タルト(魔法少女たると☆マギカ)
たると
現在は“ジャンヌ・ダルク”の名で知られる中世フランスの魔法少女。
最愛の妹カトリーヌの死をきっかけに、崩壊寸前のフランスを救うべく立ち上がった。
素朴で人を信じやすく、キューブ(キュゥべえ)を“天使様”と呼び慕っている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
百年戦争において、フランス軍を導いた英雄「オルレアンの乙女(ラ・ピュセル・ド・オルレアン)」ことジャンヌ・ダルクその人。作中では「タルト」という愛称で呼ばれる(後述)。兵士や領民から「聖女」「乙女」として崇められている。
『魔法少女まどか☆マギカ』の世界観においては、キュゥべえ(当時のフランスではキューブと呼ばれている)と契約を交わした魔法少女であると設定されている。
リズ・ホークウッド、メリッサ・ド・ヴィニョル、エリザ・ツェリスカといった魔法少女の仲間達を引き連れ、フランスに光をもたらすために、連合イングランド軍との戦いに身を投じる。
戦闘時には強い芯で信念を貫くが、普段は明るく気さくな性格。
地元にキリスト教の教会があったことから、神に対する信心も深い。キューブのことはその容姿から、「天使様」と呼んでいる。
第8話にて、酒に非常に弱いことが判明。コップ一杯のワインで酔っ払っていた。しかも抱きグセもあり、だれかれ構わず抱きついて来たり甘えたりする。ジルからのセクハラに気を付けてもらいたい限りである。
しかし、これについては、時代上しょうがない所があるといえど、れっきとした未成年飲酒である為、ページ或いは画面の前にいる皆様は現代の法律を遵守し、未成年に於いての飲酒はやめましょう。(メリッサの場合も同様である。)
タルトという呼称について
元々、故郷では周囲から「ジャネット」という愛称で呼ばれており、自分のフルネームさえもうろ覚えだった。
リズとキューブ(キュゥべえ)に助けられた際、彼女は2人への自己紹介のため自分の名前を地面に書いて見せたのだが、誤って「Jehanne Tart」と書いたため、「ダルク」の部分が「タルト(正確にはタートの訛り)」と読まれてしまった。
「タルトというのはいい響きだ、そう呼ばせてもらいたい」とキューブが言ったこともあり、以降はタルトの呼び方が定着したのである。
なお、史実でもジャンヌ・ダルクは文盲で、筆記ができなかったとされている。公式に残っているジャンヌの署名は3通あるが「Jehanne」の名前のみである。一方姓については公式な記録ではさまざまあり、「Tart」もその1つである。
ソウルジェムの位置は胸元で、カラーは淡いピンク、形は十字架。変身中の姿は、清楚な純白の軽装甲冑。
危機に晒されたフランスを救うため、「フランスに光をもたらす力」を求めて魔法少女となった。
このため特定の願いではなく、純粋に魔法少女の力を欲して契約した形になっている。後年の日本には、同じように願った成見亜里紗(『魔法少女すずね☆マギカ』)という魔法少女もいるが、彼女は利己的な理由から力を欲しており、契約に至った経緯には大きな差がある。
キューブによると「規格外な力」の持ち主で、その願いにふさわしい強力な魔力の行使と破格の攻撃力・防御力を誇り、潜在的な魔力量を多く持つ。耐久力も高く、魔女の攻撃やボウガンのヘッドショット、大砲の弾の直撃を受けてもほぼ無傷でいられるほどである。
単行本第1巻のカバー裏において公開されたステータス表によると、「防御力」と「攻撃力」がグラフの上限値を突き抜けている。劇場版及び本作の単行本で公開された5人の中で、タルト以外に上限値を突き抜けているのは鹿目まどかと暁美ほむらの2人のみ、複数の能力値が突き抜けているのは複数の要因が絡んだ結果として生まれた「イレギュラー中のイレギュラー」であるまどかだけである事を考えると、生まれながらの因果のみで彼女に比肩し得る能力を持つタルトがいかに才能に恵まれていたかがわかる。
一方で、「持久力」は凄まじく低く、追加習得魔術に至っては測定不能とかなり極端なステータスとなっている。また、魔力の燃費の悪さが際立っており、大技を使用するに比例してソウルジェムの濁りも早くなる。初戦ではソウルジェムを大きく濁らせてしまっていたが、第7話でペレネル・フラメルから魔法で冶金した「クロヴィスの剣(エペ・ド・クロヴィス)」を授かり、それを媒介とする事で魔力消費の調整ができるようになった。
