「ああ、失礼。面白そうな話をしていたので首を突っ込んでしまいました。」
プロフィール
本名 | 一宮渚 |
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年齢 | 20代前半(アバターは10代後半) |
身長 | 158cm |
体重 | 50kg |
メインジョブ | 【記者】(記者系統下級職) |
エンブリオ | 【幻銃筆 アルカンシェル】 |
CV | 日笠陽子 |
概要
Dendrogram・Information・Network、通称<DIN>に所属している記者。
下っ端であるため市民やマスター向けの事件や情報を取り扱っている。
中世ファンタジーなアルター王国で男性ものの黒スーツとサングラスを常に着用しており、少々胡散臭い。
第一章九話で初登場し、レイ達にPK騒動についての情報を売った。
人物像
歯に衣着せぬ言葉遣いをする、掴みどころのない人物。
一人称は「ボク」。
【記者】として様々な情報をレイ達に教える一方で、気配を感じさせずに唐突に姿を表したり、独自のルートで得た情報を持ち合わせていたりと、気になる点も多い。
デンドロ歴は長く、ルーキーであるレイやルークにためになる話を教えたりもする。
戦闘においては【記者】のスキルによってパーティが得る経験値を増やす事ができるが、戦闘には自身は一切参加できないため、安全圏からのアドバイスが主な役割。
ネタバレ
「”ーーーボクは影。君が重ねた悪行の影であり、
君自身を闇の中へと引きずり込むーー
ーーーー死色の影”」
その正体はアルター王国の凄腕のPK<超級殺し>であり、ノズ森林でレイを始めとした初心者達をPKした張本人。
上述の記者としてのステータスは高度な偽装スキルによる仮初のもので、超級殺しの由来は文字通り超級のマスター【疫病王】キャンディ・カーネイジを撃破した事に由来しており、圧倒的な実力差のある相手に勝利してみせた彼女の技量の高さがうかがえる。
しかし、レイをPKした為に報復としてレイの兄シュウ・スターリングによってノズ森林ごと焼き払われそうになるが、なんとか生還。
圧倒的強者である自身に追い詰められながらも最後まで諦めなかったレイに興味を抱き、【記者】を装って接触した。
ガルドランダ戦の時も自身の正体を隠しつつ、ボスの撃破に一役買った。
フランクリンによるテロの際もレイ達に協力し、敵の主力級メンバーであった超級職のマスターを一人撃破している。
さらにはフランクリンが予め設置したモンスター放出装置をギデオン中を駆け回ってほぼ全てを回収するなど、スターリング兄弟に負けず劣らずの活躍を見せた。
その後共闘したレイにいつの間にか正体がバレていた事が発覚したが、後日決闘して欲しいと彼に頼まれ、以後正式にパーティメンバーとなる。
現実(リアル)
本名は一宮渚。リアルでは漫画家であり、少年漫画「イントゥ・ザ・シャドウ」を連載していた。
小学校高学年頃から絵を描き始め、やがて漫画の投稿を繰り返す様になる。
高校二年の冬、初めて描いた少年漫画が入選し、高校卒業後は漫画家として活動を開始。月刊誌で連載を始めた。
二年以上連載は続いていたが、ある時出版社が倒産し、第一部完という形で休載。
他の出版社のところで連載を再開するも、この時に彼女はスランプに陥り、漫画が描けなくなってしまう。
スランプから抜け出す為に様々なことに挑戦するも、一向に抜け出せず、もがき苦しんでいたところで<InfiniteDendrogram>のことをふと思い出し、描けなくなった漫画の続きを描くための手がかりを求めてゲームを始めた。
彼女のアバター名であるマリー・アドラーとはスランプで動かなくなった彼女の漫画の主人公であり、普段の彼女の言動や振る舞いはこの主人公になりきったロールプレイである。
能力
表向きは非戦闘タイプを装っているが、実際は超級職【絶影】をメインジョブにしたAGI特化ビルド。
《影分身の術》や《变化の術》、《隠行の術》などの相手を撹乱するジョブスキルを駆使し、攻撃力の高いエンブリオで仕留める。
ジョブとエンブリオ間にそこまでシナジーはないが、どちらも単体で完結した強力な能力を持っており、奇襲・遠距離火力という自身の強みの押し付けを徹底して相手を圧殺する。
特典武具を二つ所持しており、そのうちの一つ【痺蜂剣 ベルスパン】で近接戦もこなす。
また、一宮自身が作品の取材のために格闘技をかじっていたため、シュウ程ではないがある程度のリアルの戦闘技術も持ち合わせている。
戦闘とは無関係だが漫画家であるため、ゲーム内でも絵がうまい。作中でもケモミミが生えたレイを見てやたら麗しいタッチで半裸のレイの絵をスケッチブックに描いたり、エリザベート王女の絵を自身の画風で描いている。
ジョブ
メインジョブ | 【絶影】(隠密系統超級職) |
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サブジョブ | 【隠密】(忍者系統派生下級職),【影】(隠密系統上級職),【料理人】(料理人系統下級職),【記者】(記者系統下級職),【幻術師】(幻術師系統下級職) |
メインジョブである【絶影】の系統職と、ロールプレイ用の趣味ジョブを入れた構成。
