リロード
りろーど
銃の運用において、弾丸を撃ち尽くした銃に、新たな弾薬を装填(そうてん)することを指す。
ゲームの場合も同様に弾薬の再装填で使われるが、銃以外の武器や攻撃行動全般のクールタイムの意味で用いられることもある。
拳銃では「ニューヨークリロード」と呼ばれる弾切れとなった銃に新たな弾薬を装填するのではなく、バックアップガン(予備の銃)へと持ち替えるテクニックがある。弾数が少なく装填作業が少し面倒なリボルバーにおいて考案されたテクニックとされている。
自動拳銃や自動小銃、ボルトアクションライフル等で、着脱式弾倉の交換や装填補助用クリップを使用しての装填ではなく排莢口から1発の弾薬を入れて装填を行う事は「チャンバリング」とも呼ばれているが、元々は一般的な装填方法だったこともあって呼び方は一定しておらず、「ブリーチ(銃尾)ローディング」といった本来の意味では間違っている呼び方が普通にされることもある。
ショットガンではチューブマガジンを備えたモデルでのグリップから手を放さず即座に射撃可能な状態で行う装填は「コンバットリロード」、クアッドロード等のようにグリップから手を放して即座に射撃できない状態で行う装填は「コンペディションリロード」と呼ばれている。弾切れ状態で排莢口からの装填は「エマージェンシーリロード」と呼ばれている。
素早く装填作業を行ったり、スピードリロードやタクティカルリロードの事を「ファストリロード」と呼ばれる事もあるが、転じてレディマグやシェルホルダー等を取り付け銃本体に弾倉や弾薬保持し、それらから交換・装填する事をファストリロードと呼ぶこともある。
こういったテクニックの呼び名は統一されておらず、同じ単語でも発言者や銃の種類が異なると意味が変わる事があるので注意が必要。
デジタル用語では、データの再読み込みを指す。
作品タイトルなどでは、再始動(ReStart)や再起動(ReBoot)と混同して使われることもある。