固有魔法として「光を操る能力」を持つ。地を抉り魔女を跡形もなく消滅させるなど非常に強力で、頭にイメージすることで「光の剣」や「光弾」など、光(=熱エネルギー)を様々な武器に具現化させるといった応用も可能。必殺技は剣を長槍に変化させて投擲し、高威力の攻撃を与える「ラ・リュミエール(光よ)」。
生来の平和主義のため、当時としては(現代においても?)珍しい固有武器を持たない魔法少女である。作中で振るっている剣は、魔法とは関係ない普通の武器である。
第14話では、フランス・パテーの地において行われたコルボーとの2度目の戦いの最中、敵味方問わず攻撃する彼女たちに対して初めて怒りを覚え、彼女達を敵と断じ、覚悟を決めたことで覚醒。コルボーを一瞬で吹き飛ばした。
この状態では軽装となり、一部の防具が浮いている姿に変化する。装甲が薄くなったものの、膨大な魔力から防御力がむしろ堅固になっている。そのほかの能力も軒並み上がっているが、魔力の消費量は悪化している。
この姿は、かずみのように、これまでの変身先の姿を上書きしたものではなく、さらなるものとなっている。そのため、彼女は、シリーズ初の(『魔法少女かずみ☆マギカ』でいうところの)2段変身を可能にした魔法少女である。
プロローグにて、かつて「聖女」「乙女」と謳われた彼女が「異端」「魔女」として火刑に処される中、絶望を抱かず「人」として運命を受け入れ、ソウルジェムを握りしめて過去を思い出す所から物語は始まる(この時の姿は円環の理が導いた時を彷彿させる構図となっている)。
タルトことジャンヌ・ダルクはフランス北東部の田舎・ドンレミ村に生を受ける。
幼少期は剣術の才もなく、読み書きすらも不自由な、平凡な田舎娘で、妹のカトリーヌともに敬虔なキリスト教徒として家族7人と共に平和に過ごし、村人からは「ジャネット」と呼ばれていた。
ある日、カトリーヌと共に光を見つけ、それが森の方に行くを見て森の中に入るが、そこでグリーフシードが孵化し、現れた魔女結界の中で魔女の口づけを受けた兵士に襲われる。そこへ現れたリズ・ホークウッドとキューブ(キュゥべえ)に助けられる。この際に、自分の名前をフルネームで地面に書いた際に、「タルト」と呼ばれるようになる。
タルトの高い資質を見込んだキューブは、タルトに契約の話を持ち掛けるのだが、当時叶えたい願いを持たなかった彼女は、「自分は人々を助けるような立派な人間ではない」という理由でその場では契約を辞退した。
当時は天然気味で、年相応のあどけなさがあった。ソウルジェムが魔法少女の魂そのものと知っても、「これこそ神の御業」ととてもはしゃいでいた。
しかしその3年後、リズ達が村を離れた際に、村がイングランド兵達に襲われてしまう。
カトリーヌや村の人々を喪ったタルトは、フランスに同じ悲劇が訪れないようにするため、戦争を終わらせ平和な時代をもたらすべく魔法少女として戦うことを決意。
「フランスに光をもたらす力を」と願い魔法少女になったタルトは、幽閉されているシャルル王太子を即位させ、荒廃した国を1つにまとめるため、行動を起こす。
後に魔法少女が魔女になることを知るも、「フランスが平和になるならば」と覚悟しているが、タルトの因果律があまりにも強大で、物事がタルトの思う通りの結果へと繋がることに対し、タルトの願いが達成された後がどうなるかに対し、リズは不安を隠せなくなる。
終盤、既にソウルジェムが限界を迎えていたものの、リズの願いに寄って魔女化が防がれていた事が判明。その力でイザボー・ド・バヴィエールを打ち倒すも、このままでは自身が呪いを振りまく存在となってしまう事を危惧し、自ら捕らえられ、火刑に処せられた。満19歳没。
期間限定イベント『時を超えて鳴らす鐘〜魔法少女たると☆マギカ〜』(2018年2月15日〜2月28日)の限定キャラクターとしてリズ・ホークウッド、メリッサ・ド・ヴィニョル、コルボーと共に参戦。時系列的には1429年当時(17歳)の彼女である。
タルトは期間限定ガチャ『時を超えて鳴らす鐘〜魔法少女たると☆マギカ〜第1弾』(2018年2月15日〜2月28日)の限定魔法少女として実装されており、通常のガチャでは入手不可能。
そして期間限定ガチャ『伝説の終わり、光の果て ~魔法少女たると☆マギカ~』(2020年6月19日〜6月29日)にて「タルトver.Final」が実装される。
どちらのタルトでも期間限定のガチャキャラということで非常に高性能。
なお、タルト役の堀江由衣は他にショップ&ガチャ担当キャラの八雲みたま役(さらにその後羽川翼が実装された)としても出演しており、内田彩(天音月咲&御崎海香役)、加隈亜衣(矢宵かのこ&メリッサ役)に続いて複数の役柄を兼任することとなった。
ゲーム上の性能(通常ver.)
