ORCA旅団
おるかりょだん
マクシミリアン・テルミドール率いる反体制組織。
ゲーム中盤である条件を満たしていると旅団長のテルミドール直々に主人公に入団の誘いがかかる、この時の入団条件は-------
アルテリア・ウルナを襲撃し、破壊せよ
つまり、行動で企業に反旗を翻す意思を見せろ、ということである。
これを成功させれば、君もORCA旅団に入団できる。
これが、我らの咎(目的)だ
少し昔の話をしよう。
国家解体戦争以前、人類が宇宙開発に手を伸ばしていた頃だ。
当時宇宙開発に進出した各企業は、他勢力に対して優位に立つための手段として、無差別攻撃をするように設定された自律兵器を投入していた。
それがアサルト・セルだ。
その自律兵器は衛星軌道にばら撒かれ、激化する戦況に比例するかのように数を増やし、ついには企業にすら手の付けられない状況に陥った。
この忌まわしき兵器のせいで、人類は自ら、宇宙へ進出する道を断ったのだ。
これこそが企業連…パックスの罪だ。
国家解体戦争もリンクス戦争も、その罪を隠蔽するためのものであったのだ。
我ら旅団はクローズ・プランを実行し、各アルテリアのエネルギーを衛星掃射砲・エーレンベルクに回し、その一斉射でアサルト・セルを掃討。企業の罪を清算し、今一度人類を宇宙へ上げる事を目的とする。
君にアルテリア・ウルナの襲撃を命じたのは、その第一段階というわけだ。
自ら罪を背負って、人類の未来を切り開こうとした革命家……あるいは、「人類」種の存続という大義に酔いすぎて、多くの罪なき「人々」に死ねと言い放った狂信的テロリスト。
どちらとも解釈出来るし、どちらの解釈が正義とも言い切れない。
…おそらく、その判断は後の時代の人間が下すことだろう。
少数精鋭である旅団メンバーは全員が強豪であり、カラード上位のリンクスに匹敵する強さを誇る。
カラード同様こちらにも音声のやりとみのみで行われる通称「ORCAお茶会」がある。
参加者はマクシミアン・テルミドール、ネオニダス、ジュリアス・エメリー、メルツェルの4人だが、ネオニダスとジュリアスは1言しか喋らず殆どメルツェル1人で喋っている。
またテロ組織であるにもかかわらず固有のエンブレムを持つ。
黒地に星が4つ並んだ図案だが、この星は5つ=最初の五人を示しており、現在は首魁であるテルミドールが不在であるため4つになっている。
また「ORCA」にはシャチという意味があるが、シャチは海の食物連鎖において頂点に立つ存在であり、転じて「無敵」「天敵がいない」という意がある。