概要
企業間戦争におけるパワーバランスの調整の果て、希少なリンクスへの個体依存性に強く影響するネクストACに頼ることを嫌った企業が生み出した超巨大戦略兵器。
他作品で例えるとノーマルがモビルスーツでネクストがガンダムなら、AFはモビルアーマー。
ただし、いくらでも代わりがいる大勢の、凡人によって制御されるのがMAとの最大の違い。加えて全長も文字通り桁違いであり、フラグシップ機は全長数km、安価な量産型ですら数百mと言う巨体を誇る。更には多くのAFが母艦としての機能までもっている(そのため一枚の絵の中に収めるには少々悩まなければならない)。
大艦巨砲主義を地で行く無駄なほどの巨大さと、それに似つかわしい圧倒的火力と物量で戦場を蹂躙する機械仕掛けの化け物、それがAFである。
リンクスの上位陣からは単機でAFを撃沈せしめてようやく一人前として認められるような噛ませ犬的扱いだが、一方でその火力と射程を前に大多数のリンクスは苦戦を強いられ、順調に戦場の主役の座を奪われているのが現実。それでもやり遂げなければ価値はないのがfAというネクスト斜陽の時代である。
作中最強のホワイト・グリントですらSoMと痛み分けに終わったシーンを描いたのがOPムービーである。
そんなAFを相手取るために生み出されたのが、射程外から一気に懐まで潜り込むためのヴァンガード・オーバード・ブースト(VoB)と呼ばれる長距離飛行用の特殊パーツである。
が、ゲーム中では…
ハードか、またはフロムの力不足か、当たり判定の分散などができなかったのだろうか?
はたからみればダメコンを放り投げたとしか思えない轟沈ぶりは、発売当時世間を騒がせたスキャンダルから姉歯とまで呼ばれた。
とっつき戦法が不可能なSoMや艦体そのものがステージのGWですら手間を省く抜け道が存在するほどである。
GA製
ランドクラブ
GA製普及型AF。頻繁に登場する。
無限軌道の他に、その名の通り蟹のように脚で移動することも可能。
何故か敵勢力に鹵獲された物や売却された物ばかりで、ゲーム中にGA所属のランドクラブは一度も出ない。
なお主力武装は多連装の実弾砲だが、インテリオルユニオンがGA社から購入した機体は多連装レーザーキャノンに換装されている。
本編時点では生産がストップしている。
ギガベース
GA製拠点型AF。水陸両用。
双胴式の巨大弁当箱に砲を乗せたような形状。
水上推進器を兼ねた大型レールキャノンを主砲とし、ゲーム中では長距離から精密な射撃をしてくるが、近づけばただの標的。(設定では双胴格納庫に200機のノーマルACを格納可能)
8機存在する。
グレートウォール
GA製列車型AF。全長7km。
超大型のガトリンググレネードや多連装ミサイルポッドを装備。
分厚い装甲は内部から動力部を直接攻撃でもしない限り全く揺るがない。
しかしゲームではそれを貫通して瞬殺する裏ワザがあったりもする。
先頭の動力車は2機存在。
インテリオルユニオン製
スティグロ
インテリオルユニオン製水上AF。
ネクストACのOBに勝るとも劣らない速度で水上を駆け回り、ミサイルと大型レーザーブレード、そしてブレード光波で敵艦隊を蹂躙する。
とあるミッションのハードモードではこちらを裏切ってくることも。
なお、4系で唯一ブレード光波を使用する存在でもある。
イクリプス
インテリオルユニオンとトーラスが共同開発した飛行型AF。
羽の付いた空飛ぶ円盤。通称便座。
対地攻撃用のレーザーキャノンが主兵装だがゲーム中では妙に威力が低い。
また、オペ子のセリフによりオーメル・サイエンス・テクノロジー製と勘違いしやすい。
HARDで登場する非AFのフェルミと比べると微妙。
ソルディオス・オービット
トーラスとインテリオルによって開発されたAF。ベースは鹵獲したランドクラブ。
砲塔部に球形コジマキャノンであるソルディオス砲を装備している。
さらにこのソルディオス砲、自律浮遊しクイックブーストやアサルトアーマーまで搭載している難敵。
オペレーターや僚機(雷電)に変態とまで呼ばれたあんなものである。
アンサラー
インテリオルユニオンとオーメル・サイエンス・テクノロジーが共同開発した最新型AF。
空飛ぶ傘のような形状で、遠距離からの射撃兵器を撃ち落とす迎撃機能を備える。
コジマ技術の塊であり、地上の汚染をまったく心配していないとしか思えない。
が、ゲーム上では最新鋭という名の若造。OB突貫して弱点とっつきで即轟沈する。
まぁ一歩間違えば普通に死ねるけど。
ACfA国内版パッケージにも描かれている。
BFF製
スピリット・オブ・マザーウィル
BFF製フラグシップAF。通称はSOMやカーチャン。全長2.4km。設定上は2機存在している。
六本の脚の上に無数の砲台や甲板を乗せた超大型陸上空母。
AFとしては旧式の部類だが、その事実そのものが長きに渡り地上の覇者として君臨している証拠であり、最強のホワイト・グリントがVOBを用いて攻撃を仕掛けるもついに攻めきれなかったのが本作のオープニングムービーである。
各所の砲台を壊されることでマザーウィル全体が崩壊するという弱点があるが、
ゲーム上ではどんな高火力武器でも一撃瞬殺が不可能な最強のAF。それどころかとっつきやレーザーブレードで斬りかかるタイミングがミサイルの発射タイミングと重なるとこちらが即死しかねない。無敵時間?ねぇよんなもん。
「縦割り」という裏ワザもあるにはあるが、撃沈が早くなるだけで正面戦闘を余儀なくされていることに代わりはない(むしろ慣れるまでは縦割りのほうが大変だったり)。
「時代遅れの老兵」はアンなんとかなんて若造よりも遥かに強かった。
ゲーム中での最大の脅威は、濃密なミサイル弾幕。
ミサイルがコジマミサイルに換装されたバージョンもあり、さらに凶悪なものとなっている。
ACfA北米版パッケージにも描かれている。
アルゼブラ製
カブラカン
アルゼブラ製フラグシップAF。突撃輸送型と呼ばれる。
前面に強大な掘削機と、無限軌道を保護するスカートを備えた走る鉄塊。
その装甲内には無数の自律兵器が格納されている。
4機存在する。
旧レイレナード製
ジェット
ORCA旅団の保有する旧レイレナード製格闘型AF。
企業連は生活圏蹂躙用と呼んでいたが疑問が残る。
外見はまるで某有名作品に出てくる巨大な虫のよう。
きわめて頑強な装甲の各部にレーザーブレード発振装置を備え、障害物や敵をチーズのように容易く切り裂く。
ゲーム中では大小二種類が登場した。