概要
舞台装置の魔女の使い魔であり、主であるワルプルギスと同じく名称不明とされている唯一の使い魔。
第11話で本体が初登場したが、それ以前にも暁美ほむらの住居にシルエットが掲げられていた。
ワルプルギスの夜から飛び出した黒い帯状の物体が分裂して出現する。その姿は真っ黒に塗りつぶした少女のようである。ワルプルギスの夜を食い止めようとする暁美ほむらに対し、高笑いをしながら周囲を飛び交い翻弄した。
最終話では、鹿目まどかの救済によりワルプルギスの夜が崩壊を始めると輪になって出現し、フォークダンスのように二人一組になったあと、ワルプルギスの本体である歯車と共に消滅した。
設定
プロダクションノートによれば、彼女らはワルプルギスの夜の魔力に引かれて集まった元・魔法少女たちであるという。
当初の設定では、彼女らは今までに本編で倒れた魔法少女や倒された魔女であり、元魔女は武器を見れば元の姿がなんとなくわかるようになっている。
本編ではシルエットしか登場しないものの、服や髪の輪郭線のデザインは存在している。
名前
親・ワルプルギスの夜と同様、魔女図鑑では?????で表されている。
その後しばらく統一された呼称はなかったが、プロダクションノート掲載の劇団イヌカレーによるラフスケッチで「影魔法少女」と公式に掲載された。
魔法少女まどか☆マギカポータブルでは、登場する3種類にそれぞれ「劇団カミテ」「劇団シモテ」「劇団ソデ」の仮称がつけられている。
最終話ラストの全員集合絵との関係
第12話ラストでは、影魔法少女に酷似した魔法少女のシルエットが、レギュラーの魔法少女と共に集合している。おそらく彼女らの生前の姿と思われるが、公式な発表はない。
使い魔時よりも少し頭身が上げられている。
コミカライズ版にて
コミカライズ版では、巴マミ・美樹さやか・佐倉杏子の姿を形取った3体の使い魔が登場し、読者を驚かせている。
これは前述の、影魔法少女が劇中の魔女または魔法少女であったという設定の名残である。