『【撃ち負け】は、せんよ・・・当たるのであれば』
概要
アーマード・コア フォーアンサーに登場する有澤重工製武装パーツ。
同社社長でありリンクスでもある有澤隆文の愛用武器であるため、社長砲の愛称で呼ばれている。
外見
両背のスロットを占有する超大型の実弾発射砲であり、発射形態に展開すると二脚ネクストの全高をも上回る長さとなる。
非展開時は機体と接続する右背基部の前後で4つのパーツに分割され、その内の砲身を構成する前方の3つが折り畳まれて横向きに装備されている。
左背の基部は非展開時に砲身部を乗せるただの架台で、ネクストの一般的横幅に匹敵するサイズのパーツ3つが頭部の後ろに横たわる異様な光景を構築する。
歴代の2スロ占有大型グレネードキャノンは、単純な折り畳み式であったり伸縮式で事足りるサイズであったことを考えると、OIGAMIが如何に規格外であるかが窺える。
起動・展開時だけでなく発射、排莢、再装填まで非常に凝ったギミックが充実しており、有澤重工の精神を具現化したものになっている。
性能
両背装備ではあるが、左側は非展開時の架台のみなので、武器選択の仕様上は右武器扱いとなる。よって左腕部武装との同時使用が可能。
逆に言えば、どちらも右武器扱いとなる武器腕との同時装備(つまり雷電アセン)は推奨できない。
初期レギュレーションでは、他グレネードキャノンと同レベルの攻撃力しか無かった代わりに弾数が極めて多く、以後はレギュ更新の度に弾数減・攻撃力増を繰り返してきた。
現在は実弾系射撃武器の中でも文句無しでトップの攻撃力を誇っている単発火力特化武器である。
しかし、あまりに重すぎる、凝った展開ギミックが裏目に出て武器切り換えが遅すぎる、両背扱いのせいか反動値が異常に強く空中で精密射撃できるアセンブリが存在しない、等の欠点も多い。
そういった理由からオンライン対ネクスト戦では非常に使い勝手が悪い。
ストーリーでもその爆炎で広範囲を焼き払うなら他のグレを積んだ方が早いし、AF戦でもとっつきで事足りることを考えるとあまり目立った活躍の場がない。
故に現状ではネタ武器という分類にされてしまうのだが、それでもなお多くのグレネード砲使い達を惹きつけて止まない最高の浪漫武器とも言える。
立体物
2012年2月3日には、コトブキヤの『ヴァリアブルインフィニティ』シリーズ・ウエポンユニット018として立体化を果たした。
本来のウェポンユニットは組み立て説明書兼表紙の紙を入れたビニールで包装して売られているのに対し、このOIGAMIはその大きさ故にACの組み立てキットと同様に箱に梱包という形で発売されている(かつてのウェポンユニットも箱で販売されていたのだが、コスト削減の影響か現在のウェポンユニットはOIGAMIを除いて全てビニール包装となっている)。
武装パーツのみのセットとはいえ、大きさが大きさなだけにその箱もHGガンプラ並にデカく、
お値段も他のVIシリーズの武装セットに比べて¥1,000近く高いが、
ゲーム中での折りたたみ機構を再現した価格相応の出来となっており、展開状態では全長40cm程にもなる。一度組み立てて軽量ネクストに装備させて展開させてみるといい。
リアルに於いてもどれだけアレが規格外なのか、身を以て知ることができるだろう。
ただし、WHITE-GLINT/COREには残念ながらゲームと同様に搭載することはできない。
詳細はこちらを参照:https://www.kotobukiya.co.jp/product/detail/p4934054258970/