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ジョン・ウィック

じょんうぃっく

キアヌ・リーヴス主演の映画シリーズのタイトル、またはその映画内に登場する主人公。
目次 [非表示]

「見惚れるほどの、復讐。」


主人公については⇒ジョン・ウィック(キャラクター)を参照


概要

キアヌ・リーブス演じる元凄腕の殺し屋の活躍を描く映画シリーズ。サミット・エンターテインメント製作。


監督を務めるチャド・スタエルスキを始め、リーブスの出世作『マトリックス』に参加していたスタッフを多く招聘し、同作よろしく香港映画のカンフーやガンアクションはもちろん、その他数々のマーシャルアーツ、さらにマカロニ・ウエスタンや日本の殺陣の要素までをふんだんに研究し詰め込んだ、超贅沢なアクション映画

殺し屋専用の「コンチネンタルホテル」の存在や、これを軸にして蠢く裏社会、ワインの代わりに銃器を見繕うソムリエ風ガンスミスなど、グラフィックノベルを思わせる外連味溢れた舞台設定や画作りも特徴。

その爽快さに重点を置いたリアルさと外連味が合わさったガンアクションシーンはアクション映画界の一世を風靡した。

ジョンがたった1人で何百人もの殺し屋を倒すという内容に対して「リアリティがない」という批判もあるが、スタエルスキは「キアヌと僕はジョークをやっているんだから」と答えている。


かつて『スピード』や『マトリックス』で一世を風靡しながらも2000年代後半以降はあまりぱっとせず、近年では公園でのぼっち飯写真や『47RONIN』の大失敗などがいじられるばかりとなっていたキアヌだが、今作はアクションスター復活の一作として高い評価を獲得。2023年までに4作品が公開された大人気シリーズとなった。


なお、ここまで大きなフランチャイズとなったジョン・ウィックシリーズだが、1作目の時点ではプチヒット程度の興行収入で続編を作る予定は存在しなかった。しかし、米国外での公開後の口コミでじわじわと評価を上げていったことで続編が決定したという経緯があり、2作目以降は予算も増えた豪華な作りになっていき、興行収入も右肩上がりとなっていった。


今作と、同年に登場したリブート版『イコライザー』以降、アクション映画における「舐めていた相手が元最強の○○(主に殺し屋や軍人)だった」系ジャンルの作品が増えていくことになる。


シリーズ

ジョン・ウィック

2014年公開。

愛する妻に先立たれ、彼女が遺してくれた子犬、そして昔からの愛車(フォード・マスタングの1969年型)と共に静かに暮らしていたジョン・ウィック。しかし、これに目を付けたチンピラ達に強盗を仕掛けられ、車を奪われた上に子犬を殺されてしまう。

復讐に燃えるジョンは、決別したはずの裏稼業へと再び復帰することを決意する。

一方、チンピラのリーダーであるヨセフの親にして、ロシアンマフィアの大ボスであるヴィゴは、息子がしでかしたことに気づいて青ざめていた。ヨセフが何も知らずに強盗を働いたジョン・ウィックという男こそ、かつて不可能と言われた暗殺任務を成し遂げてヴィゴを今の地位に押し上げた、伝説の殺し屋「バーバ・ヤーガ」だったからである。


ジョン・ウィック:チャプター2

2017年公開。

静かな暮らしを取り戻したはずのジョン・ウィックのもとに、イタリア系マフィアの幹部サンティーノが訪れる。かつてジョンが裏社会から足を洗うために彼と結んだ「誓印」の約束を今こそ果たしてほしいというのだ。

今度こそ裏社会から決別しようと決めていたジョンはこれを断ったものの、激怒したサンティーノによって、妻との思い出が詰まった家を爆破されてしまった。

裏社会に生きる人々にとって、「誓印」は何にも優先されるべき絶対の約束だった。諦めたジョンは、サンティーノへの復讐心を胸に秘めながらも、彼からの依頼を引き受ける。


ジョン・ウィック:パラベラム

2019年公開。

「コンチネンタル・ホテル」のルールを破ってしまい、全世界の殺し屋達から狙われる羽目になったジョンは、どこに敵がいるかわからないニューヨークの雑踏をひたすら逃げ回る。

一方、彼の追放処分に温情から猶予を与えたことを咎められ、ニューヨーク・コンチネンタルの支配人であるウィンストンもまた思わぬ窮地に立たされていた。


ジョン・ウィック:コンセクエンス

2023年3月公開。日本では同年9月22日公開。

前作ラストで姿を消し、主席連合への復讐を誓ったジョンは、主席連合の首長を殺し、旧友シマヅが支配人を務める大阪コンチネンタル・ホテルに潜伏していた。主席連合の新たな首長となったヴィンセント・デ・グラモン侯爵は、やはりジョンの旧友であるケインを刺客として放つ。ウィンストンも、ジョンを生かしていたことを理由にNYコンチネンタルの支配人を解任された上、ホテル自体も壊されてしまう。

