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先代魔法少女

せんだいまほうしょうじょ

先代魔法少女とは、『魔法少女まどか☆マギカ』において、レギュラーキャラの5人よりも先に魔法少女になったと推測される魔法少女達である。
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最終話終了現在、このタグは次の2通りの意味で付けられる。


以下、最終話および本作の核心に触れるネタバレがあります。












本編で魔女として登場した元魔法少女編集

先代。魔法少女

第8話にて、魔女は魔法少女の成れの果てであることが明かされた。そこから、元の魔法少女がどんな少女だったかを推測するイラストが以前より多数投稿されていた。

そんな中、今や魔女と化した彼女らを「先代」とみなし、上記のようなイラストが描かれ、そこに「先代魔法少女」のタグが付いた。


タグとしてはこちらが初出だが、他の絵でつけられることは少なかった。魔女を模した人型の少女が描かれている絵は、前世予想である場合と擬人化である場合の両方が存在するからである(註1)。

この意味で探したければ、「魔法少女まどか☆マギカ 擬人化」で検索するのが確実である。


(註1)第8話放送以前の設定が不明瞭であった時期は、本編登場の魔女が魔法少女から誕生したものか、使い魔から成長したものか不明という理由で「擬人化」と銘打っていたものや、当初生前予想としながらもタグでそれを指摘され擬人化絵に変更したものもあった。実際は、使い魔から成長した場合も親の魔女と同じ姿になるため、すべての魔女は魔法少女時代の姿を持っていることになる。


魔法少女おりこ☆マギカに登場する魔女は、巻末の魔女図鑑に生前の姿がデフォルメ調で描かれている。


なお、本編登場魔女のうち1体は、叛逆の物語にて正体が判明した。

最終話に登場した名無しの魔法少女たち編集

最終話放送終了後は、こちらの意味でタグが付けられることが多い。


円環の理

ついにキュゥべぇと契約し、すべての魔女を生まれる前に消し去る存在となった鹿目まどか。彼女はあらゆる場所、あらゆる時間に飛び、ソウルジェムが濁り切る寸前の魔法少女たちを訪れ、穢れを引き受けにいく。


気になるあの子まどマギ最終話のあの子

この際、まどかに救済された多数の魔法少女が登場するが、彼女らはまどかたちよりも前に魔法少女になった存在と仮定して、「先代魔法少女」のタグがつけられている。


タグは便宜上「先代」となっているが、まどかは過去も、「未来も」救済すると言っているため、彼女らが過去の人物であるとは限らない。

例えば、クマ子は未来都市らしき場所にいる。


昔の魔法少女?

11話でキュゥべぇが語ったところによれば、歴史上の偉人たちにも魔法少女となって歴史を動かした者がいるという。彼女たちも変身後の状態ではないが、ソウルジェムを抱えた状態で最終話の回想に登場している。


設定など編集

存在するはずの設定画が公式ガイドブックやプロダクションノートなどに掲載されていないので、大部分の設定は不明である。新装版プロダクションノートには一部のソウルジェムのみ設定が掲載された。


ジャンヌ・ダルクについては、外伝作品魔法少女たると☆マギカにて描かれる。


先代魔法少女一覧編集

容姿仮名カラーシンボルソウルジェムの位置
高地民族の少女チベットちゃん竜の角左の鎖骨
アフリカ先住民の少女サバンナ子矢尻右上腕
熊の少女クマ子熊の顔頭部左側
バイキング風衣装の少女バイキング子空色斧の刃
火山が噴火した街の少女ポンペイ子ハート胸元
イスラム風衣装の少女天秤(不明)
トラックの中の少女アンネ・フランク?(不明)
古代日本風衣装の少女ヒミコ太陽(不明)
古代エジプト風衣装の少女クレオパトラ(不明)(不明)(不明)
焚刑直前の少女タルト(ジャンヌ・ダルク)十字架胸元

声優編集

メガミマガジンのアフレコレポートで、「魔法少女A」が大久保瑠美・「魔法少女C」が加藤英美里と公表されている。しかしAやCがどの魔法少女なのかは公表されていない。

同レポートでは、各声優を担当キャラクターの姿で描いている。大久保はチベットちゃんの姿で描かれているので、担当のひとつはこれと思われる(複数担当している可能性もある)。加藤はキュゥべえの姿になっているため魔法少女の担当は不明。


