概要
名門ドラゴン騎士団に所属する中世の魔法少女。
フランス王の戴冠に助力すべくタルトたちと合流した。
神聖ローマ帝国の妃の娘であり、気位が高いが、自身の認めた相手には厚い友情で応える。
キューブ(キュゥべえ)を蛇蝎の如く嫌っている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | 魔法少女たると☆マギカ |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | ハンガリー王国(15世紀)・ブダ |
生年 | 1413年 |
肩書き | 魔法少女、ドラゴン騎士団団員 |
願い事 | 自分の存在を皆に認めさせたい |
固有魔法 | 信認 |
キャラクターデザイン | 枡狐/蛙空 |
声優 | 沢城みゆき |
タルト(ジャンヌ・ダルク)らと共に戦う魔法少女。神聖ローマ皇帝の妃であるバルバラ・ツェリスカの実娘。
ドラゴン騎士団の一員であり、「突如現れた『乙女』の力を計り、シャルル王太子の戴冠に尽力せよ」との命により、タルトたちと行動を共にするようになる。
ちなみに史実のバルバラ・ツェリスカにはエリーザベトという娘がいるが、後述の事情から彼女のことかどうかは曖昧である。
人物像
一人称は「私」。貴族的な印象を受ける。笑い声は「にょわほほほ」。宮廷育ちのためかお嬢様じみた言葉遣いで、高飛車な態度を取ることもあるが、基本的には真面目で男前な性格。
身に纏う装束(マント)には、ドラゴン騎士団を象徴する「ドラゴンの記章」が刺繍されている。家名や自身の所属するドラゴン騎士団を誇りとしており、ドラゴン騎士団を侮辱されるとたとえ宰相相手でも刃を向けようとする等、少し怒りっぽい。メリッサ・ド・ヴィニョルとの一件で彼女を天敵と見なしていたが、最終的に2人だけで生き残るなど、奇妙な縁は物語が終わるまで続いた。
魔法少女として
イメージカラーは赤。変身中は、ぶ厚めの片マントと貴族のような派手な衣装を身に纏う。
近接戦から遠距離戦まで万能にこなし、タルトとの手合せでも終始優勢に戦い勝利するなど、戦闘能力は高い。騎士団に下された使命のため、ヨーロッパ中を駆け回る日々を過ごしており、高い戦闘力もその中で磨かれた。
固有魔法は信認。武器はペレネル・フラメルから授かった剣と斧がついた銃剣系の五連ライフルで、魔力を込めることによりガトリング砲のように連射することができるが、魔法少女としての武器は別にあるとのこと(マギアアーカイブ
Vol.2より)。
接近戦では射撃・斬撃の他剣斧部分を相手の武器に絡めて取り上げるという芸当も見せた。
必殺技は銃を巨大化させ、光線にも似た一撃を放つ「デア・ドラッヘ・リントヴルム(竜の雷火)」。巴マミのティロ・フィナーレを彷彿とさせる砲撃技だが、劇中の二度の使用中、最初のラピヌ戦では防壁を破り、タルトの道を作るために使用され、二度目のイザボー戦では、彼女の体の一部を構成するイモムシに直撃しはしたが魔法少女の攻撃に対して耐性のあるイザボーにはまるで効かないと、これだけで敵を倒す描写はついに描かれなかった。
ソウルジェムの位置は、髪に隠れていることも多いが左耳のイヤリング。シンボルは複十字(横棒が二本ある、片仮名の『キ』の字型の十字架)。余談だが、複十字はジャンヌ・ダルクの象徴とされていた。色は赤。
経歴
神聖ローマ皇帝ジギスムントの妻であり、皇帝妃バルバラの男妾たちの誰かとの間に生まれる。
生まれながらにしてその存在は隠されていたが、幼い頃にそれが皇帝の知るところになり、母と共に宮廷を追放された。そして、付き人のオスヴァルト以外は自分たちに関わろうとはしなくなっていた。
そんな暗い日々を過ごしている中、ペネレル・フラメルとキューブ(キュゥべえ)に出会ったエリザは、「自分の存在を皆に認めさせたい」という願いで契約し、魔法少女となった。
願いが成就したことで母の罪は許され、宮殿に戻ったエリザ達は誰にも蔑まれることがない生活を送っていたが、エリザの心の奥には「いつか自分はまた不要な存在になってしまうのではないか」という不安が残っており、それを払拭するため魔法少女の力を使い、自分を認めさせるために国や皇帝、母のために尽力するようになる。
マギアレコード