第三章時点では超級職にかまけてレベルカンストどころか8枠も埋めてなかったが、第七章では戦争に備えてまともなジョブを入れてサブジョブもしっかりカンストさせた。
【絶影(デス・シャドウ)】
隠密系統超級職。マリー・アドラーのメインジョブ。
能力は隠蔽に特化しているが、ある程度忍術なども使用して対人戦闘もこなすことができる。
ステータスはAGI特化。
似た性能の超級職である【暗殺王】との違いは、【暗殺王】がより暗殺に特化しているのに対し、こちらはより隠蔽に特化していること。
奥義の《消ノ術》は隠蔽能力の極みとして、世界から消える完全なるステルス能力となっている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【幻銃筆 アルカンシェル】 |
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TYPE | レギオン |
能力特性 | 幻想生物の創造&射出 |
到達形態 | Ⅵ |
紋章 | 円形の虹 |
六連装のリボルバー拳銃と、そこから放たれる弾丸生物のエンブリオ。
絵の具と筆を使って様々な色の弾丸を精製し、敵に撃ち込む。
マリーが使用する絵の具の色によって、弾丸生物に様々な効果を付与することができる。
一つの弾に複数の色を混ぜて複数の効果を付与することも可能だが、混ぜた分だけ各効果の出力は落ちる。
各色の効果は
・赤の爆裂《爆発付与・威力上昇》
・青の散弾《発射弾数増加》
・緑の貫通《貫通力上昇》
・白の麻酔《麻痺付与》
・黒の追跡《追尾能力付与》
・銀の閃光《聖属性閃光弾》
となっている。
単色と混色の使い分け・組み合わせによって、状況に応じて様々な攻撃を行えるのがこのエンブリオの強みである。
必殺スキル《虹幻銃》は、彼女が描いた「イントゥ・ザ・シャドウ」のキャラクターを召喚するスキルであり、使用時に使う絵の具の色によって効果とキャラクターが変化する。
特典武具
【痺蜂剣 ベルスパン】
短剣の逸話級特典武具。
斬りつけた相手にレジスト困難な遅効性麻痺毒を与えるスキルを持つ。
与えた遅効性の麻痺は【快癒万能霊薬】を使っても完全には解消されず、手足の動作等がしばらく緩慢になる。
【朧邪魔 ???】
ランク不明の特典武具。
レーダーやそれに類する探知スキルから見えなくなるステルス装備。
ただし肉眼でも見れる黒いモヤモヤを纏うため、正体こそ隠れるが非常に目立つ。
おまけに【絶影】のスキルの方がステルス性能が高いため、「謎のモヤを纏う正体不明の敵」ムーブをする時くらいしか使えない。
スキル
ジョブ
- 《隠密隠蔽》:パッシブスキル
【隠密】系統の代表的なスキル。
メインジョブに、隠密系統以外のジョブの中で一番レベルが高いもの(マリーの場合は【記者】)がメインジョブとして表示される。
合計レベルも隠密系統のジョブレベルを省いた者が表示される。
隠密系統がメインジョブの時のみ使用可能。
- 《幻惑》:アクティブスキル
【隠密】系統の代表的なスキル。
幻を作り出すことで、自身や他者の見た目等を変化させる。
生物の精神に働きかけて幻を見せるので、カメラなどの無機物には無意味。
他にも高レベルの《真偽判定》《看破》《心眼》などのスキルを持つ相手には見破られる。
- 《偽装》:アクティブスキル
【忍者】系統や【隠密】系統、【暗殺者】系統や【詐欺師】系統が習得できる代表的なスキル。
自身や他者のステータス・アイテムの説明などを偽装することができる。
高レベルの《真偽判定》《看破》《心眼》などのスキルを持つ相手には見破られる。
- 《変化の術》:アクティブスキル
【忍者】系統や【隠密】系統の代表的なスキル。
他人に変身する。
体格が大きく異なる相手に変化する場合、消費SPが大幅に増加する模様。
- 《影分身の術》:アクティブスキル
【忍者】系統や【隠密】系統の代表的なスキル。
術者と同じ姿と装備をした、「実体を持つ幻」を複数体作り出す。
このスキルで作られた分身は忍者系統や隠密系統の一部のジョブスキルしか使えず、ステータスは本体の半分になり、数を増やすたびに分割されていく。
また、装備品も装備スキルを無くして同様に性能を半分にし、数を増やすたび分割される。
分身はHP・MP・SPが尽きると消滅する。消滅の際はマスターがデスペナルティで消える時と同じ光が出る。
- 《隠行の術》:アクティブスキル
【隠密】系統の代表的なスキル。
自身の気配を完全に消すことができる。
- 《気配操作》:アクティブスキル
【隠密】系統や【忍者】系統に加え、【暗殺者】系統や【盗賊】系統も習得できる代表的なスキル。
自身の気配・存在感を薄くしたり、濃くしたりできる。
- 《隠蔽感知》:パッシブスキル
【隠密】系統の代表的なスキル。
他者の《隠蔽》を見破ったり、《隠蔽》により隠されたものを発見したりできる。
- 《変声》:アクティブスキル
声をボイスチェンジャーを通したような不自然な声に変える。
- 《イリュージョン・エイリアス》:アクティブスキル
【幻術師】系統が持つ代表的なスキル。
実体のない自身の分身を作成する幻影魔法。
分身に話させることもできる。
- 《ペンは剣よりも強し》:パッシブスキル
