概要
『女神転生』シリーズのうち、『デビルサマナー』シリーズの第3作目にあたる。
メガテン作品の多くが、現代から近未来が舞台だったのに対し、本作は「大正二十年」という架空の帝都・東京が舞台。このため従来のシリーズにないレトロな雰囲気になっている。
コンピュータなどは登場せず、主人公のライドウは悪魔を封印し使役する悪魔召喚師(デビルサマナー)。
一部だけ、軍事機器やロケットなどオーバーテクノロジーもとある理由で存在する。
また、システム面では、シリーズで初めてアクション戦闘を採用している。
原案・メインキャラクターデザインは金子一馬、ディレクターは山井一千。
ストーリー
大正二十年。和の文化に刺激的な洋の文化が流入し急速に発展していた時代、「悪魔」と呼ばれる異形の者たちが帝都を脅かしつつあった。
悪魔召喚師・十四代目「葛葉ライドウ」を襲名した主人公は帝都守護の任を請け負い、表向きは探偵見習いの学生として暮らしつつ、裏の顔はデビルサマナーとして悪魔の関わる怪事件を解決していく。
ある日、帝都で探偵社を営む鳴海とその部下である葛󠄀葉ライドウの下に、一件の依頼が舞い込む。依頼主の少女、大道寺伽耶は二人に「私を殺して下さい」と告げる。そしてその真意を聞けぬまま、伽耶は鳴海とライドウの眼前で赤いマントの憲兵によっていずこかへと連れ去られてしまう。捜査の中で明らかになる伽耶の家に伝わる奇怪な伝承、事件の背後に潜む怪しげな影の存在。行く手を阻む数々の怪異を仲魔を駆使して切り抜け、ライドウは国家を揺るがすことになる事件の真相へと迫っていくのだった。