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陸上戦艦

りくじょうせんかん

陸上戦艦とは、アニメ・漫画・ゲームなどに登場する架空の艦船。
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概要

架空戦記SF系の作品に登場するが、作品によっては「地上戦艦」や「砂上戦艦」とも呼ばれることがある。
登場する作品によっては、概ね強力な武装を装備し、砂漠などを含めた陸上を走行する。
中にはホバー機構で水上も走行可能であったり、人型機動兵器(ロボット)を搭載していたりもするため、実にロマンを掻き立てられる兵器と言えるだろう。
超大型の戦車などに、陸上戦艦という異名が付くこともある。

そう、陸上戦艦など現実には存在しない…はずだったのだが…

実は大真面目に検討されてついに実用化されてしまった事がある。
何を隠そう、戦車である。

時は1915年。第一次世界大戦は凄惨な塹壕戦になり、塹壕に備えられた鉄条網と機関銃が無数の歩兵の命を吸い続けていた。

この状況を打開するため、各国は新しい戦術や兵器の考案に迫られていたが、その中でイギリス陸軍のスウィントン中佐はH・G・ウェルズのSF小説『陸の甲鉄艦(The Land Ironclads)』に着想を得て)、無限軌道式トラクターをヒントに、装甲を持った戦闘車輌を考案した。このアイデアは当の陸軍では却下されてしまうが、なぜか海軍の目に留まり、1915年3月、時の海軍大臣チャーチルにより「陸上軍艦委員会」が創設され、超壕兵器「陸上軍艦(Landship)」の開発が始まった。
これが後に戦車の祖とされるマークⅠ菱型戦車の始まりである。

その後の戦車の進化は個別記事を参照していただきたいが、進化の途中には多砲塔戦車なんてのも出てきたりして、実際の洋上の艦艇とは大きさが相当差があるものの、やっぱり陸の軍艦の影響が多少なりともあったのかもしれない。

構想のみながらも、実際に計画された陸上戦艦!

第二次世界大戦中、ナチス政権下のドイツは戦車大国として知られているが、
実は、後世の「陸上戦艦」の元祖ともいえる、奇抜かつ奇想天外な超巨大戦車の構想が既に成されていた!

その名を「ラーテ」といい、

ラントクロイツァー P.1000 「ラーテ」


カタログスペックながらも、重量約1,000トン、全長35m、全幅14m、高さ11m
極めつけは、砲塔にシャルンホルスト級巡洋戦艦の主砲から中砲を廃止した28cm 2連装砲を搭載する予定だったため、いかにとんでもない兵器だったかがよくわかる。

もしもこれが実戦投入されていたら、ナチス・ドイツにとっては文字通りの巨大なプロパガンダの材料になっていたことは容易に想像できアメリカイギリスソビエトなどの陸戦隊を大いにビビらせ、恐怖のどん底に突き落としていたであろうが……。
さすがに、「技術的に無理!」ということで、計画倒れに終わった。そもそも、作れたとして、自走できたかどうかが怪しい
むしろ、巨大過ぎるがゆえに取り回しが利かない、さらには、故障や落下などによる大惨事も想定される、もっと厄介なのは、近場にありそうなぬかるみにハマっただけで動けなくなる可能性も高かった、などの運用面の問題から、1944年にようやく軍需大臣のアルベルト・シュペーアが計画を正式に破棄。……いや、遅いよ

ただし、それでも、後世の架空戦記における「陸上戦艦」の礎的な存在であることに変わりはないと言えるだろう。

ちなみに、これよりまだ上のイカれた計画が存在する。
興味のある方は80cm列車砲ドーラを搭載したP-1500モンスター超重戦車で調べてみるといいだろう。

余談だが、ぬかるみ云々は現実世界での巨大人型兵器運用を語る際には必ず取り上げられる問題である。自重60tのモビルスーツがあんな細い脚で走り回ろうものなら、アスファルト道路を一発で踏み抜くだろう(逆に『W』勢は風に飛ばされるほど軽いが)。

陸上戦艦(地上戦艦)が登場する主な作品

アニメ

機動戦士ガンダムシリーズ
戦闘メカザブングル
コードギアス
装甲騎兵ボトムズ

ゲーム

戦場のヴァルキュリア
鋼鉄の咆哮
ゼノギアス
ワイルドアームズ4
第四の黙示録
聖剣伝説2
ロマンシングサガ2
シャイニングフォースシリーズ
LUNARシリーズ
メタルマックス/メタルサーガシリーズ

似て非なるもの(?)
エリア88:戦艦ではないが地上空母が登場。
機神兵団多砲塔戦車とされるが規模は戦艦並み。
超力兵団大正時代に計画されもちろん却下されていたが、オカルトに頼った結果それよりもとんでもないものが完成してしまう。

関連タグ

戦艦 / 戦車 / ランドシップ
宇宙戦艦 / 飛行戦艦 / 空中戦艦
SF / オーバーテクノロジー / 架空戦記 / ラーテ

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