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曖昧さ回避

サテライトキャノンとは、大きく分けて以下の3つを指す。


機動新世紀ガンダムX

ガンダムエックス背中に装備されている超高出力砲。

ビーム砲と言われる事もあるが、デマと入り混じり不明瞭。

モビルスーツサイズの機体に搭載されたサテライトシステムを利用する戦略級兵器。

の太陽光発電施設から受信したスーパーマイクロウェーブをシステムを用いて充填したエネルギーをダイレクトに発射する事によって、一瞬にして広範囲を殲滅するほどの大規模な砲撃を行なう。

出力調節も可能で、対象のサイズや状況によって威力を制御することもできる。


元々は衛星に搭載された大型単一砲台砲だった(なので名称がサテライトキャノン)が、設計段階でMS搭載用の武装に小型小規模化した兵器である。小型小規模化によって出力そのものは衛星砲台時代より下がったが、12機のビットMS含めた形式による運用の幅広さは衛星砲台時代を凌駕し、総合的には衛星砲台時代を上回る評価を得ている。


スペースコロニーを一撃で破壊出来る程の火力を持ち、放射される光束は宇宙艦を容易く呑み込んでしまう程の太さが有り、Gビットとの併用による最大13門のサテライトキャノンによる同時砲撃では、一度に13基のコロニーを同時破壊する事すら可能な規格外の破壊力を有する。

ガンダムダブルエックスのツインサテライトキャノンに至っては、衛星軌道上からラグランジュポイント上のコロニーレーザーという超長距離(地球と月の距離(38万km)と同等の距離という設定があるため最低でも数十万km以上)からコロニーレーザーの砲口に匹敵する太さのビームを3連発するという離れ業を披露している。


恐らくガンダムシリーズ史上MSが携帯できる武装の中では最大級の破壊力を持つ兵器だが、その威力のパワーソースであるサテライトシステム由来の制約が多い。


制約は以下の通り。

  • システムの初期登録にフラッシュシステムを使ってD.O.M.E.を介さなければならない為ニュータイプがいなければシステムを初期起動できない。(登録認証が為されれば次回以降は稼動にニュータイプの存在は必要ない)
  • マイクロウェーブを受信するまではその場から動かない必要がある。しかし、劇中ではそれを逆手に取り回線成立後の送信タイムラグを利用し受信直前に移動する事で湖にマイクロウェーブを当て水蒸気爆発を起こす使い方もされた。ただ、一度サテライトチャージを行えば一週間は保持しておける上に機体や武装のエネルギーにも転用できるエネルギー貯蓄能力があるため、戦闘開始前の平常時にチャージしておけばいいだけの話であり、劇中のガロード達のように「極力サテライトキャノンを使わない」という縛り運用を行うのでなければこの点は制約にはなりえない。
  • 位置確認用のガイドレーザーを受信後、さらにマイクロウェーブ照射まで4.03秒の時間を要する(※地球上で使用する場合。これはマイクロウェーブが月から地上までの約38万kmを移動するのに4.03秒かかる為であり、機体が月面太陽光発電基地に近ければ近いほどこの時間も短縮される。最終回に月上空で使用した際はガイドレーザーが到達した直後にはもう既に一瞬でチャージしていた。)
  • 元々はガンダムSEEDDESTINYに登場したレクイエムの様に、中継点となる衛星を経由することでマイクロウェーブが曲がり、地球上の何処にいてもマイクロウェーブを受信する事が出来たが、戦後はマイクロウェーブを中継する衛星がすべて破壊され残っていないため、地球上では月にある太陽光発電施設と受信する対象の位置の間に障害物が存在しない状態、つまり月が空に出ている時しか使用できない(月が出てさえいれば時間帯は関係無く、昼間でも発射できる)。サブタイトルにもなったセリフ月は出ているか?はそのために出てきた言葉である。
  • エネルギーの変換チャージや廃熱に時間が掛かる。尤も、チャージ自体は数秒で済むので実際はそれ程発射までに時間はいらないが、結局は排熱の問題で連射は不可能。なお、後継機のダブルエックスにおいてはこの欠点を解消している。
  • パワーソースであるリフレクターが破壊されると機体内へのエネルギーの充填が不能になる。結果、キャノン自体が無傷でも使用不可能となる。

ただし上記の仕様の一部はサテライトシステムが本来は民間用のシステムであり地球圏の慢性的なエネルギー不足を解消する為に造られた物を軍事転用した事に由来している。

そして基本的に戦略目標に対する超長距離でのアウトレンジ砲撃として用いる事、Gビットとの同時運用、それか護衛には別な機体が付く事を前提にしているのでアニメ本編やゲーム作品の様に「敵に撃たれながら発射する」というのは明らかに例外的なイレギュラーな状況である。


背中の翼のようなリフレクターは、通常は「L」字状に折り畳まれているが、サテライトキャノン使用時には「X」字状に展開させる。

リフレクターは受信だけでなくエネルギーの放出も可能で、機体各所のエネルギーコンダクターに貯められたエネルギーをリフレクターの受信面から放出(受信時とは逆に受信面を後ろに向け開く)することで推進力とすることが可能(ホバーリングモード)。また、貯蔵したエネルギーを大型ビームソード(こちらは厳密には腕部エネルギーコンダクター経由)やシールドバスターライフルに供給する事も可能。

劇中では、サテライトキャノンは序盤に破壊されてしまい、リフレクターやキャノン砲身を復元出来ず、また戦略的なレベルでの戦闘が不要である事もあり「ガンダムエックスディバイダー」に改修されている。


