概要
文字通り伸縮する特性を持つ腕の事で、伸縮の勢いで相手にパンチや突き等質量攻撃をかます。ロケットパンチと違って腕と拳は分離しない。
骨格どうなってんだなどと突っ込むのは野暮である。
なお、ガンダムシリーズにおいてはアナザーガンダム作品で伸びる腕を持つガンダムが登場する。
キャラクターイメージとしての初出は、DCコミックのプラスチックマン辺りからになるだろう。
ただし日本では(体の一部だけとはいえ)妖怪のろくろ首とかの影響も無視できないかもしれない。
またヨガのポーズから来る体の柔らかさのイメージから創作作品ではインド系格闘家が使うことも多い(ダルシム以前からある)
伸びる腕を持つ者達
- 怪物くん…日本で一般的に広めた元祖的な存在。
- ダルシム(ストリートファイター)…ヨガの秘術で関節を外す事で腕だけでなく脚も伸ばせる。手足を伸ばす通常技はすべて「ズーム〇〇」という名称が宛がわれており、上記の技が由来と思われる。
- キノガッサ(ポケモン)
- シバのサワムラー…通常のサワムラーが伸びるのは脚のみだが、ポケスペのシバの個体に限り腕も伸びるという設定
- モンキー・D・ルフィ(ONEPIECE)…ゴムゴムの実の効果で全身ゴムなので腕に限った事ではない。ミスターファンタスティックと同類。
- 山崎竜二(餓狼伝説)…必殺技「蛇使い」は腕を伸ばしてパンチを放つ。ただし本当に伸びているのか、そう見えるだけなのかははっきりしていない。
- レグ(メイドインアビス)…両腕を伸ばすことが出来る。40mほど伸びている描写があるが、最大でどの程度伸びるかは不明。腕をエレベーターの様に利用したりと様々な応用をしている。
- ルナジョーカー(仮面ライダーW)…右半身(右腕、右足)のみ伸びる。仮面ライダーウィザードに客演した際にはルナトリガーでの伸びる腕を披露していた。
- ピッコロ(ドラゴンボールシリーズ)
- ベラボーマン(超絶倫人ベラボーマン)…手足だけでなく首も伸ばせる。なお伸ばせる部分はスプリング状である。
- ジョナサン・ジョースター/ウィル・A・ツェペリ(ファントムブラッド)…ズームパンチ。腕の関節を外して、パンチの距離を伸ばす技。外す痛みは波紋で和らげるとのこと。
- ブローノ・ブチャラティ/スティッキィ・フィンガーズ(黄金の風)…自身の腕にジッパーを付けて延長することでリーチの長い高速パンチを放てる。スタンドはもちろんのこと本体も使用可能。
- ウェアホッグ(ソニックワールドアドベンチャー)…このゲームのみソニックは夜になると狼のような姿(ウェアホッグ)になり、腕が伸びるようになる。
- 風魔小太郎(戦国無双シリーズ)…腕が伸縮する特異体質の忍者。いくつかの攻撃モーションに腕が伸びている攻撃がある。それ故、エディット武将やクロニクルの主人公は風魔の武器を使用することができない。
- ダイフクー(コロッケ!)…名前の通り、体が餅のように伸びる。
- ミスター・ファンタスティック(MARVEL)…海外キャラで代表的な腕が伸びるキャラ。全身がゴムのようになっている。
- プラスチックマン(DCコミック)…海外のキャラ。腕が伸びるキャラとしてはおそらく元祖。
- じーさん(でんぢゃらすじーさんシリーズ)…腕だけでなく足もたまに伸びる。何故伸びるのかは不明だが、ギャグ漫画なので考えたら負けである。
- 両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)…アニメ307話のワンピースコラボ回において海で釣りをしていた両津が流れ着いたゴムゴムの実を拾って食べてしまい、ゴム人間になってしまった。
- 上田次郎(TRICK)…劇場版2においてとあるシーンで腕や足が伸びて敵と戦うシーンがある。そのシーンで「悪魔の実か……」「ゴムゴムの……!」等のセリフを言っているので、確実に上記の海賊王を意識しているのは間違いない(他局なのに)。腕を伸ばしたシーンは後にも先にこれきりだが、上田演じる阿部寛が後に世にも奇妙な物語で再び腕を伸ばす男を演じることになる。
- 高槻涼他(ARMS)…腕部にARMSを有するものや全身がARMS化した状態ではナノマシンで構成された腕を伸ばして離れた場所にあるものを掴んだりすることが出来る。
- ペットントン(ペットントン)…緑色の不思議な軟体宇宙生物。手が非常に長く自在に伸びる他、美人のキス等で喜ぶと膨らんで空を飛び、悲しくなると萎む。
メカニック
- ドラゴンガンダム(機動武闘伝Gガンダム)…武装名「ドラゴンクロー」。特に説明もなく二の腕の蛇腹部分が増える。ガンプラでは二の腕を差し替えて再現。
- シェンロンガンダム、アルトロンガンダム、ガンダムナタク(新機動戦記ガンダムW)…武装名「ドラゴンハング」。肩アーマー内に延長用の腕を畳んで収納しており、ガンプラでも劇中通りの伸縮が可能となった。え、それ以上に伸びてる?気にするな!
- ガンダムヴァサーゴ、ガンダムヴァサーゴチェストブレイク(機動新世紀ガンダムX)…武装名「ストライククロー」。シェンロンガンダムと同じように延長用の腕を畳んでいるが、こちらは演出的に多少伸びるものの、基本的にそれ以上の伸縮は無い。
- ガンダムベルフェゴール(Gジェネレーション)……武装名「ストライククロー」。ヴァサーゴの前身となったMSで延長用の腕が折りたたまれているのではなく、腕部外装の一部が展開する形で通常の腕ごと延長用の腕となり、肩部のクローが延長時の手となる。
- ゲッター3(ゲッターロボ)……武装名「ゲッターアーム」。無印アニメ版では描写がなかったが、OVA世界最後の日で腕が伸縮するようになり、相手をつかんだり巻き付けたりした後、大雪山おろしにつなげることが多い。強化機体ともいえる真ゲッター3でも可能。
- ソーラーアクエリオン(創聖のアクエリオン)…武装名「無限拳」。玩具で再現可能なゲッターロボとしてデザインされたロボットのはずだが、この攻撃に関しては物理法則もあったもんじゃねぇな。当然玩具版は差し替え延長。