、ボウガンのヘッドショットや大砲の直撃にもほぼ無傷だった。そして14話にて、敵味方問わず攻撃する後記のコルボーに対して初めて怒りを覚え覚醒、コルボーを一瞬で吹き飛ばした。その時の容姿は軽装となり、一部の防具が浮いている姿となる。
 第8話にてお酒には結構弱いことが判明。コップ一杯のワインで酔っ払っていた。しかも抱きグセもあり、だれかれ構わず抱きついて来たり甘えたりする。ジルからのセクハラに気を付けてもらいたい限りである。
 単行本1巻のカバー裏において彼女のステータス表が公開されているが、彼女は「防御力」「攻撃力」2つの能力でグラフの上限値を突き抜けていて、持久力は凄まじく低く追加習得魔術に至っては測定不能とかなり極端なステータスとなっている。劇場版及び本作の単行本で公開された5人の中で、タルト以外に上限値を突き抜けているのは鹿目まどか暁美ほむらの二人、複数の能力値が突き抜けているのは複数の要因が絡んだ結果として生まれた「イレギュラー中のイレギュラー」であるまどかだけである事を考えると、生まれながらの因果のみで彼女に比肩し得る能力を持つタルトがいかに才能に恵まれていたかがわかる。

タルトと共に戦う魔法少女。下記ラ・イルの娘。第1話では修道服やメイド服を着用していた。タルトに非常になついている。イメージカラーは藍。ソウルジェムの位置はネクタイで、盾を模したような形をしている。変身中の姿は、貴婦人のような飾り気は無くとも整った服装だった。

タルトと共に戦う魔法少女で、タルトとの付き合いが一番長い。シスターっぽい服を着ている人物。過去編では男装の様な衣装にマントを羽織っていた。イメージカラーは黒。ソウルジェムの位置は袖ピンで、長方形を象っている。変身中の姿は、身を覆う程の広いマントと格闘の邪魔にならないようにスポーティでスッキリした服装だった。

タルトと共に戦う魔法少女。神聖ローマ皇帝の妃であるバルバラ・ツェリスカの娘で、ドラゴン騎士団の一人。お嬢様じみた口調や容姿など、貴族的な印象を与える人物。

この時代でもやっぱり暗躍していた我らが営業マン。魔女の結界に囚われたタルト達を、リズと共に救出している。
時期と土地、もしくはその両方が理由かは定かではないが、本編とは違う通称で呼ばれている(インキュベーターの略語であることは間違いないと思われる)。
こうした出会いがきっかけとなってか、なんとタルトからは「天使様」と呼ばれている。耳のリングが天使の輪に見えた、というのが、直接の由来らしい。

フランス側の人物

  • ジャン・ド・ジュノワ

 『オルレアンの私生児(バタール・ドルレアン)』あるいは「バタールの旦那」。
 シャルル王太子麾下の武将。オルレアン防衛の任に就いていたが、イングランド側の魔法少女の襲撃により指揮していた部隊を失ってしまう。

  • エティエンヌ・ド・ヴィニョル
 通称『ラ・イル(憤怒)』。シャルル王太子麾下の傭兵隊長。バタールの部下。
 オルレアン防衛の任に就いていたが敗北、バタールを救い、共に敗走の途に付く。

 シャルル王太子麾下の武将。男爵位を持つ貴族。『乙女(ラ・ピュセル)』の噂に興味を持つ。
 最初の内は醜男と少女に興味が無いと宣言していたが、シャルル王太子の影武者としてタルトと対話した際、あっさり偽物であるとばれてしまった上に、「少女も……良いものですね」と口にしてしまった。しかもタルトが無差別の抱き上戸と知るやいなや、無駄に洗練された無駄の無い無駄な動きをしながらタルトに近づいて抱きついてもらおうと画策する(もちろんリズに阻止された)。おまわりさんこいつです。この時代におまわりさんいないけど。しかもシャルル7世がタルトの手の甲に接吻するシーンではシャルル7世に嫉妬していた。それだけじゃなくシャルル7世の長男・ルイがタルトにシャルル7世を導いて欲しいと願うシーンでは好物の対象が二人も出てきてか、悪い方向で表情を崩しながら「素晴らしき光景…」とつぶやいていた。初登場時のカリスマは何処へ……

  • シャルル7世
 フランス王国王太子。イングランド側の魔法少女達にパリから追い出されて以来、シノンでまるでニートのような生活を送っている。
 タルトが初めて彼に会った時はかなり卑屈な性格になっており(本人曰く「ブールジュの王」と揶揄されている)、戯れと称してタルトを試したが、キューブ(キュゥべえ)の助力もあってかあっさり彼がどこにいるのかがタルトにばれた。
 タルトと二人で話した際、タルトが魔法少女である事を知り、自身の身の上話をした上でタルトに「私を解き放ってくれ」と頼み、貴族達が集まる場で堂々と「この者、真の乙女、真の神の使いなり!」と宣言した。オルレアン奪還成功の際にはタルトの手の甲に接吻までした辺り、かなりゾッコンなようである。ジル・ド・レ、恋敵現る

  • オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン
 神聖ローマ帝国外交官。ドラゴン騎士団の一人で、エリザの付き人。眼帯が特徴の老紳士で、暴走しがちなエリザのストッパーのような役割を果たす。エリザに対しては少々過保護気味だが、外交官としては優秀でアルチュール・ド・リッシュモン元帥を仲間に加えたり、ルイ・ド・ヴァロワ(ルイ11世)を説得してラ・トレモイユを黙らせたりした。

  • ペレネル・フラメル
フランス側ではあるが、どことなく胡散臭さが漂う魔法少女。タルトの実力を図るためにわざと魔女に囚われたり、住民は避難させたとは言え村を餌にするなど手段は選ばないような描写がある。ただ、わざわざ冶金してまで聖カトリーヌ教会で眠っていた「クロヴィスの剣」をタルトに渡す、同じく冶金した銃をエリザに渡すなど、一応味方ではあるようだ。因みに物語が始まる少し前まで錬金術師として知られる「ニコラス・フラメル」という人物が存命していたが、その妻の名前は「ペレネル」となっている……あまり深く考え無い方がいいかもしれない……

イングランド側(敵サイド)

魔法少女たち

  • 三姉妹の魔法少女

イングランドに所属していると思われる魔法少女。タルト達からは魔女呼ばわりされている。変身中の姿は、ドレスのような派手な衣装だった。
第4話までは1人と思われていたが、第5話で3姉妹であった事が判明した(長女のラピヌ、次女のコルボー、末妹のミヌゥ)。しかも、たった3人で4000人以上のフランス軍を敗走させるという無双をやってのけた。
イングランドとは条件付きで手を貸しているいわゆるビジネスパートナーに過ぎないような描写があるので、正確にはイングランド所属とは言いきれない。
 コルボーがキューブの存在を知らないので、もしかしたら何者かに操られてるという疑惑が出てきた。理由としては、キューブがコルボーの戦いぶりを見た際に「想像以上に成長している」と言っている、つまり未熟だった頃をキューブは知っている。
イメージカラーは三人とも白と黒。ソウルジェムも三人とも胸元にあり、カラーも白色で共通と思われる。因みに本作初の入浴シーンは彼女達が務めた

ミヌゥ
連合イングランド軍に就いている、猫の仮面を付けた魔法少女。3人の中で末妹に当たる。

コルボー
3人のイングランドの魔法少女の中では最も長身で、鼻の先が嘴のように長く伸びた黒いカラスの仮面と鳥の翼をかたどったフード付きのケープを身につけている。

ラピヌ
3人の中では最も背が低いものの長姉という立場におり、ウサギの仮面を付けている。ラピヌとはフランス語で「ウサギ」の意味。素顔は身長通り子どものような顔立ちである。

  • 自由意志が奪われてる様に見える魔法少女達
 三姉妹の魔法少女に駒として扱われている魔法少女たち。何らかの影響で能力が底上げされているらしい。後記のバヴィエールの元侍女であるような描写がある。

ラム
 第1話にて登場。最期はミヌゥによって魔女にされた。単行本二巻カバー裏のパラメーター表では防御力が高めで、それ以外は極めて平凡。名前のラムは「刃」という意味がある。ラムちゃんではない、決して。

・フレシュ
 第8話にて登場。コルボーのそばにいた魔法少女で、弓を扱う。その威力は大砲の直撃を余裕で耐えれるタルトの防御力をたやすく打ち破れるほど高火力で、壁をずり下りたり壁走り中でも相手を壁越しに正確に射撃できる身体能力と命中精度をもつ。単行本二巻カバー裏のパラメーター表では攻撃力と追加習得魔術が高く、それ以外は低い。名前のフレシュは「矢」を意味している。
イメージカラーとソウルジェムの色は水色で、ソウルジェムの位置は髪飾り。
最期はラムと同じくミヌゥによって魔女にされた。

  • イザボー・ド・バヴィエール
 三姉妹の魔法少女と、操られている様に虚ろな魔法少女達を従えてた女性であり、フランスを滅ぼそうとした張本人、そしてシャルル7世の母。魔女を放ったり、グリーフシードを大量に所持していたり、侍女に無理やり自分のためになるような願いを叶えさせ魔法少女にしたりとかなり行いが外道である。因みに、侍女に願いを叶えさせてるシーンにキューブの存在は確認できず、むしろバヴィエールが叶えているように見えることから、彼女自身も魔法少女だと思われる。

イングランド側の人物

 百年戦争中のイングランド軍の主要な指揮官の一人。シェイクスピアが著した『ヘンリー六世』の中では絶大な人気と能力を誇る武将で、神聖ローマ帝国外交官・オズヴァルトも「今のイングランドにおいてはあの男こそが最も優秀な軍人」と称した……の筈が、たると☆マギカではなぜか物凄いどんぶり腹でコルボー達に対して腰が低い。どうしてこうなった
 それでも、タルト達の実力を正しく評価したりエリザの援護射撃にもいち早く気付いたりする観察眼と、自分と相手との実力の差を瞬時に判断できる冷静さを兼ね備えている。また、フランス側に負けられぬ男がいるらしい。

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