概要
フレーム、時には武装も込みで全てのパーツを同一企業製、もしくは同一シリーズで揃えたACを指す。
しかしながら、作中で明確に「企業標準機」と呼ばれるのは『4』と『フォーアンサー』のみで、歴代の傭兵達には「企業戦士」のスラングで呼ばれる事が多い。
大抵は「(企業名)マン」と呼ばれる(アクアビットマン、アスピナマン、シュナイダーマン、等)。
「標準」と言うと聞こえは良いが、ACはガンダムシリーズに例えると「頭と胴体がガンダムで腕はザクⅡ、脚はドム」と言った所謂ミキシングビルドを前提としたゲームである為、組む状態によってはパーツの性能が偏って極端な性能になりがち。
それだけならまだ良い方で、酷い時には、ゲームバランスの都合でミッションに出撃すら出来ない事すらある。
一方で企業標準機は作中の企業及びACのデザインを手掛けたメカデザイナーが統一されている場合が多く、見た目は(プレイヤーの趣味の問題を除けば)確実にカッコ良くなる。
代表的な企業標準機
『4』系
- 03-AALIYAH(アリーヤ)
脚部を逆関節型とした姉妹機「04-ALICIA」(アリシア)も存在する。
- TYPE-HOGIRE(オーギル)/TYPE-LANCEL(ランセル)
『4』時代はオーギル、『fA』時代はランセルが主力。
- SUNSHINE(サンシャイン)
実弾防御に優れた重量二脚だが、EN防御・PA性能・機動性は低く、相手を選ぶ。
プレイヤー間では「悪魔超人」の通称で呼ばれる。
- LINSTANT(ランスタン)
アクアビット製。ただし、同社はコアを製造していない為、同盟企業のレイレナード製のものを使っている。
通称「アクアビットマン」。圧倒的なPA性能と引き換えに全てを投げ捨てたピーキーの権化。
他の企業標準機が「○○マン」と呼ばれるのはだいたいこいつのせい。
ちなみに名前の由来は、ゲラン社の香水の名前である。
BFF製。
どちらも中遠距離での射撃戦が得意な中量二脚だが、047は狙撃特化、063は狙撃機を守る前衛機であり、設計思想が異なる。
- TYPE-LAHIRE(ライール)
オーメル製。レイレナードとアクアビットを吸収し、アリーヤの後継機として完成した。
その性能は「アリーヤはF1カー、ライールは戦闘機」と例えられる。
- X-SOBRERO(ソブレロ)
アスピナ機関製。フレーム名よりも機体名「フラジール」の方がよく知られている。
「穴」の漢字一字で表される程の紙装甲と華奢なフォルムが特徴の速度特化型軽量二脚。
見た目通り被弾すると死ぬ。
- ARGYROS(アルギュロス)
トーラス製。
紙装甲だったランスタンの反省を活かし、実弾防御・EN防御・コジマ性能全てを兼ね備えた重量二脚型ACに仕上がったが、反面機体安定性が犠牲となっている。
その実態は改良型の皮を被ったピーキー過ぎる機体の後継機であった。
『VI』系
RaD製(内装や武装は他社製)。探査に向いた低燃費な軽量寄りの中量二脚型AC。
LOADER4は本作の主人公・C4-621の初期機体で、ナイトフォールは戦闘用にカスタムされた頭部と武装を換装した派生機。
初期機体と侮るなかれ、内装と武装次第では低燃費を生かした強機体に化ける。
- NACHTREIHER(ナハトライアー)/LAMMERGEIER(ラマーガイアー)
シュナイダー製。
ナハトライアーは軽量二脚型AC。逆関節に似た脚部は外見相応の跳躍力を持つ。
武装まで同一型番が用意されており、ジェネレータ・FCSを親会社のものにすれば真の企業標準機となれるが、武装まで揃えると重量超過で出撃できない。
一方のラマーガイアーは技術検証機であり、速度追及の為に装甲を極限まで切り詰め、パイロットの安全を度外視した代物。
「シュナイダーマン」たるナハトライアーに対し、こちらはその異常性から「真シュナイダーマン」と呼ぶ者もいる。
とあるルートのラスボスであり、これまでの作品の大物ACを彷彿とさせるヒロイックさと、別作品の異形を連想させる禍々しさを兼ね備える。
フレームだけでなく武装や内装も全て技研製で統一されており、動力や武装はおろかFCSにまで未知の物質・コーラルが用いられている。
出るゲームを間違えたかのような極太ビームや極太ソードを放つ武装は威力もカッコよさも抜群だがチャージが必要で、適切なタイミングで叩き込まないと隙が大きいばかりの宴会芸と化してしまう。
ジェネレーターもわざとENを使い切ることで真価を発揮するという曲者であり、通常のACとは使い勝手がまるで異なる非常に癖の強い機体。
この機体のパイロットは本来前線に出る人物で無いにもかかわらずこのじゃじゃ馬を平然と乗りこなしており、並大抵の腕では無いことが伺える。
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アーマード・コア アーマード・コア(ロボット) 量産機 ワンオフ機
変態企業:素敵性能や極端な性能に特化した、ゲーム上では一式運用に耐えられないような標準機を作る割合が高い。一方で個別のパーツごとに運用する場合は優秀という場合も多い。