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アリーヤ(アーマード・コア)

ありーや

『アーマード・コア4』に登場する企業「レイレナード」の標準機体の一つである。続編の『ACfA』においても独立傭兵選択時の初期機体としても登場する。
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解説編集

機体コードは「03-AALIYAH」。


機動性を重視した中量二脚機体で機体そのものの装甲よりプライマルアーマーを重視、高出力ブースターで一気に敵機との距離を詰めプラズマキャノンやレーザーブレードといった兵器で沈黙させることを目的としている。


頭部には独特の複眼を取り入れ、コアの整波装置は格納機構、腕部には同社のアサルトライフルを保持する複腕機構等が計画されていた。


なお、スペルは「AALIYAH」で、スワヒリ語で「至高の存在」という意味。

命名の由来は2001年に22歳で没したアメリカ人の女性ミュージシャンと思われる。

(レイレナード社の製品はミュージシャンの名からとられている)


ほぼ同じ機体構成ながら、同レイレナード社の逆関節脚部を使用した機体は04-ALICIAと呼ばれる。


本編での活躍編集

アーマード・コア4のOPムービーを飾った機体「シュープリス」もこのアリーヤをベースにしておりムービー中ではネクストACの圧倒的な強さを見せつけた。


漆黒の尖鋭なシルエットに、敵弾は遮蔽物で回避し、ムービーのラストでは敵ノーマルACを突き殺すなど、イベント発表時PVでの看板機体「ノブリス・オブリージュ」とはあらゆる面で対照的である。


そのビジュアルと優れた機動性能&近距離戦闘性能により、プレイヤーにも愛好者が多い。

特に運動性の高さにより、高速戦でも銃口が相手から逸れない事が高い戦闘力につながる。

が、装甲が薄くエネルギー消費量が異常に多いという欠陥のため、使いこなすにはある程度の熟練が必要。


精度と安定性も低く、長距離での戦闘はお世辞にも得意とは言えず、反動の強い火器を連射すれば弾丸は明後日の方へ飛んで行く。


作中でも愛用しているリンクスは多い。


パーツ編集

03-AALIYAH/H編集

PA整波性能に特化し、機動戦を重点にした頭部。防御力、カメラ性能は芳しくないが、複眼の恩恵か、システムリカバリが最高レベルで、FCSがロックオンを無力化されても最短で復旧できる。


03-AALIYAH/C編集

PA性能が高く、空力にも優れたコアパーツ。他のレイレナード製パーツと同様、機動戦を意識した構成となっており、地の装甲は脆い。


03-AALIYAH/A編集

近接戦を重視し、EN武器適性と照準性能、運動性に優れる。反動制御が低く、バズーカ等の重兵器には向かず、マシンガンアサルトライフル等の速射型、レーザーブレードレーザーライフル等のEN兵装に特化している。


03-AALIYAH/L編集

軽量型を連想させるほどの細身なシルエットをもつ中量級脚部。

衝撃耐性、反動制御も高くないので、機動戦が要求される。


04-ALICIA/L編集

PA性能に優れる、レイレナード標準ACの一角「04-ALICIA」を形成する逆脚型脚部。

逆脚としては比較的耐久が高いが過信はできない。


03-AALIYAH/G編集

EN出力、KP出力に特化した瞬発型。EN容量が大きくない場合が多いためすぐにEN切れになりやすいこともあるが、EN、KPともに高い出力はfaにおけるアサルトアーマーの仕様にマッチするものがある。


このほか、各種ブースタも瞬発型が多く、EN消費に不安があるものの、地上戦における機動性を大きく付与するものがある。FCSもミサイルの使用に向かないがロック速度が速い機動戦型となっており、素早いロックオンが特徴となっている。


機体デザインについて編集

『アーマード・コア4』を代表する機体だけありデザインチームの意気込みが感じられる機体で様々なものがデザインモチーフとなっている。


叢-MURAKUMO-』のバイク装甲に対する概念・遺伝子を深化させ、要らぬものをそぎ落とし入りきらない機構は潔く剥き出しにするところに「F1マシン」を、特異な状況に馴染むためにあえて歪んだ美しさを選択するところに「深海魚」を、鋭く尖ったコアに「ハシボソガラス(レイヴン)」を感じさせる。


デザインチームが心血を注いだ機体故にボツとなってしまった設定も多く、腕部は上腕下部を副腕として分離し腕部武装と接続する仕様や(「片腕が2つになった感覚」がリンクスに違和感を与えるとして不採用)、胸部PA整波装置を引き込み下部装甲で保護する機構されるなど、デザイナーと開発チームの苦労がうかがい知れる。


立体物編集

コトブキヤのV.Iシリーズにて【レイレナード 03-AALIYAH】として立体化されている。

劇中同様のアクションやポージングを取らせることが可能で、オーバードブーストの開閉ギミックやグレネードランチャー【OGOTO】の展開ギミックが組み込まれているが、両肩エクステンションのフレアディスペンサーと各種スタビライザーが未装備なので、ゲーム内で登場した「レイレナード企業標準機」としての意味合いが強い構成。


プラモデルとしては機体デザインの再現度を重視するあまり、「迂闊に触れれば皮膚に突き刺さり怪我を負う鋭利過ぎるエッジ」「一般的に一体成形になる直径1mmのモールドを別パーツとして成形(=パーツを切り取るだけで弾じけ飛ぶリスクから"異次元QB"という隠語も生まれた)」という色んな意味で『コトブキヤ = 変態企業』という事実を知らしめるキットとして今もなお語り草になっている。


この他、【03-AALIYAH】をベースとしてV.I.シリーズオリジナル設定でプラズマライフルレーザーブレードフレアディスペンサーを搭載・成型色を変更した【03-AALIYAH シュープリス(夜間戦闘Ver.)】、AC作例大会から発展してフォーアンサーに登場した【03-AALIYAH クラースナヤVer.】、フォーアンサーのテロリスト「マクシミリアン・テルミドール」が駆る逆関節機【04-ALICIA アンサング】、03-AALIYAHに夜間戦闘ver・クラースナヤverのパーツを全て同梱した【03-AALIYAH シュープリスOP Ver.】とシリーズ最多の派生キットが発売された機種となった。


2023年には【DECOCTION MODELS】という高精度完成品フィギュアシリーズの第一弾として【レイレナード 03-AALIYAH シュープリス】が発売。


OBハッチ開閉機構は勿論のこと、付属のLEDによる頭部カメラ発光ギミックや、ゲームやV.I.シリーズではオミットされた副腕構造・胸部PA整波装置格納機構を再現。更にシリーズオリジナルとして機体各部の装甲・PA整波装置・ブースターノズルが稼働・展開するギミック盛り沢山のフィギュアとなっている。


関連動画編集


関連機体編集


関連イラスト編集

レイレナード アリーヤ (完成版)


関連タグ編集

AC4 ACfA アーマードコア アーマード・コア 企業標準機

破壊天使 アリシア アクアビットマン

ライール・・・オーメル開発された、事実上03-AALIYAHの後継機。

コトブキヤ

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