【記者】系統の代表的なスキル。
パーティメンバーの戦闘を見ることで経験値を得ることができ、パーティメンバーにも同量の経験値が与えられる。
ただしスキル発動中は戦闘行為を行なえず、スキル自体をOFFにすることもできない。
- 《???》:パッシブスキル
【記者】系統のスキル。
動体視力を強化する。
- 《料理》:パッシブスキル
【料理人】系統の代表的なスキルであり、センススキルの一つ。
調理する人の作りたい味の料理が、スキルレベルに応じた完成度で作れる。
あくまで使用者の味覚が基準のため、味音痴が使うとどれだけスキルレベルが高くても不味い料理しか生まれない。
マリーは味音痴側であり、本人の素の料理の腕も下手なのでスキルレベル上げを放置した趣味ジョブとなっている。
- 《消ノ術》:アクティブスキル
【絶影】の奥義。
短時間に限り、完全に世界から“自身の存在を消す”究極のステルス能力。
あらゆる者に知覚されず、あらゆるものをすり抜ける。
(重力加速度や足場の地面などは例外)
スキル発動中はいかなる攻撃もスキルも通用しないが、逆に自身の攻撃も相手をすり抜け効果を発揮しない。
決闘場の結界すらも通り抜けられるが、あまりにも完全完璧に消え去るため、決闘では使用した時点で結界が敗北判定してしまう。
SPの消費が凄まじく、最大でも1分程度しか使えない。
【エンブリオ】
- 《赤の爆裂(レッド・バースト)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の固有スキル。
発射する弾丸生物の威力を増加させ、爆発能力を付与する。
- 《青の散弾(ブルー・スプレッド)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の固有スキル。
発射する弾丸生物の弾数を増加させる。
- 《緑の貫通(グリーン・ピアッシング)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の固有スキル。
発射する弾丸生物に防御能力の貫通能力を付与する。
- 《白の麻酔(ホワイト・フリージング)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の固有スキル。
発射する弾丸生物に麻酔弾の特性を付与する。
- 《黒の追跡(ブラック・ホーミング)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の固有スキル。
発射する弾丸生物に目標への追尾能力を付与する。
- 《銀の閃光(シルバー・フラッシュ)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の固有スキル。
発射する弾丸生物に聖属性と閃光弾の特性を付与する。
なお、この6つのスキルは威力や効果が減衰する代わりに、複数を同時に使うことも出来る。
- 《虹幻銃(アルカンシェル)》:アクティブスキル
【アルカンシェル】の必殺スキル。
マリーがリアルで描いていた漫画<イントゥ・ザ・シャドウ>のキャラクターを弾丸を発射して召喚する。
使用するには事前に弾丸に絵の具で召喚対象の絵を描いておく必要があり、さらに必殺スキルで使用した絵の具は24時間使用できないデメリットもある。
現在必殺スキルで撃ち出せるキャラは6種、色は2色三種、3色二種、6色一種。
ちなみに別にイントゥ・ザ・シャドウのキャラクターでなくても「マリーが描いたもの」であれば召喚できるが、「マリー・アドラーのロールプレイ」として妥協点を探した結果、『<イントゥ・ザ・シャドウ>のキャラクターを召喚する』という使い方に落ち着いた模様。
ラインナップ
- 爆殺のデイジー・スカーレット
赤と黒の組み合わせで発動。
半径100メートル程の大爆発を起こした後、周囲に小爆発を起こし続ける。
- 貫殺のウルベティア
緑と銀の組み合わせで発動。
槍を構えて突っ込む。射程は短いが単体への攻撃力なら二色の組み合わせ中最大。
- 毒殺の白姫御前
青と白の組み合わせで発動。
広域にステータスデバフを含んだ病毒系状態異常を散布する。散布した状態異常は風の影響を受ける。
- 圧殺のウパシカムイ
青・黒・白の組み合わせ。詳細不明。
- 滅殺のファナティーカ
赤・緑・銀の組み合わせ。詳細不明。
- 神殺し ラ・グラベル
全色混合で発動。
攻撃方法は構えた大剣を一度振るうだけだが、速度はAGIにして3万以上、威力は攻撃力にして50万以上に達する。
使用するとエンブリオが丸一日使えなくなるが、罅入りとはいえ超級金属すら砕いたこともあるマリーの切り札。
余談
- 外伝「ギデオンの休日」において王国の第二王女エリザベート・S・アルターと仲良くなり、彼女の愛嬌ある笑顔に悩殺されてお持ち帰りしそうになるなどロリコン疑惑がある。
- リアルではどうやら自炊が苦手らしく、彼女が料理スキルを駆使しても元が不得手なため美味しい料理は作れない。
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InfiniteDendrogram レイ・スターリング ルーク・ホームズ