大砲サイズの巨大な銃を生み出して、相手を撃つ大技。
銃の形状は登場毎に異なっており、ハンドガンのバレルを超巨大化したようなものもあれば、固定砲台のようなものもある。
イタリア語表記は" TIRO FINALE "(=最後の射撃)
元々アフレコ収録直前までは「アルティマシュート」という名称になるはずであったが、「さすがにネーミングが酷すぎる」という理由で、収録スタジオで虚淵玄本人がネットで検索して意味が同じで響きのいい言葉ということでイタリア語で「最終砲撃(とどめの一撃)」という意味の「ティロフィナーレ」へと急遽変更を行い、その際の伝達ミスからかマンガ版初版では「フィロ・フィナーレ」という名前になっている。
なお、この時点ではまだ絵が出来上がっていなかったため、ほむらの楯や杏子の槍のように外観が異なっており、銃のサイズもアニメと比べて控えめとなっている。
なお、最新の版ではマンガ版もテレビ版に合わせて「ティロ・フィナーレ」に修正されている。
なお、本作に登場する魔法少女で必殺技を持ち、必殺技名を叫んでいるのはマミさんのみである。
これは、脚本家が『まどか☆マギカ』を普通の魔法少女アニメと錯覚させる為のトラップだと思われる。
一方で、フィニッシュブローと呼べるモノを持っているのはマミさんだけ(厳密には杏子やさやかにもそれに類する物はあるのだが、双方共にTV本編の周回では現状では使用不能)であり、大技を有していることは戦闘において大きなプラスとなる。
マミさんが強力な魔法少女であることの指標の一つであるという考え方もできる。
ドラマCDやPSPゲームではティロ・ボレーという技も使用している。こちらはティロフィナーレのような巨砲による攻撃ではなくマスケットの複数召喚による同時4連射攻撃。他に同時2連射の「ティロ・ドッピエッタ」という技もある。
現状
なお、外伝作品の『魔法少女かずみ☆マギカ』では魔法少女たちが技名(?)を普通に叫んでいるが、これはカズミがかつてマミから助けられ、その影響であることがのちに判明している。
カズミ「私を助けてくれたお姉さんにならってイタリア語で考えたんだよ!」
また、2011年8月現在、本編の他の魔法少女たちにも(恐らくは巴マミ命名の)イタリア語名の必殺技があることが判明。
「スクワルタトーレ」" SQUARTATORE "(=切り裂き魔)(美樹さやか)
「ロッソ・ファンタズマ」" ROSSO FANTASMA "(=赤い亡霊)(佐倉杏子)
「フィニトラ・フレティア」" FINITURA FRECCIA "(=仕上げの矢)(鹿目まどか)
※本当のイタリア語では正確にはフレッチア。また、英語読みするなら「フィニトゥーラ・フレシア」
……と、時間操作に特化しすぎて攻撃的な魔法を持たない暁美ほむらが残された状態となっている。
そして2012年3月発売のPSP版ゲームではほむらにも必殺技名が設定されると思われたが……
攻撃手段のほとんどが近代兵器による攻撃であり、コマンド上便宜的に付けられた「クロックアップ」「クロックダウン」と改変後の世界での技であった「侵食する黒き翼」と「マジカルアロー」くらいしか、明確な魔法による攻撃方法が存在していないというまさかの結果となった。
(つまりは他の四人のような技名を叫ぶ系の必殺技は最後まで設定されませんでした。)
その後、2013年12月19日発売のPSVITA版劇場版 魔法少女まどか☆マギカ The Battle Pentagramでは絆値を高めてコンビネーションマジック習得する際、マミとのイベント時にはマミが合体魔法名を考え、使用時に叫ぶように言うシーンがある。
これには勿論ほむらも含まれる為、めでたくマミの弟子筋にあたる魔法少女四人が全員必殺技を叫ぶ事となった。
全員の絆値が最大になっているとワルプルギスの夜戦で5人での合体魔法「セイクリッド・ペンタグラム」が使用できるが、命名者は不明である。
叛逆の物語では(ネタバレ)
映画の前半では全く使われず、今回は出ないのか?とも思われたが、魔女と化したほむらの結界を破る時に使用。
とは言っても以前の様にマスケット銃から作りだした大砲ではなく、まさかの列車砲での発射となり、ネタが公式になった瞬間であった。
漫画版では列車砲ではなかったが、複数の砲門を持つ要塞のような外見となっていた。
公式ガイドのイヌカレー設定画によるとティロ・フィナーレ(特盛)となっている。
・ネタ画像
・叛逆の物語
<画像を見つけた方がいましたら、追加お願いします。>
威力がヤバイ(管理局の白い悪魔のSLBといい勝負)(中の人ネタ)
どうやら正式に魔砲少女になったようだ。
マギアレコードに至っては
もちろん通常のマミについてはマギアとしていつも通りのティロ・フィナーレを使うことが可能。さらにクリスマスガチャ限定のホーリーマミではマギアがティロ・フィナーレ ホーリーナイト、更に礼拝のドッペル(マミ命名:フローレンス)の力を行使することで、ドッペルの砲塔から巨大な球体を発射するティロ・セントドッペリオンが登場している。
アニメ1期5話では環いろはが発現したドッペルから七海やちよ、由比鶴乃を守るために放ち、ドッペルを撃退した。
続くアニメ2期7話ではホーリーマミの姿でティロ・フィナーレ ホーリーナイトを放つ。
そのアニメ版を元にしたゲーム版の派生「ホーリーマミ アニメVer.」はマギアで1期13話のシーンを流用したティロフィナーレ・リベレーション。第二マギアで2期7~8話のシーンを流用したティロフィナーレ・サルヴェッツァを使用する。
scene0 ver.の超マギア「プレヴェヌート・スフィラータ」は叛逆の物語のティロ・フィナーレ(特盛)そのもの。ちなみにまばゆとなぎさも登場している。
関連タグ
ティロ・ボレー ティロ・フィナーレ(物理) アルティマシュート
マスケット銃 大砲 銃 拳銃 巨大武器 ラストシューティング ティロ・フィナーレ(ちくわ)
ベルカービィ・・・よく似た名前の技を持っている。
キュアフィナーレ・・・11年後に登場したヒロイン。彼女とは金髪繋がり。