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ホワイト・グリント

ほわいとぐりんと

ゲーム『アーマード・コア4』・『アーマード・コア フォーアンサー』に登場するネクストAC。メイン画像は同機のエンブレム。
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概要編集

ゲーム『アーマード・コア4』・『アーマード・コア フォーアンサー』に登場するネクストAC


天才アーキテクト「アブ・マーシュ」の手になる白色の二脚機体。機体名のグリント(GLINT)は「輝き」「キラリと光る」という意味で、意訳すれば「白い閃光」と成る。

事実、作中ではその名の通りの機動戦を見せてくれる。


『4』と『フォーアンサー』でそれぞれ別の機体でありパイロットも異なるが、多くの場合は『フォーアンサー』に登場した機体の方を指す。

しかし、どういう訳かエンブレムは「ホルスの目」をモチーフにした共通のもの。


ファンからは略して「ホワグリ」「白栗」等と呼ばれている。

Pixivにおいては中黒無しのホワイトグリントの方がタグとして登録されている数が多い。

『4』のホワイト・グリント編集

V.I.ホワイトグリント風救援に定評があるジョシュアさん

コロニーアスピナのリンクスジョシュア・オブライエンの搭乗するネクストAC。後述の『フォーアンサー』版と区別する為、此方は「ジョシュアグリント」と呼ばれる事もある。

突撃型ライフルにレーザーブレード、レーザーキャノンで武装した軽量二脚機


AC4当時の企業標準の軽量機図面は、軽量機でありながら機動性に難点要素を抱えていた(コアが中量のオーメル、ブースタが低出力のイクバール、一度噴かせばもう後が続かないアクアビット)が、ホワイト・グリントは企業専属ではない強みを活かして複数企業の混成アセンブルを行い、軽量・高出力なフレームと内装で構成されている。

プレイヤーにとっても(細部調整さえすれば)扱い易く、軽量二脚の入門アセンとして適切。


ストーリーでは難易度ノーマルの一部ミッションで救援として登場。二段QBを二段QBでキャンセルする等の人外の機動を見せ、自機は一切攻撃しなくても敵機を勝手に撃墜してくれる程の活躍を見せる。

それに対し、難易度ハードでは敵側の救援として登場し、共闘するミッションにおいては途中で撤退してしまう。


『フォーアンサー』のホワイト・グリント編集

ホワイト・グリントいや、まて…再起動だと!

同作の看板機体。

パッケージオープニングムービーを飾り、HALのCM等のメディアへの露出も多かった事から「ホワイト・グリント」としての知名度は此方が上。


非企業勢力「ラインアーク」の保有するネクストAC。

独自の変形機構やカメラアイの保護機能などの浪漫あふれる独自機構を採用した完全なワンオフフレーム(メーカー名義はラインアーク)に、両手ライフルと背中に新型の分裂型ミサイルで武装した中量二脚タイプ。

因みにデザインは、河森正治氏。


搭乗リンクスはUnknown(不明ではなく「Unknown」という名前のリンクス)。

が、「単機で企業を壊滅させた」と語られている事、オペレーターがフィオナ・イェルネフェルトであること等から、その正体は前作主人公であるアナトリアの傭兵ではないかと予想されている。

トップランクのネクストと称されているが、政治的な配慮からランキングは9位。

しかし、奇しくもアーマードコアシリーズにおいて「9」という数字は最強の証でもある。


劇中ではラインアークにて主人公と対決または共闘する事に成る。

ラインアーク襲撃部隊のオッツダルヴァを水没に追い込み、難易度ハードでは撃墜されても再起動するという驚異的な粘りを見せるが、自身も最終的には機体ダメージにより戦闘不能となってしまう。

公式設定資料集によると、この後に搭乗リンクスは無事に救助された模様で、ラインアークでは3代目と成るホワイト・グリントの開発を予定しているらしい。


プレイヤーも二周目以降に登場する「ラインアーク防衛」のミッションをクリアする事でこのホワイト・グリントのフレームパーツを使用する事が可能。

独特の形状ゆえに肩武器と一部の背中武器を装備出来ないという制約はあるものの、いずれの部位も比較的軽量で全体的に高いバランスで纏まった性能を持っており、ビジュアルも良好である事から愛用者も多い。


変形機構編集

本機には多数の変形ギミックが仕込まれている。

まず、オーバードブースト時に頭がすっぽりとコアに格納される。

オープニングの出撃シーンで見せているのはこれで、ゲーム中でもしっかり稼働する。

またアサルトアーマーやオーバードブーストの使用時はカメラアイのシャッターが閉じる防護機構が組み込まれている。オープニングムービーのラストで使うのがこれ。


もう1つのポイントがコア背部に大きくせり出したブースターユニット。

上側は3機のブースターが2段重ねに成っているが、OB時は下段が外側に展開し一直線となる。

一方背中中央の後ろに大きく張り出したユニットは下側に向かって開く。

その為、OB中は噴射炎がX字型に見える

これはプレイ中基本的に自機の背中側しか見えない事から、河森氏が拘った点なのだとか。

但しこのブースター機構の都合上、ホワイト・グリントは肩武器のウェポンラックを持たず、両背中スロットを使用する一部の大型武器が装備出来ない(両背中武装のマウントの位置関係が変わるため装備不能な模様、位置関係が変わっても影響のない物は装備できる)。


なお、コトブキヤのプラモデルでは後述の通り、パーツ差し替えや可動を駆使してこの変形に完全対応している。面妖な、変態技術者どもめ...。


後のシリーズでは編集

ヴァーディクトデイ』では『フォーアンサー』のホワイト・グリントに酷似したN-WGⅨ/Vという兵器が登場している。

黒色に変色しているうえにEXUSIASCAVENGERと共通の意匠を持ち合わせているが、緑色の粒子と閃光を発する攻撃、X字型に展開するブースター、一度やられても再起動する等ホワイト・グリントの要素が窺える。


