開発経緯
リンクス戦争でジョシュア・オブライエンが駆るホワイト・グリントを投下し、多大な戦果を挙げたアスピナ機関であったが、FRS(専用制御システム)の開発元であったアナトリアが凋落した事、その際にジョシュアを失った事から実機の必要性に迫られ開発された。
開発に際してオーメル社の協力を得ており、機動性・空力特性を限界まで重視した結果、正面からは細く、横からは平べったいという異形のフォルムを持つ。
機動性は非常に高く、それこそ単独でVOB装備時の直線機動に匹敵する程の出力を叩き出す程では有ったが、限界を突き詰めた引き換えに装甲をはじめあらゆるものが犠牲と成っている。
また、極端な制御負荷の大きさも有り、作中における搭乗者CUBEをはじめ多くのリンクスを再起不能にしてきたという。
フレーム
実験機ということもあり、パーツ名の頭に「X」が付くものが多い。
PA性能と空力に優れるが、防御と安定性は高くない。
- XHD-SOBRERO:
空力を重視した、一本角が特徴的な頭部パーツ。安定性に難がある。
- XCR-SOBRERO:
正面から見るとT字型に見える、X-SOBREROを象徴するコアパーツ。
PA性能が全コア中でもトップクラスに位置する。
- XAM-SOBRERO:
腕部として機能しうるかどうかすら怪しいまでの省略がなされた、前腕部中最軽量のユニット。
精度、反動制御共に大きく問題を抱えるが、背面武器に特化した構成であれば一考に値する。
- XLG-SOBRERO:
かなりの高重心と、板状のデザインが特徴。
飛行適性のみを重視しており防御力と安定性が低く、特化した戦術を要求する。
- GN-SOBRERO:
オーメル社から供与された実験パーツ。軽量でEN出力が高い反面、KP出力がかなり低い為PA性能が生命線となるX-SOBREROとの相性が悪い。
- KRB-SOBRERO:
アサルトアーマーに特化したOBパーツ。OB性能を犠牲に、アサルトアーマーの威力に特化しており、アサルトアーマーを主軸にするアセンで重用される。
この他、メイン、サイド、バックブースター、FCSはライールのものが使用されている。
使用者/使用機体
- CUBE/フラジール(カラードランク17):唯一、X-SOBREROを全て使用する。
- ジュリアス・エメリー/アステリズム(ORCAランク3):頭部を使用。
ジョシュアの再来と言われる才女。
- プロジェクト・マグヌス:V.I.シリーズオリジナルのAC。
脚部の他、ボーナスパーツとして頭部もセットで同梱されている。
関連タグ
穴:機体を正面から見ると漢字の「穴」に見える。
逆流王子:CUBEの台詞からついたあだ名の一つ。
シュナイダー:別の世界線のAC開発企業。設計思想がほぼ同じ一式フレームを擁する空力馬鹿。後にアップデートでソブレロを彷彿とさせる薄っぺらい一式フレームが追加された。