葛葉ライドウ
くずのはらいどう
デビルサマナーシリーズ3作目にあたる『デビルサマナー葛󠄀葉ライドウ 対 超力兵団』、4作目の『デビルサマナー葛󠄀葉ライドウ対アバドン王』でも主役を務めている他、漫画『デビルサマナー葛󠄀葉ライドウ対コドクノマレビト』などの派生作品や他シリーズへのゲスト出演も複数ある。
昨今のRPGとしては珍しく、主人公が変わらずに続投した新作が作られているキャラクターである。
デビルサマナー(=悪魔召喚師)の中でも名高い存在の葛葉四天王、その一角である『葛葉ライドウ』の座を十四代目として受け継いだ少年。
多数の候補者が命を落としていった襲名試験を若くして合格すると、極めて高い実力の持ち主。
「弓月の君高等師範学校に通う書生」「鳴海探偵社の探偵見習い」「葛葉ライドウの十四代目を務めるデビルサマナー」「超國家機関ヤタガラスと提携している帝都の守護者」の4足のわらじを履く、肩書がやたらと多彩な人物。
本名は別にあり、プレイヤーが自由に姓名を付けるのが可能。襲名後はずっと葛葉ライドウの名で通っているので、帝都で彼の本名を知る者はほぼいない(そもそも葛葉ライドウが彼の本名ではない、名跡の十四代目などの事情も知られていない)。
小説「葛葉ライドウ対死人驛使」では、個人名として「錠平(じょうへい)」の名が設定されていた。
表向きは探偵見習いの書生として暮らしており、悪魔や怪異から帝都の人々の平和を守るデビルサマナーとしての活動は、世間には隠している裏の顔である。それを知らない町の大人達からは「ライドウちゃん」と呼ばれ親しまれている。まだ少年なので初対面の人には小僧・ボウヤ扱いでナメられる場面もしばしば。
歴代の葛葉ライドウは神道系の術のスペシャリストであり、十四代目も例外ではない。ゲーム中で彼がプレイヤーの選択肢を除いて唯一自発的に喋る台詞は祝詞だったりする。
性別 | 男 |
---|---|
生年 | 不明 |
年齢 | 17歳→10代後半 |
身長 | 175cm |
体重 | 65kg |
血液型 | O型 |
好物 | 蜜がたっぷりの大学芋 |
好みのタイプ | 任務があるので頓着しないようにしている |
職業 | デビルサマナー(兼探偵見習い) |
住まい | 矢来区鳴海探偵社に住み込み |
一人称はゲーム内では不明(おふざけ系の選択肢では「俺」)。小説・ドラマCD・コドクノマレビトでは「自分」。3DS版ソウルハッカーズでは「僕」。
年齢は超力兵団発表時に『17歳』と公表されていたが、その後何故か『10代後半』とぼかした表記に変更された。シリーズ化による時間の経過や数え年の有無などの要素で複雑になるのを避ける為、あるいは神道を極める過程で不老長寿になって、外見的老衰が著しく遅くなった設定を酌んだ処置のいずれかと思われるが真意は不明である。
CVは超力兵団とマニクロは判明していないが、アバドン王では原田友貴が務めている。
ドラマCDでは杉田智和が担当。
基本的に正義感があり真面目で優しい性格とされているが、とにかく無口かつ無表情で淡々としている。他のメガテンシリーズ主人公はゲームの便宜上無口になっている場合が多いが、ライドウの場合はライドウ本人が寡黙な性格で感情を顔に出すのが不慣れ(意図的に冷静を装っているわけではない)設定である。
小説、ドラマCD、漫画などのゲーム以外の媒体の作品においても、主人公でありながらライドウの口数はかなり少ない。真・女神転生Ⅲに登場した際は一言も台詞を喋らず、ライドウの意思は全てゴウトが代弁するなど無口を徹底していた。
コドクノマレビトに登場する串蛇曰く、ライドウに対する第一印象は「感情が無く命令に従うお人形さん」。
公式の裏設定によると “世間から切り離された葛葉の里で、幼い頃より厳しい修業漬けの生活を送っていた為、無口無表情が形成された” らしい。特殊な生い立ちを共有できる他人がいなかった孤独感もあり、それ故か平行世界の自分である葛葉雷堂や、ヤタガラスに遣える陰陽師の安部星命など同年代のサマナーに親しみを感じやすい傾向がある。
デビルサマナーとしての能力は高いものの、若年ゆえの人生経験の薄さからか駆け引きの甘さを見せる面も多く、相手の仕掛けた罠に容易く嵌る場面が多い。一方で嵌められても実力での突破を容易に行えるため、相手側からすれば厄介極まりない存在でもある。