また、『VI』の最初のミッション「密航」で主人公がカタパルトに乗って飛び立つシーンは、『フォーアンサー』のオープニングムービーでホワイト・グリントがカタパルトで発進するシーンのオマージュではないかと推測されている。


そして…


アセンブル編集

『4』編集

HD-HOGIREローゼンタール製。安定性がやや低いがAPが高めで扱い易い。
コアSALAF-COREイクバール製。防御性能を切り捨て、ダントツの軽さを実現している。
AM-JUDITHオーメル製。燃費・耐久・PA性能がバランスよく揃った軽量腕。
LG-JUDITHオーメル製軽量二脚。機体負荷が重いが軽量二脚としては堅めの防御が光る。

ブースター03-AALIYAH/Mレイレナード製メインブースター。EN負荷を度外視した出力・速度特化型。
LB-HOGIREローゼンタール製バックブースター。最軽量で性能もそれなり。
03-AALIYAH/Sレイレナード製サイドブースター。メインと同じくぶっちぎりの出力・速度とEN負荷で、イクバールコアとの相性はばっちり。
KB-PALLASオーメル製オーバードブースター。低燃費寄りながら良好なバランス。
FCSFS-JUDITHオーメル製。近-中距離戦主体の機体に向くバランス型。
ジェネレータ03-AALIYAH/Gレイレナード製。容量ワーストだが重量のわりにEN出力・KP出力とも高め。

右腕武器MR-R100Rローゼンタール製の実弾ライフル。トータルバランスに長けた傑作機。
左腕武器EB-O305オーメル製のレーザーブレード。刀身が長めで多段ヒットしやすい。
左背中武器EC-O300ローゼンタール製のレーザーキャノン。近距離でも取り回し易く弾数も多めだが、リロード時間の長さが足を引っ張る。

なお、スタビライザーと右背中武器・肩武器は非搭載。


『フォーアンサー』編集

WHITE-GLINT/HEADワンオフの中量頭。軽量機並の空力性能を誇り、機動戦に向く。
コアWHITE-GLINT/COREワンオフの中量コア。固さと軽さを両立しておりカタログスペックは悪くないが、その特徴的な形状ゆえ一部の背中武器と全ての肩武器装備不可という厳しいハンデを抱える。
WHITE-GLINT/ARMSワンオフの中量腕。機動性の割に射撃適性に優れるが、やはり肩武器装備不可のハンデが重い。
WHITE-GLINT/LEGSワンオフの中量二脚。低めのAPが気になるが防御性能は良好、ホワイト・グリントらしく機動力も確保されている。
スタビライザーWHITE-GLINT/HORN「WHITE-GLINT/HEAD」専用、ワンオフの頭部スタビライザー。正面に飛び出る角状。

ブースターCB-JUDITHオーメル製メインブースター。頭一つ抜けた垂直推力を持ち、空中での回避行動や高度合わせに役立つ。
EKHAZAR-LEGBアルゼブラ製バックブースター。程々の軽さと推力のバランス型。
AB-HOLOFERNESオーメル製サイドブースター。長い噴射時間を生かし、大きく瞬間的に回避行動をとる事ができる。
KRB-PALLASオーメル製アサルトアーマー搭載型オーバードブースター。機体負荷は妥協し、アサルトアーマー搭載型としては推力に性能を振っている。
FCSFS-JUDITHオーメル製。ロック速度とミサイルロック速度を両立しており、ホワイト・グリントの戦闘スタイルによくマッチしている。
ジェネレータ03-AALIYAH/Gレイレナード製。やや重量は嵩むが、EN出力・KP出力の高さは光るものがある。

右腕武器051ANNRBFF製の実弾ライフル。高い精度と貫通力で的確に相手を削る。
左腕武器063ANARBFF製の実弾アサルトライフル。アサルトライフルとしては長めの射程が持ち味。
右背中武器SALINE05GAグループ、MSAC製の分裂ミサイル。目標に近づくとバラバラに成って飛んでいく。優れた誘導性能と多めの分裂数から火力はかなり高い。
左背中武器SALINE05右肩に同じ。黒い筐体は白一色の本機のデザインのアクセントにもなっている。

なお、前述の通り肩武器は非搭載(そもそも搭載出来ない)。


立体物編集

コトブキヤのV.Iシリーズ、D-スタイルシリーズにてラインナップ。

4とfAの双方の仕様でホワイト・グリントがV.Iシリーズにて立体化を果たしている。

劇中同様のアクションを取らせる事が可能で、劇中で装備していた武装も同梱する。

可変ギミックやオーバードブースト展開ギミックは内部ノズルのみ差し替えで再現。

アサルトアーマー展開状態へは、パーツの引き出しや差し替えで再現されている。

なお、後にOPムービーにて使用したVANGUARD.OVERED.BOOSTが同梱したセットも販売された。


D-スタイルでは、fA仕様のみラインナップ。

可変ギミックやアサルトアーマー展開状態は再現出来ないが劇中で使用した武装が同梱し、オーバードブースト展開ギミックはパーツの差し替えで再現されている。


関連動画編集


関連イラスト編集

メカデザイナーが同じなんだね。仕方ないね

アイキャンフライ白騎士


関連タグ編集

アーマード・コア ネクストAC AC4 ACfA 河森正治 ワンオフ機


ホワイトグリン子:『フォーアンサー』版の方のファンによる擬人化

詳細は個別記事へ。

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