キャラクターデザイン編集

キャラクター原案の蒼樹うめではなく、キャラクターデザインの岸田隆宏が直接原画を起こしている。

公式イラストなども殆ど無いが、スタッフ多数参加の同人誌『ティロ・フィナーレ本』では、今村亮によるイラストに小さいながらも描かれている。


劇場版編集

劇場版前編では、エンディングにシルエットのみ登場する。

TV版では1番のみだったMagiaがフルコーラスになったため、前半部分に未登場の魔法少女達が描かれている。

後編での登場はTV版とほぼ同じ。


叛逆の物語では登場せず。設定上は円環の理の一部になっているはずなので、魔女の1体として美樹さやか使い魔を貸し出しているかもしれない。

本人は登場しないが、ソウルジェムチベットちゃんとイスラム少女のものが登場している。キュゥべえが暁美ほむらに自らの計画を明かすシーンで、濁りきって消滅するソウルジェムのイメージに使われた。


影魔法少女編集

ワルプルギスの夜の使い魔・?????は魔法少女をシルエットにしたような姿をしている。プロダクションノートによれば、彼女らはワルプルギスの夜の魔力に引かれて集まった元・魔法少女たちであるという。


当初の設定では、彼女らは今までに本編で倒れた魔法少女や倒された魔女であり、元魔女は武器を見れば元の姿がなんとなくわかるようになっている。

この設定の名残で、コミカライズ版の使い魔はそれぞれ巴マミ美樹さやか佐倉杏子の姿をしていた。


彼女らは、第12話ラストシーンで、レギュラーの魔法少女と共に集合している。

このとき、使い魔時よりも少し頭身が上げられている。


マギアレコード編集

外伝ゲーム『マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝』においては本編開始以前に存在した魔法少女が複数名登場しており、代表例としては七海やちよと同じチームにいた雪野かなえ安名メル鏡の魔女と化した瀬奈みことが該当する。


他にもイベント「耳を撫でて彼岸の声」ではモブキャラとして先代魔法少女が登場、「波打ち際のリボン」では夢乃夕乍、「百江なぎさは願いを叶えた」では夕乍だけでなく犬の魔女になったと推測される伊津見尹縫が登場している。第2部関連でのちに登場した霧峰村には「巫(かんなぎ)」と呼ばれた魔法少女たち、二木市には紅晴結菜が慕っていた先輩魔法少女や抗争の果てに命を散らした魔法少女たち、湯国市でも複数の魔法少女がいたことが分かっている。


この他神浜市の歴史上においては、「梶の葉伝説物語」では戦国時代の「戦神子(いくさみこ)」である水名露千鶴が、「忘却の輪舞曲は久遠に睡る」では大正時代にいた瑠璃という魔法少女について語られている。

露と千鶴については、メインストーリーなどでも断片的に語られたのち「ピュエラ・ヒストリア」で本格的に掘り下げられ、その他の5つの時代の魔法少女も順次触れられている。ただしこのイベントの中では上述のクレオパトラと卑弥呼は魔法少女ではないとされている。その一方で卑弥呼に変わる形で台与が歴史上の人物から唯一魔法少女として扱われている。


名前イベント名時代舞台
水名露千鶴神浜の戦神子編1540年頃(戦国時代相磨の国(現神浜市
エボニーアレクサンドリアの蜃気楼編紀元前31年(古代エジプトプトレマイオス朝末期)アレクサンドリア
オルガガンヒルトヴィークのワルキューレ編1060年代(ヴァイキング時代終焉期)北欧イングランド
ヘルカチベットのラクシャーシー編13世紀(モンゴル帝国全盛期)チベット
トヨ邪馬台国の跡目編3世紀(弥生時代邪馬台国
アマリュリスパクス・ロマーナの恋人編79年(古代ローマポンペイ

また、アニメ版最終章第3話では外伝作品含め新旧魔法少女の姿が描かれた壁画が登場している。


関連タグ編集

魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女

ソウルジェム グリーフシード

魔女(魔法少女まどか☆マギカ) 魔法少女(魔法少女まどか☆マギカ) 擬人化

魔法少女たると☆マギカ


クマ子 チベットちゃん バイキング子

影魔法少女 百江なぎさ

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