クールなイメージが強いがバナナの皮で滑って転んだり、ラスプーチンを酒瓶で殴打する際に一瞬だけ笑っていたりするなど、意外にギャグシーンをこなす一面もある。ところどころの選択肢では悪ふざけをしているものが見られ、アバドン王でカオス属性が付与される選択肢では、結構ろくでもない発言をしたりする。これらの言動はライドウ個人のキャラ付けよりは、プレイヤーの分身として機能しているものと思われる。
また、高い身体能力を持っているが、トンカチで釘を打っている最中にうっかり自分の手を叩いたり(アバドン王)、自転車に乗るのが下手だったり(コドクノマレビト)と、妙なところで不器用だったりする。他人や動物に擬態した時は演技力の高さ(?)でかなりフリーダムな行動を取る。
目を惹くのは鋭く凛々しいモミアゲが特徴。眉目秀麗な美少年であり、女性達から「御伽話の王子様のように綺麗な顔」「背景に薔薇が咲いて見える」などと形容される。更に色白で「指も美しい」と称賛されている。その極めて端正な容姿が原因で妖精夫婦に気に入られ、無理やり小姓にされそうになる難儀なサブイベントもある。
瞳の色は絵によって若干のバラつきがあるが、少し青みがかった灰色である場合が多い。
弓月の君高等師範学校の学生服と学帽を常に着用しており、特に学帽は銭湯や温泉であっても脱がない。佐竹に「なんで風呂場で帽子やねんっ!?」とツッコまれたが無反応のまま終わった。それもあり髪型の全容は不明だが、学帽から露出している後頭部に髪の流れがあるので、少なくとも刈り上げや坊主頭ではない。
「細っこいサマナー」だとバカにされる扱いもあるが、修行で鍛えているだけあって脱ぐと結構いい体をしている。
全体的な風貌のモデルは『帝都物語』シリーズなどで知られる加藤保憲と思われるが、2000年11月17日に創刊された『富士見ミステリー文庫』の広告イラストを金子氏が制作したのだが、それに描かれたキャラクターがライドウに酷似しているため、こちらを流用した可能性もある(実物を見たい場合は『富士見ミステリー 2000年代 金子一馬』で画像検索すると、発見できる可能性が高いので、チェックするのをオススメする)。
『デビルサマナー 葛󠄀葉ライドウ 対 アバドン王』の初回版に付属された『真・女神転生III -NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』で主人公の行き先に立ちはだかる謎の存在としてライドウとゴウトがゲスト出演している。
この経緯は『ノクマニ』に同様の役割でゲスト出演していたダンテが他社のキャラの都合上、再登用の融通が利かなかったため、自社のキャラであり銃と剣を使うアクションゲーなどの共通点があるライドウが、彼の代わりとして抜擢された。HDリマスター版の『真・女神転生III -NOCTURNE』ではDLCを購入していない場合の本編は、マニクロ準拠なのでデフォルトでライドウが登場する。
その為、人修羅と共にライドウが描かれたファンアートが多数存在している(詳細はマニクロへ)。
3DSリメイク版ソウルハッカーズのEXダンジョンでは裏ボスとして雷堂と共に登場。まさかの悪魔(?)を使役して主人公たちと手合わせをする。
好きな食べ物は大学芋だが、これは「超力兵団」の発売イベントでファンからの「ライドウの好きな食べ物は何ですか?」との質問に、想定外であった為かうろたえた金子一馬氏が苦し紛れで答えた「大学イモ? 甘いものが好きそう……」とする回答から生まれた設定である。その後出版された公式ふぁんぶっくのプロフィールに「蜜がたっぷりの大学芋」と明記され正式な設定となった。
「アバドン王」で別世界のライドウである雷堂との会話の選択肢に「大学芋を所望する」があり、これを選ぶと雷堂は「やっぱり自分と同じか」との旨を返すので雷堂の好物も大学芋である。
コドクノマレビトでは大学芋をトーストの上に載せて食べていた。
ライドウ アバドン王 超力兵団 デビルサマナー 仲魔 女神転生 マニクロ マニアクス ライホーくん アクションRPG 大正
主人公(ペルソナ5):ペルソナ5のキャラクター。衣装&BGM変更DLCの適用でライドウの衣装に着替えた姿でプレイできる。なお、眼鏡は外さない。
リンゴ&アロウ:共にソウルハッカーズ2のキャラクター。ライドウ関連のDLCの適用でライドウの衣装に着替えた姿でプレイできる。ちなみに、アロウの方は顔に傷があるため雷堂の方が元と思われる。
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