概要
人間サイズのキャラが持っている場合、大きいものになると全長数十メートルほどのものもある。
少なくとも2メートル程度か、1.5メートル程度でも相当な重さがありそうなら許容されるようだ。
現実には存在しない、あったとしてもそんなの振り回すヤツがいてたまるか。
理屈の上では、巨大ロボット・巨人などがその体の大きさに見合った武器を持っていても巨大な武器だが、このタグは付かない。やはり相対的に無理がある大きさの武器を持ったり振り回したりするところがポイントである。
ところで、昨今の日本のマンガ・アニメ系カルチャーでは
「華奢な体躯の人物(主に女の子)+巨大武器」という組み合わせが「ギャップ萌え」としてお約束の一つになっている。
一方アメコミ等では「筋骨隆々でなければ巨大武器を使えるわけが無い」と言う「常識」を主張する。
この辺りのギャップは志葉薫が烈火大斬刀を蹴り上げながら使用した例などが埋めてくれてはいるだろう。
実際の有用性について
普通、刀剣というものは柄から切っ先までの長さと重量に比例して威力が上がるものなので、振り回せればその高い攻撃力が利点となる。
ただしこれはあくまでも「扱えたら」と言う話。現実に存在する通常より少し長く重い大太刀や大剣など(これらのオーバーサイズ版が巨大武器のスタンダード)ですら扱いの難しさから玄人向けである。
それ以外でもランスは体に固定した状態で馬に乗って突撃するときにしか使えず、パイクはランス突撃に対抗して地面に固定した状態で待ち構えると言う様に、限定された環境においてしか本領を発揮できず、どちらも乱戦になれば投げ捨てられて通常サイズの武器に持ち替えられてしまう。
一方、創作巨大武器はアメコミ的な筋肉もりもりマッチョマンだとしても、冷静な目で見れば持ち上げるのすら無理がありそうなサイズが大半である。
しかも、棒状の物体はてこの原理が働くため、例えば普通に中段の構えをしただけでも腕力に関係なく前につんのめる(重心の関係でかなり後ろに仰け反らないとバランスが取れない)。足から30cmぐらいの長さスパイクを生やすなら筋肉で誤魔化せなくもないが、当然そんなスパイクを一歩毎に「根元まで」突き刺しながら走るなんての不可能だろう(根元まで突き刺す以上、踏み締めるように歩く必要がある)。
まあ、早い話がそんなもんを振り回せるパワーがあるならそのへんの岩や瓦礫を投げつけるだけ…と言うか素手で殴るだけでも十分強いと言うことになる。
では何故創作の世界でこれほど隆盛をみせるのか、それはロマンである。
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