初の光属性B三枚(通称ブラストゴリラ)で殲滅力に優れる。
周回性能はもちろんの事、ミラーズでも活躍する。
特にミラーズランキングではこころ、アルまどと組めば相手に悪夢を見せられる。
精神解放が実装されたことで精神解放できないキャラとできるキャラの能力差が広がり、限定キャラであるタルトは一時期パーティから外されることもあった。
が、2020年6月よりタルトも精神解放ができるようになった。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×2 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 18,720 | 6,916 | 6,936 |
★5 | Lv.100 | 24,260 | 8,976 | 8,998 |
コネクト「必ず守ってみせる!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ] & 防御力UP[Ⅶ] |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ] & 防御力UP[Ⅸ] |
マギア「ラ・リュミエール」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ] & HP回復(全) & 自身に呪い(1T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) & 自身に呪い(1T) |
技名の「ラ・リュミエール(La Lumière)」はフランス語で「光」を意味する。原作での魔力を大量に消費する描写の再現か、仲間を回復させる代わりに自身に呪いをかけてしまうというリスキーな必殺技。ホーリーマミなど、「相手が状態異常だとダメージUP」を持っている相手は天敵になりうる。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅸ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) |
専用メモリア「エペ・ド・クロヴィス」
ゲーム上の性能(ver.Final)
マギアレコードにて初めてのタイプ「エクシード」で登場。
EXスキルはアルティメット系と異なり自分だけのバフであるが、
自身の火力の底上げと呪いから身を守る効果がある。
ディスクは通常版と同じ構成でBが三枚である。
潜在アビリティでブラスト攻撃時MP獲得の効果があるので範囲攻撃をしながらマギアを狙えるとブラストゴリラとアクセルゴリラのいいとこどりをした非常に高水準な性能になっている。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×2 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 22316 | 7175 | 7209 |
★5 | Lv.100 | 28127 | 9055 | 9082 |
コネクト「あなたに光あれ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ] & 防御力UP[Ⅶ]& 確率でクリティカル[Ⅶ] |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ] & 防御力UP[Ⅸ]& 確率でクリティカル[Ⅸ] |
マギア「完全なるイレギュラー」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ属性強化ダメージ[Ⅴ] & Blast攻撃時MP獲得(自/2T) & MP回復(自) |
★5 | 敵全体にダメージ属性強化ダメージ[Ⅶ] & Blast攻撃時MP獲得(自/2T) & MP回復(自) |
第2マギア「ラ・ポルトゥ・ドゥ・パラディ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ属性強化ダメージ[Ⅸ] & Blast攻撃時MP獲得(自/2T) & MP回復(自) |
EXスキル「ブレッシング・アデプト」
魔力解放 | 効果 |
---|---|
『ダメージアップ状態[Ⅰ]& 呪い無効』のアビリティを所持 | |
最大 | 『ダメージアップ状態[Ⅱ]& 呪い無効』のアビリティを所持 |
『仮面生徒会の逆襲』
最初にいっておくが、今回のイベントはIF設定前提で行われている。
『聖乙女学園』の聖書研究会に所属している。
魔法少女ストーリー
- タルト
- 1話「放っておきません」
- これは、光をもたらすための戦いのさなかに、タルトが出会った"夢のフランス"での物語……
- 故郷の村をイングランド軍に襲撃され、両親と妹を失ったタルトの前に現れた「天使」は問う。君の願いはなんだい?と。タルトは答える。「フランスに光をもたらす力を!」と。そうしてタルトは魔法少女になった。だが思う。もしあの時違うことを祈っていたら今とは別の自分がいたのだろうか、と。
