概要
ロマン武器とは、見栄を重視したカッコよさの具現である。
解説
見かけ倒し又は使用が出来たとしても短所の方が多い“欠陥”武器の事を差す。
タグとしての用例は少ない。
一般的な認識としては「実用性皆無・高威力」の武器。
仕様や戦術に格段の制限を持ちながら、それを克服して打ち込まれる一撃は、敵を一瞬で沈黙させる事の出来る武器であり、見事に決まれば快感である。
また特殊な機構によって、運用者に高いスキルを求めたり、物理的に実現不可能な武器なども浪漫武器と呼ばれる。
相手も命中まで棒立ちしてくれないため、いかに相手を自身に有利な環境に引き込むかといった駆け引きも必要となる。
逆に「高威力」である点が抜けてしまうと「ただの使い勝手の悪い武器」となり、余程の舐めプや手加減でもなければロマンも無いため産廃・ゴミ・ネタ武器などと呼ばれたり、メリットがなくそもそも使われない。
ロマン武器の仕様例
- 扱いづらいが威力は大きい。ロマン武器がロマンたる最大の魅力。作品によっては相手の防御や装甲を無視した一撃必殺である場合も。
- 至近距離まで詰め寄らないと当たらない近接武器や、逆に着弾時の衝撃や爆風が大き過ぎて自身や味方を巻き込む等、射程が極端過ぎる。
- 反動が大きすぎる、射撃時に自身の位置を大きく暴露してしまう。(後者は対戦車兵器などはよくある)
- 堅牢な拠点や超大規模兵器の破壊、衛星軌道からの狙撃等、使用環境が限定的過ぎる。
- 暴発・暴走の危険性がある、放射線等の有害物質をばらまく等使用者に危険が及ぶ。
- ロックオンが必須(必須でなくとも、そのままでは命中率が低い)、なおかつ完了までの時間が長い。
- 高威力の代わりに弾速が遅い・弾頭が大型など、回避・迎撃されやすい。
- 脳波コントロール、特殊なビーム、万有引力の緩和による浮遊、伸縮自在な金属の使用等、攻撃機構・手段が現実を突き抜けている。
- 大き過ぎるせいで携行性や取り回しに不自由。また機体バランスや操縦特性を大きく損なうなど、不利にしかならない。または重量過多となる。
- 使用に準備や展開時間、莫大なエネルギーを要する。またそのせいで攻撃可能となるまでのタイムラグも長いなど即応性がない。
- 連射が利かない。リロード時間が長い・冷却時間が長い・またはすぐにオーバーヒートしてしまうなど、使用後に大きな隙ができる。逆に早すぎて瞬間火力は高いが即座に弾切れなど。、
- 携行可能弾数が少ない。威力に対してパーツが脆弱である、専用弾が奇跡的に製造が出来ただけ等の理由から「一発しか」使えない場合も。
- 特に特徴的な外観を持っていた場合、相手に戦略や意図を見抜かれ、対策を講じられやすい。
- 実用性こそ低くないものの、操作性に難がある為、簡便さを欠いて万人受けしない。
- 入手できれば便利に活躍できるのは間違いないが、入手条件下は非常に厳しく莫大な時間やコストや運を要する。
まとめ(五十音順)
- 歩く火薬庫
- 移動要塞
- 黄金銃
- オーバードウェポン
- オルガニックフォーメーション
- 合体
- ガンブレード
- ガンランス
- 巨大武器
- 巨大ロボット
- 空中戦艦
- 空中要塞
- 鋼線
- サテライトキャノン
- 斬馬刀
- 蛇腹剣
- 潜水空母
- 地底戦車
- ドリル
- 二挺拳銃
- 伸びる腕
- ハイメガキャノン
- パイルバンカー
- バスターソード
- バスターランチャー
- 波動砲
- ハンドキャノン
- ベクターキャノン
- 変形
- 勇者シリーズの必殺武器(ある意味、ロマン武器の総決算市)
- ライトセイバー
- 陸上戦艦
- 両剣及び双刃刀
- ロケットパンチ