「何もしないという事は生きる事を放棄する事と同じだ。それは生命体の存在意義に反する」
「人類に逃げ場なし…だから、選ぶべきは戦いの道…生き残る道だ…そして、人類はその道を選んだ。それが無駄な足掻きであろうと、そこには確かに生が有る」
「最後まで人間として生きよう。それが、我々の出した答えだ」
CV:飯塚昭三
概要
天才科学者にしてディバイン・クルセイダーズ(DC)の総帥。44歳。
第2次スーパーロボット大戦で初登場。
旧シリーズ(DC戦争シリーズ)のビアン・ゾルダーク
異星人の襲来を早くから予測しており、究極ロボ「ヴァルシオン」を作り上げた後、国際連合に対して迫る危機に対応すべく世界中の全国家を統一し武力を結集させるべきだと進言するも一蹴されてしまった。
「異星人の危機に対応するため、自ら武力を世界で統合する」という思想の元にDCを結成し、地球圏の8割を制圧していった。
闘争の末、反対勢力であるホワイトベース隊に野望を阻止され、自らヴァルシオンで出撃するもかなわず、ホワイトベース隊に地球の未来を託して戦死した……。
第2次スーパーロボット大戦Gでは、リガ・ミリティアのリーダー「ジン・ジャハナム」として自分が負けた時のことも考えていた(これは第2次Gにハンゲルグ・エヴィンが登場しないためのオリジナル設定である)。
αシリーズのビアン・ゾルダーク
異星人の襲来を予測した際に「人類に逃げ場なし」とキーワードを残し、戦力を集めるように主張するが、旧シリーズと違い物的証拠のおかげで主張が受け入れられており、地球連邦軍の下部組織としてDCを結成していた。
その後、娘のリューネ・ゾルダークと木星に行ってから消息不明となるが、第3次αでイカロス基地に現れ、ソフィア・ネートと共に銀河中心殴り込み艦隊を見送った。
ビアンが死なない唯一のシリーズ。
OGシリーズのビアン・ゾルダーク
EOTI機関にいたビアンは、メテオ3の落下以降、異星人の襲来を予測していたが、EOT特別審議会が異星人に勝てないと諦めて保身のために異星人に降伏しようとしていることに絶望してしまう。
シュウ・シラカワが起こした南極事件をきっかけにDCを結成し、コロニー統合軍と共に地球連邦軍の基地を制圧していったが、ダイテツ・ミナセ率いるハガネ隊に阻止され、最期はマサキ・アンドーに倒されて敗北し、戦死した……。
人物
上記の通り天才科学者で、ヴァルシオンを始めとする様々な兵器の開発に尽力しており、パイロットの得意分野を見抜いてそのパイロットに適した機動兵器を開発したり、リューネが駄々をこねてヴァルシオンに乗るのを嫌がった時にはヴァルシオーネを作り上げ、更にサイバスターのサイフラッシュを参考にしてヴァルシオーネのサイコブラスターを完成させるなど、凄まじい才能を持っている。
また、強いカリスマ性を持っており、ビアンの思想に惹かれて協力する人も多く存在する(人に利用されるのが大嫌いなシュウもビアンの思想に惹かれて協力していた)。
主人公達の前に立ちはだかる「強敵」でありながら、自身の理念と人類の未来のためにその身を捧げることを厭わない“信念の人”。そのやり方が強引だったことを非難されこそすれ、人格面では主人公サイドからも評価が高い。
科学者としての才能、ロボット操縦者としての技量、組織運営者としての手腕、時代を見据える確かな先見の明など、スパロボオリジナルキャラクターの中でも、シュウと並ぶ完璧超人であり、かたちはどうあれ、人類による地球防衛の在り方に一石を投じたという意味では、大きな功績を残している。
ロボットアニメ好きでもあり、ヴァルシオンの全高と重量の設定もコン・バトラーVに合わせたものになっているという小ネタもスパロボファンの間では有名。
またリューネのヴァルシーネの件でも分かるように、結構な親バカ。
娘の時代劇好きは、実は彼からの影響だったりする。なお、ヴァルシオーネに隠していたデータのパスワードで「のさばる悪を何とする」に対して「天の裁きは待ってはおれぬ」と入力するとアクセス出来るようにしていた。
いわゆるネタ……と思われがちだが、EOT審議会への失望の無念故に仕組んだと推測される。
また、DC内の獅子身中の蟲共を仕置きすることも既に視野に入れていた。
搭乗機体
関連タグ
スーパーロボット大戦 第2次スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦α
ディバイン・クルセイダーズ EOTI機関 テスラ・ライヒ研究所
類似人物
- ミツバ・グレイヴァレー:スパロボ30に登場。「地球圏防衛のためには武力による統一もやむを得ない」という思想の持ち主であり、ユーザーからは「女ビアン」などと言われている。記念作ということもあってのオマージュなのだろうか?
- アルバート・ライネン:他のロボットクロスオーバーゲームに登場する敵科学者。同じように地球外の勢力からの侵攻に対抗しようとしていたが地球政府側がそれに備えようとしなかったことから独自に行動を行ったと言う点がビアンに似ている。