- ある村の近くで野営を立てるタルト達フランス軍。そこに補給に出かけていたメリッサが慌てた様子で駆け込んでくる。メリッサによるとイングランド軍の魔物に町が襲われているのだという。なかなか援軍が集まらない中、タルトは自分ひとりでも率先して行くと言う。リズもついて行くことになり、町の人々の救出へ二人は行くこととなる。
- タルトの魔法で砦にとりついていた魔物を一掃するフランス軍。しかし魔法のせいで地面に大きな穴が空いてしまう。穴は街道まで続き、そのせいで補給品が運べないとメリッサは困り顔。タルトは涙ながらに謝る。リズは言う。「まあ、町を守ることが出来たのだから良かったのではないかしら?」
- 私は……この国を救うと誓いました
- 2話「光をもたらす力」
- タルトが空けた大穴はなんとか修復された。が、リズは言う。「力を加減できればいいわね」と。
- タルトの魔法は威力も凄いけど魔力の消費も激しく、連発すればソウルジェムがすぐ限界にきてしまう、少しは加減も覚えないと人助けが出来なくなる、と。なんとかならないか悩んでいると、メリッサが「天使様なら何か知っているはずでは?」と言い、キューブに聞きに行くタルト。しかしキューブ曰くタルトの願いはあまりにも純粋で強すぎる、精度が要求されるような魔法にはもともと向いてないと言われてしまう。落胆するタルトに、キューブは、リズにはリズの、タルトにはタルトの役割がある、そのためにコンビを組んでいるんだろう?と言う。そのことを思い出し、リズに「二人で頑張りましょう!」と明るく言うタルト。リズは苦笑しながら同意して見せた。
- なんだか周りが騒がしいと思ったら、砦にまた魔物が現れたという。リズと共に砦へ向かうタルト。様子がおかしいと思いきや、二人は魔女の結界に取り込まれてしまった。
- リズと二人で魔女の手下を倒したタルト。だがリズの表情は険しい。こうして立て続けに襲われるからには、町か砦に秘密があるのかもしれない、と語るリズ。砦の城主に聞くと、この町では何十年かに一度、魔物が押し寄せる呪われた季節訪れるのだと。魔物達を率いるのは目に映らない巨大な怪物、"黒雲の魔女"と呼ばれるものだと。その話を聞いて、それは超大物の魔女の仕業だと見当をつけるリズ。さらに城主は言う。この町が襲われるのは"少女の呪い"ゆえであると。
- 少女の呪い――それは町の抱える後ろ暗い過去。あるとき町は襲撃にあい滅びようとしていた。だがそんなときある少女が天に祈りを捧げた。祈りは届き町に奇跡が起きた。しかしその後魔法を使う少女は異端の魔女として投獄される。やがて月日が経ち、少女の牢から巨大な怪物が飛び立ったという……その怪物こそ"黒雲の魔女"と呼ばれる者であった。
- リズとタルトはその少女は自分たちと同じ魔法少女であると確信し、現れた黒雲の魔女を迎え撃つ体勢をとるのだった。
- なんだか街中も慌ただしいみたいですね
- 3話「聖女の理由」
- 黒雲の魔女が迫ってきた。リズは恐ろしい敵だ、勝てるかどうかも分からないというが、タルトは「それでも私、戦います!」と意気込みを露わにする。そして寂しそうに言う。「彼女は……私と同じですから」
- かつてタルトの村も襲撃にあい、滅びようとしていたとき、タルトの前にキューブが現れ契約を迫る。もしかしたら自分もあの時同じことを願ったかもしれなかった……だから黒雲の魔女は私とは違う願いを抱いて魔法少女になった、もうひとりの私の姿だと言う。だから彼女の絶望と向き合ってその運命を見届けようとするタルト。
- その巨大な魔女に、リズは負傷させられてしまう。タルトは、かつて町を守ろうとして消滅を願った少女の願いを私が叶えると言う。そしてタルトの大技「ラ・リュミエール」が魔女を貫く……魔女は消滅され、町を守ることが出来たが、「これでよかったんでしょうか?」と不安顔のタルトにリズは町を守れたからいいじゃないと答える。そして空には太陽が昇り辺りは明るくなった。
- 一件落着……のはずが、タルトが空に向けて魔法を放ったせいで、物見の塔がまるごと消えてしまった。涙ながら謝るタルトに、メリッサから町の人たちは無事との連絡が入り、タルトとリズは胸をなで下ろす。タルトの活躍のおかげで、どっちつかずだった砦は完全にフランスのものとなり、補給品の調達が楽になるとメリッサは笑顔で言う。タルトの献身がこうして味方を増やし、彼女の生まれ持つ因果を更に巨大にしていくだろうとキューブは言う。
- フランスの野営地に戻ったタルトにリズは問う。「もしソウルジェムが濁りきって魔女になるとき、私たちはなにを望むかしら?」と。だがタルトは既に寝ていてきいていなかった。しかし寝言で「リズ……ありがと」と言われたリズは、そんな彼女を見て、「聖女と言うより、無邪気な子供ね」と笑って言うのであった。
- 進みます……たとえ何があろうとも……
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