概要
チューブマガジンのショットガン、とくに半自動式のものは通常の箱型弾倉を採用したライフル等と違って基本的に弾薬を一発一発込める必要があり、弾薬の消費の速さも相まって非常に時間がかかってしまうため、その解決法として作られた技法。
腰のショットシェルホルダーや胸のチェストリグ等から弾薬を4つ掴み、銃本体を逆さにして2発ずつ装填する。
2発ずつ手に掴んで行う場合は「デュアルロード」と呼ばれる。
また、手が大きな人でなければできないが、6発掴んで行うさらに高難易度なヘキサリロードも存在する。
通常のショットガンはローディングゲートの先が指に引っ掛かってリロードが遅くなってしまうため、そこを削りこむカスタムはほぼ必須となっている。
また、掴む際の手間を減らす為、2列2本並べた形で保持するシェルホルダーを用いる事が多い。
ピストルグリップのタイプのショットガンではできないこともないが、やや難易度が高い。
主に3ガンマッチといった競技に用いられる技法であり、根本的にショットシェルホルダーを装備していないと行えない、装填作業中はグリップから手を放して射撃不能になる為、この技法は軍や警察等では採用されていない。
エアソフトガンでは、マルゼン製等のライブカート方式のショットガンのエアソフトガンであれば実銃同様に行うことができる。
スポンジダーツ式のものではUDL社等が出しているXM1014等がシェル内にスポンジダーツを装填する構造となっているので実銃同様に可能となっている。
日本ではジョン・ウィック:パラベラムでキアヌ・リーブスがベネリM2で行ったことで知名度を上げた。