外伝「UNDER THE MOONLIGHT」ではガンダムエックスに搭載されたものが登場している。

月の発電送信施設が先の大戦で失われた為、代替施設である発電衛星BATEN(スーパーマイクロウェーブ中継衛星を改修)へとアクセスしてスーパーマイクロウェーブの照射を受けている。ただしその為送信出力が30%程に落ちているがサテライトキャノンそのものの出力に影響があったかは不明瞭。

BATENはD.O.M.E.と異なり人の手で管理・運営されており、BATENを管理する側に敵対者の関係者がいたために一時的に制限をかけられて使用できないということもあった。

GXのサテライトキャノンは威力が高過ぎるため使用しない装備としてデッドウェイトとなっていたことから砲身が一度は取り外されるも、決戦時に再度搭載されている。

また、ディクセン・ホーネットのX装備に試作版の携帯オプション型が、GXのそれと同じ背部装備型のものがディクセン・モードエックスにも搭載され、発電衛星BATENを用いたマイクロウェーブ受信送電施設と偽った地上砲台ビッグサテライトキャノンが登場している。

これらは新たに作られた発電衛星を用いているためか、システムへのアクセスにニュータイプを必要としていないようで、ニュータイプなしでの起動を行っている。

第8次宇宙戦争時にサテライトキャノンの砲撃同士がぶつかりあう光を見てニュータイプという力に魅せられるものが現れるなど、フラッシュシステムと共にサイコフレームのように新たな争いを招いた力としても扱われている。


亜種

ツインサテライトキャノン

ガンダムDX

ガンダムダブルエックスに搭載されている改良型。

威力は倍以上になり、連射も可能となった。作中では超長距離(ファンの考察では約38万kmと言われている)からの高精度射撃3連射を行っている。


サテライトランチャー

僕らが求めた戦争だ

ガンダムヴァサーゴチェストブレイク(リフレクターを搭載)とガンダムアシュタロンハーミットクラブ(砲身を搭載)がドッキングして使用する増設式亜種。

フロスト兄弟はフラッシュシステムを介したアクセスが出来ない為、月面の施設に人員を送り込んで占拠し、手動操作で照射を行なわせた。


X装備

ディクセン・ホーネットのオプション装備の一つとして採用された試作版の携帯モデル。

受信機構を全て砲身側に搭載する事でサテライトシステムの無い機体での運用を可能としたもの。ただし、試作品故技術的な問題で連射はできない。


ビッグサテライトキャノン

地上の電力不足を解決すべくシルバーホライゾンで建造されているサテライトシステムを用いた巨大発電施設、に偽装されて建造されたコロニー攻撃用サテライトキャノン。

L3点にあるクラウド9へと直接砲撃を行う長距離砲となっている。


余談

ガンダムエックスの本体と揶揄される事があり、ガンダムVSシリーズのガンダムVSガンダムではガンダムエックスはゲームシステムと噛み合ってない再現やサテライトキャノン以外の性能の低さ、なぜかコマンド入力しても何も起こらない特殊格闘、シールド一体型のライフル故に「シールド破壊=メイン射撃喪失」という唯一かつ極めてハイリスクなゲーム内の仕様から「ガンダムエックスのコスト内訳(トータル3000)はサテライトキャノン:1500、ティファ:500、本体:1000」というユーザーからの揶揄を受けていた。

ただし、続編NEXTにてシールド破壊の仕様が無くなったおかげでメイン射撃喪失の恐怖に怯えなくて済む様に。 また、特殊格闘でディバイダー装備への換装も可能になったことでゲロビをチラつかせて中遠距離に強い万能機としてのサテライトモードと癖の強い近中距離遊撃機としてのディバイダーモードを使い分けてて戦う上級者用機体に大幅変更された。



ガンダムビルドシリーズ

ガンダムビルドファイターズではとうとうサテライトキャノンを胴体に装備した文字通り「サテライトキャノンを本体にしたガンダム」が誕生してしまった。

デザイン的にはヴァサーゴの系列に鞍替えしてるだけに見えなくもないが・・・。


ガンダムビルドダイバーズでは、ジェガンをベースとしたガンプラがサテライトキャノンを装備、しかもGBN内には月の施設も存在し、そこからマイクロウェーブが送信されている。

演出時間の都合上か、ガイドレーザーの照射がSMWの照射のように演出されている。


みずいろ

月は出ているか

ヒロインの一人小野崎清香の愛称の一つ。

巨大なチャームポイントのリボンが前述のガンダムエックスのリフレクターに似ていることから。


ゲーム「ねこねこファンディスク2」内の「バルドねこフォース」では必殺技として使用可能。

サテライトキャノン(ねこねこ)

なおユニット自体も一目でガンダムエックスをモチーフにしたものと判る物である


二次創作

ToHeart」のセリオが二次創作でよくブッ放している。

ただし、こちらはガンダムエックスのサテライトキャノンと異なり、衛星自体が高出力ビーム砲を搭載しているというもの。

これはセリオにある通信衛星を利用したサテライトシステムの設定から悪ノリで生まれたもの。

『メタルマックス2』の衛星レーザー攻撃に加え、ガンダムエックスの影響も多分に含まれている。


他に同人ゲームサークル「はちみつくまさん」の作品では、

『Kanon』のあゆが背負っている羽リュックが展開してツインサテライトキャノンになったりする。

『ロマンシングカノン』と『ToK』で確認。

非常に強力で属性的にも有利だが、前提装備やコスト面など色々と制約があり気軽には使えない。


関連イラスト

「あなたに、力を…」

サテライトキャノン使用状態


ツインオンバシラ月が見えた!

『サテライトキャノンっぽい』イラストにも、このタグが付けられている。


サテライトキャノンモードへ移行

何か違う


関連タグ

月は出ているか? サテライトシステム フラッシュシステム Gビット

月に代わっておしおきよ

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