概要
InfiniteDendrogramに登場するクラン。略称は<IF>(イフ)。
正確には国家所属ではない非公式クランのため、クランランキングには載っていない。
正規メンバー全員が<超級>で構成されており、現在8人の超級が所属する世界最強の犯罪クラン。
クランの加入条件は「超級である」、「いずれかの国から指名手配されている」の二つのみで、条件に合致する人物を勧誘しメンバーを増やしている。
なお正規メンバーは超級限定だが、クランの活動を補助するサポートメンバーが存在し、そのほとんどがティアンである。また、超級ではないマスターであっても優秀かつ指名手配されていればサポートメンバーとして勧誘することもあり、作中ではエルドリッジやエフにスカウトをかけている。
指名手配犯の集団なので国家のセーブポイントが使用できないため、サブオーナーのラスカルが所持する移動式セーブポイント機能が付いた陸上戦艦【テトラ・グラマトン】を拠点としている。
現在何らかの目的のために行動しており、ティアン奴隷の売買、カルディナでの紛争誘発、王都でのテロなど、大陸各地で暗躍している。
次なる目的の候補地は天地であるらしいが、詳細は不明。
メンバー
イリーガル・フロンティアのオーナー。
各国であらゆる犯罪に手を染め、アルター王国最強のPKとして恐れられた人物。
第一次騎鋼戦争時の戦いで敗北し、現在は監獄に収監されている。
<IF>のサブオーナー。
全身に包帯を巻いたミイラの様な容姿の女性。
グランバロアや黄河帝国の宝物を盗んだ罪で指名手配されている。
<IF>のもう一人のサブオーナー。
裏社会の武器商人として暗躍する傍ら、クランの主な運営を担当する実質的なナンバーツー。
メンバーきっての常識人だが、その分個性的なメンバーに振り回される苦労人。
罪状は遺跡の破壊。
真っ赤なドレスを着た幼い少女。
普段は舌足らずな喋り方をする普通の女の子だが、あるスイッチが入ると目につく者すべてを殺戮する危険人物に変貌する。
サポートとして張葬奇が付いており、彼には非常に懐いている。
顔の上半分を包帯で覆った美しい女性。
自身のエンブリオでティアンを改造し、優れた奴隷として売り捌く死の商人。
容姿不明のまま指名手配されており、上記の人物もラ・クリマ本人かどうかは不鮮明。
六人目のクランメンバーである若い女性。
誰にも見えず、知覚されないエンブリオを持ち、当初はその能力に慢心していたが、幾度の敗北を重ねて現在はダウナーな性格になっている。
ドライフ皇国所属の超級。
第五章以降負け続きで挫折を経験し、デンドロを引退しようとしていたが、ゼタの取引に応じて<IF>の勧誘に乗る。
かつて十万人ものティアンを殺害した、”国絶やし”と恐れられた超級。
マリー・アドラーに敗れて監獄に収監されていたが、監獄からの脱獄を目指すゼクスの誘いに乗り、ゲーム内時間で一年間という条件付きで<IF>に加入した。
サポートメンバー
- 張葬奇(チャン・ザンチー)
かつて存在した黄河の裏組織<蜃気楼>に所属していたティアン。
蒼白詩篇でA・RI・CAに敗北し、右腕を失う重症を負ったがラスカルによって救助され、その実力を買われてサポートメンバーに入る。
- リヒテル
<IF>のサポートメンバーの一人。
ラスカルの指示のもとに証拠隠滅などの裏工作を行う。
元サポートメンバー
- フュエル・ラズバーン
アルター王国の魔法使いで、炎属性の扱いに長けた人物。
ラ・クリマのエンブリオにより【イグニス・イデア】に改造され、王都の襲撃に駆り出される。最期は己の身を膨大な炎に変え自爆、死亡した。
- エ・テルン・パレ
レジェンダリア出身のティアン。レジェンダリアで反乱を起こし虫の息だったところをラ・クリマに拾われ、【レジーナ・アピス・イデア】に改造される。王都アルテアの噴水広場で暴れ回ったが、最終的にマスクド・ライザーによって撃破された。
- アロ・ウルミル
【死神】筆頭の暗殺グループ<死神の親指>の元メンバー。【死神】の指示でラ・クリマの元に送られ、【アラーネア・イデア】に改造される。王都襲撃の際に近衛騎士団と交戦、騎士団の決死の猛攻により敗北、死亡する。
- モーター・コルタナ
ラ・クリマによって改造され、【ウェスペルティリオー・イデア】と化したティアン。
王都襲撃の際に当代【邪神】と接触、取引によって邪神の眷属となり、組織を脱退した。
- ロドン、ジャンパ・ランヴォール、???(【潜伏王】)
書籍15巻のキャンペーンSSに登場したメンバー。それぞれ【サイノプス・イデア】、【ポリプス・イデア】、【ピストリークス・イデア】に改造されている。<IF>にエフを勧誘するも交渉が決裂したために彼と戦闘、一人残らず撃破された。
関連タグ
InfiniteDendrogram インフィニット・デンドログラム 超級(デンドロ)