本作では、ジョンと旧知の仲であるヤクザ・シマヅ役で、『47RONIN』でもキアヌと共演している真田広之が出演する。大阪のコンチネンタルホテルが舞台として登場する。


スピンオフ

ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から

2023年配信のドラマシリーズ。全3話。日本ではアマゾンプライムビデオにて配信される。

本編シリーズの前日譚に当たり、ニューヨーク・コンチネンタル・ホテルの過去、若かりし頃のウィンストンの戦いが描かれる。


バレリーナ(仮題)

2024年以降公開予定の映画。

『パラベラム』に登場した、バレエ団を装った暗殺集団「ルスカ・ロマ」に焦点を当て、バレリーナにして暗殺者の主人公が、家族の仇と戦う物語となる。

キアヌ演じるジョン・ウィックをはじめ、ウィンストンやシャロンなど本編シリーズのメインキャラクターも登場する。


主要キャラクター

複数の作品に登場したキャラクターのみ記載する。

  • ジョン・ウィック:主人公。「バーバ・ヤーガ」と渾名される凄腕の殺し屋。
  • ウィンストン・スコット:ニューヨーク・コンチネンタルホテルの支配人。
  • シャロン:ニューヨーク・コンチネンタルホテルのコンシェルジュ。
  • バワリー・キング:裏社会の情報組織の王。

用語

  • コンチネンタル

殺し屋達をサポートする世界的な巨大秘密機関。殺し屋専用の「コンチネンタル・ホテル」を軸に、ソムリエじみた武器商人、強靭な防護服を仕立てるテーラー、遺体処理を請け負う出張清掃業者など、殺し屋向けに数多くのサービスを提供している。

独自の通貨圏を構築しており、サービスへの支払いには「金貨」が用いられる。


  • コンチネンタル・ホテル

世界各地に存在する、殺し屋向けにコンチネンタルが運営するホテル。コンチネンタルのサービスを自由に受けられる。

主席連合によって「ホテル内での殺人」が厳しく禁じられており(聖域指定)、これを破った利用者はコンチネンタルの顧客リストから追放された上、粛清されることになっている。ダイアゴン横丁のように隠れているわけではなく、街中に堂々と立っている。

主な舞台となるのはニューヨークのホテル。ほかにモロッコローマのものも登場する。第4作『コンセクエンス』では日本・大阪のコンチネンタル・ホテルが登場。


  • 誓印

コンチネンタルで最も重いとされる契約。2人の契約者が一つずつ条件を約束し、お互いに必ずこれを履行しなければならない。破ったり、契約者を殺したりした場合はやはり規約違反として厳しい処分が待っている。

互いの血で捺印した契約書をメダル型のケースに入れて保管する。

ジョンはサンティーノ(チャプター2のヴィラン)とこれを結んでおり、彼の協力を得たことで無事にカタギへ戻ったが、上述の通り自身も条件達成を迫られることになる。


  • 主席連合

世界中の犯罪組織の連合体。12人の「主席」と呼ばれる実力者達が、最高意思決定機関として君臨しているらしい。言及されている限りでは、イタリアンマフィア、ロシアンマフィア、チャイニーズマフィアが名を連ねている。

コンチネンタルも彼らの影響下にある様子で、コンチネンタルホテルを聖域として指定しているのも主席連合。ゆえに解除することも可能であり、『パラベラム』『コンセクエンス』では、ジョンを殺すためだけに聖域指定を解除した。


余談

Fortniteに登場するザ・リーパーに酷似しているとの話があったが、このジョン・ウィックコラボによって元モデルになった可能性が大きくなった、と言うか本人がFortniteの世界に参戦した。


Fortniteコラボ

すべての行動には結果が伴う。


『パラベラム』公開によるコラボキャラとしてシーズン9で登場。

アイテムショップで購入可能。

ジョン・ウィックセットの一部で本人とバックアクセサリのアサシンパックのセットが2,000V-Bucks、収集ツールのシンプルスレッジは500V-Bucks、エモートのシーイングユーとブレッドプルーフは200V-Bucks、ラッピングのアサシンは500V-Bucks。


ウィックズバウンティチャレンジ

クリア報酬はバックアクセサリ、ゴールドトークン。

チャレンジ報酬のグライダー、ワンショットはウィークチャレンジのマッチに勝利することで、ラッピングのブギーマンはウィックズバウンティのマッチを5回するだけでもらえる。


関連イラスト

映画好きのpixivユーザーからも、この作品を用いたパロディイラストが多々ある

C.A.R.systemジョン・ウィック

ジョン・海未ック


関連タグ

キアヌ・リーブス

映画 / 洋画 / アメリカ映画 / アクション映画 / 映画の一覧


イコライザー:類似した作品。

破れ傘刀舟悪人狩り:いわば日本版ジョン・ウィック。


外部リンク

ジョン・ウィック - Wikipedia

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