後述の通り、「時を超えて鳴らす鐘」復刻開催時にエピローグに追加される形でわずかながら登場しており、その後2019年7月12日より開催のイベント「常夜の国の叛乱者」に正式に登場、同イベント連動のガチャで実装されることになった。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×0 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 21,099 | 7,183 | 6,751 |
★5 | Lv.100 | 26,591 | 9,067 | 8,504 |
コネクト「主役を譲って差し上げますわ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 防御無視&デバフ解除 & 確率でやけど |
★5 | 防御無視&デバフ解除 & 必ずやけど |
マギア「デア・ドラッヘ・リントヴルム」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵単体にダメージ[V] & やけど(敵単/3T) & 攻撃力UP & 防御力UP & 必ず挑発(自/1T) |
★5 | 敵単体にダメージ[VII] & やけど(敵単体/3ターン) & 攻撃力 & 防御力アップ(自/3T) & 必ず挑発(自/1ターン) |
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵単体にダメージ[IX] & やけど(敵単体/3ターン) & 攻撃力 & 防御力アップ(自/3T) & 必ず挑発(自/1ターン) |
専用メモリア「気高き魂を宿す石」
それは高貴な血筋にふさわしい、大いなる因果の賜物
ひとりぼっちの幼子の祈りは
紅蓮に輝くソウルジェムを生み出した
竜の雷火を宿すがごとき、気高い光を放ちながら・・・
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
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タイプ | スキル |
イラストレーター | スミカワ |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 423 | 0 | 511 |
Lv.20 | --- | 0 | --- |
Lv.40 | 1057 | 0 | 1277 |
- スキル「オース[V]」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
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通常 | 攻撃力UP[IV] & 防御力UP[V] & 確率で挑発[VII](自/1T) | 10T |
限界突破 | 攻撃力UP[V] & 防御力UP[VI] & 確率で挑発[VIII](自/1T) | 9T |
劇中における動向
魔法少女ストーリー
復刻版のエピローグにて登場。
セリフは「…………あれが噂の"乙女(ラ・ピュセル)"…ですわね」のみであり、CVは付かず、名前表記は「???」であったがLive2Dは彼女そのものである。
時期は不明であるものの、公式からは『たると☆マギカ』イベントの第2弾開催が告知されており、彼女の正式な登場ないしプレイアブル実装が待たれていた。
そのエピローグ直後からストーリーが開始。
突如として闇がフランス中を覆い尽くしてしまい、エリザはドラゴン騎士団とともに仮面の魔法少女三姉妹と交戦することになる。その最中、闇を彷徨う一人の少女と出会う。
ペレネルとキューブが言うには、未来の世界からやってきたその少女、環ういが持つ「白紙の預言書」(スマートフォン)がフランスを覆い尽くす暗黒を払い、発生したタイムパラドックスを解消する鍵となる。エリザはういと共にゲートをくぐり、まずは"乙女"(タルト)達がいるオルレアンへと向かうことになる。
常夜の国の叛乱者の後の話。
どこまで行っても灰色の謎の空間で巨大で醜い魔女に襲われる環ういと再会する。しかし、この空間で記憶が曖昧になった彼女らはどうすれば脱出できるか模索する。
記憶を無くした少女によると生者から「祈りの花びら」を集めることで天国の門が開き煉獄から出ることができると聞かされる。
イングランドの魔法少女を撃退しつつ天国の門を目指す一行は、なぜ「煉獄」にいたのか、あの巨大で醜い魔女の正体一体何なのか、現実世界で何があったのか、真実を知る。
そしてタルトの物語は完結する。
関連タグ
タルト リズ・ホークウッド メリッサ・ド・ヴィニョル ペレネル・フラメル