マクシミリアン・テルミドール

まくしみりあんてるみどーる

マクシミリアン・テルミドールとは、フロムソフトウェアのハイスピードロボットアクションゲーム『ARMORED CORE for Answer』に登場するキャラクターである。アーマードコア・ネクスト（ネクスト）のリンクス（専用のパイロット）の一人。

「最悪の反動勢力…ORCA旅団の御披露目だ、諸君…派手に行こう」

概要

CV:諏訪部順一

企業のクレイドル体制に反発していると思われている最大の反動勢力、ORCA旅団所属のリンクスにして旅団長。革命家。

旅団の創始メンバーである『最初の五人』の一人でもある。リンクス戦争ではレイレナード社に所属していたと言われている。

ORCAナンバーはもちろん1。

名前の由来は、フランス革命期の政治家で、粛清を行い恐れられたマクシミリアン・ロベスピエールと、彼が失脚したクーデター(テルミドールの反動)を組み合わせたものである。

テルミドールとはフランスの革命暦で｢熱月｣を意味する。

何が何でも旧体制を排除しようとしていた超過激派の革命家と、彼が自分自身が導いた民衆に敵意を向けられて断頭台に運ばれた月が同時に存在しており、テルミドールの苛烈さと後述する分裂した内面を表しつつ、三つのエンディングにおける彼の行く末を暗に示唆する見事な名前といえるかもしれない。

つい最近まで旅団を留守にしていたが、たんなる飾りの旅団長では無く、彼の帰還まで旅団は動かなかった。

この事からかなりのカリスマを持ち、メンバーの信頼も集めていると思われる。

性格はまったくつかめない。熱っぽい扇動家であり、諦観者であり、ロマンチストでもある、と多くの評価が有り、一定しないこの性格から複雑な男・分裂した男とも評されている。

唯一分かる事は、革命家を気取る自分にやや酔っているという事。

また、主人公に将来性を見出し、注目している。

物語の中核を担う重要な人物であり、どのルートにも密接に関わっている。

ストーリー後半から始まる混乱は、

To nobles.Welcome to the earth.（高貴なる者たちよ、汚れた地上へようこそ）

と言う彼の短い声明より始まった。

正体

その正体はカラードランク１・オッツダルヴァである。

ラインアーク攻防戦で水没して生死不明となることによって首輪から放たれ、テルミドールとして旅団と合流、表舞台に現れる。

お茶会でのやり取りからメルツェルが関与しているようだ。

搭乗機体

機体名　アンサング

レイレナード社の04-ALICIAをベースとした逆関節ネクストAC。

実弾兵器とエネルギー兵器がバランスよく装備されており中でも脅威なのは、レーザーバズーカとPMミサイル。

レーザーバズーカは幾らPAが高かろうがかなりのAPを持っていかれる高威力のEN兵器であり、GA社のベース機体で挑めば瞬殺される事も珍しくない。

また、PMミサイルは回避難度が最高レベルの為、フレアが無いとかなり苦戦を強いられる事も有る。 しかもこのミサイルは総弾数がそこそこ高く、長期戦にも向く。

瞬間的な火力こそは確かに頼りないが、アリシアベースの高機動機体に合わせたハイスピードな戦闘で長期戦にも向くこの機体は正に実力派揃いのORCA旅団において旅団長を名乗るのに相応しい機体と言えるだろう。

しかし、この機体には最大の弱点が存在する。重量過多なのだ。

ゲームでの行動

企業ルート

電撃戦でアルテリア施設を強襲、ほぼ全ての施設を制圧する。

その後、企業を裏取引で黙らせ、アルテリア「クラニアム」を襲撃、ウィン・D・ファンションと主人公を迎え撃ち、この戦闘で敗北する。

彼の死と共にORCA旅団も崩壊することとなった。

「心しておけ…お前達の惰弱な発想が人類を壊死させるのだと…！！」

ORCAルート

自身の依頼に応じた主人公がアルテリア「ウルナ」を破壊した後、その実力を見込んで、アルテリア「カーパルス」の襲撃・衛星軌道掃射砲の防衛・企業連側のアームズフォート「アンサラー」の撃破を依頼する。

終盤ではクラニアムの制圧に向かったが、ウィンディーとロイ・ザーランドに敗北し、果てた。

自身が志半ばで死した時のために備えていたのか、主人公にORCA旅団の真の目的を遂げるためにメッセージを残していた。

しかし……ハードモードのラストミッション「アルテリア・クラニアム襲撃」では何と敵として立ちふさがる。

カラードのリンクス・オッツダルヴァとしてウィンディー、ロイと共に主人公を迎え撃った。

セレン「テルミドール…裏切ったか…。元より、貴様等のはじめたことだろうが！」

「テルミドールは既に死んだ。ここにいるのは、ランク1、オッツダルヴァだ」

この裏切り行為の真相は不明。

多重人格説や主人公がこの先戦い抜けるのかを確かめる説などが有力。フロム脳の出番である。

虐殺ルート

最終ミッション「アルテリア・カーパルス占拠」において、ORCA旅団の名を貶めたオールドキングと主人公を撃破すべく、カラードの上位リンクスと共にオッツダルヴァとして参戦する。

二人の行いに怒り心頭のようである。

「当然の結果だ。貴様は…ORCAの名を貶めた」

ピクシブにおいては

アーマードコアシリーズに登場するほとんどの人物がそうであるように、公式のビジュアルイメージは存在しない。

そのため描き手によって全く見た目が異なるイメージイラストが描かれているが、説明文の表現、革命家・指導者という地位、および声のイメージからか黒髪か茶髪で冷徹そうな外見の20代の男で描かれることが多い。

関連タグ

アーマード・コア　ACfa　首輪付き　セレン・ヘイズ　オッツダルヴァ　ステイシス　アリーヤ　カリスマ

リンクス　リンクス描いてみた　革命　ロベスピエール　フランス革命

ORCA旅団メンバー

No.1 マクシミリアン・テルミドール

No.2 ネオニダス

No.3 ジュリアス・エメリー

No.4 オールドキング

No.5 真改

No.6 ヴァオー

No.7 メルツェル

No.8 トーティエント

No.9 PQ

No.10 ハリ

No.11 ブッパ・ズ・ガン

No.12 ラスター18