概要
エネルギー資源「コーラル」を狙い、惑星ルビコン3に進駐している星外企業の一つで、AC用パーツの製造を行っている。
専属のAC部隊「レッドガン」を保有しており、侮れない軍事力を持つ。
当企業が製造・開発を手掛けるACは角張った無骨な形状をしており、過去シリーズにおけるGAにクロームやエムロード、クレスト・インダストリアルを髣髴とさせる。
同社製のAC用パーツは、MELANDERシリーズに代表されるACフレームと実弾系武装が中心。
これらは「兵力と兵站で圧倒する」というコンセプトに基づき、信頼性やコストパフォーマンスを重視した結果と思われる。
内装関係はFCSのみ自社製造で、ブースターは中立企業であるファーロン製、ジェネレータに至っては同盟企業の大豊に丸投げしている。
同じくコーラルの利権を狙うアーキバスグループとは対立関係にあるが、組織としての規模や経営戦略の面で遅れを取っている節が見られる。
ルビコン3は辺境惑星の上、惑星封鎖機構の妨害のせいでまともな兵站を築けたとは思えない為、強みを発揮出来る環境ではなかったのだろう。
ルビコン3の地元企業「BAWS」からMTを現地調達して数を揃えてはいるが、顧客を選ばない同社はルビコン解放戦線やアーキバスにもMTを販売している為、ベイラムが他を圧倒する程の物量を用意する事はとても望めない。
また、序盤に受けられるミッションを見ると、アーキバスは早い内からベイラムへの妨害工作やテロ攻撃を行なっていたのに対し、ベイラムはコーラル利権獲得の障害となるルビコン解放戦線ばかりに気を取られていた節もある。
この様にお世辞にも余裕のある状況とは言えないのだが、ベイラムの上層部はそれを認識していない様子で、外部の傭兵を重用せずに雑事ばかりあてがい、重要度≒難易度の高い作戦を独力でこなそうとする上、とりあえずビール感覚で大戦力を突っ込ませる悪癖ゆえに直轄戦力の損耗が激しく、解放戦線の防衛要塞「壁」の攻略作戦ではレッドガンの番号付きを1名戦死させている(レッドガン総長たるG1ミシガンはキチンと盤面を整えるタイプなのだが、上層部がゴリ押しで強行させている模様)。
総じて言えば面子に拘ったり、コンセプトに縛られ過ぎて過ちを直ぐに修正出来ない体育会系軍人の悪い所が全面に出てしまった会社と言える。
それでも終盤まで何とか戦えていたのは、現場を指揮するミシガンのカリスマ性あっての事だろう。
関連組織
ベイラムグループの専属AC部隊。
それぞれのコールサインの由来は地球各地の河川の名前から。
ベイラムの治安維持部隊を前身としており、「壁超え」にも参加出来るだけの能力を備えたエリート部隊。
詳細については記事を参照。
ベイラムの同盟企業で、名称から中国系の企業と思われる。
「樹大枝細」をモットーとしており、製造している重量級AC「天槍」の「コア・上腕・大腿を重厚かつ堅牢に作り、末端は軽く、頭部は必要最小限の機能のみ」という設計にそれがよく表れている。
詳細については記事を参照。
企業標準機「MELANDER」
HD-011 MELANDER | シンプルで量産に向く手堅い性能に纏まっている中量頭部。 |
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BD-011 MELANDER | やや重く防御寄りの性能の中量コア。 |
AR-011 MELANDER | 手堅い性能を持つ中量腕部。 |
LG-011 MELANDER | バランスの良い中量二脚。 |
ベイラム社の標準ACフレーム。
パーツショップ解禁時の商品ラインナップに名を連ねている。
シンプルでこれと言った癖がなく、安価ながら対実弾、対爆防御寄りのフレーム。
EN防御は若干低めだが、EN負荷と重量共にバランス良く纏まっているのが特徴。
カスタムモデル「MELANDER C3」
HD-012 MELANDER C3 | 部分装甲とスキャナーモジュールを追加した頭部。 |
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BD-012 MELANDER C3 | 基礎フレームを軽量化し部分装甲で補ったコア。 |
AR-012 MELANDER C3 | 基礎フレームを軽量化し運動性能を引き上げた腕部。 |
LG-012 MELANDER C3 | コア同様に基礎フレーム軽量化と部分装甲を施した2脚。 |
より実戦向けに改造されている設計で、原型機となったMELANDERと比較すると、防御面が若干削られた代わりに運動性能がやや向上している。
汎用性という面ではこちらの方が多少上だが、その反面積載量も減っているので改修元のフレームとは要使い分けである。
全体的に非常にバランスの整った器用万能を地で行く優秀なパーツ。
ゲーム内でもフレーム一式は入手出来るが、入手タイミングはチャプター4とかなり遅い。
ただし、数量限定版だと特典として「密航」クリア後という最序盤で手に入るため、長らくお世話になるパーツとなる。
LG-022T BORNEMISSZA
重量タンク型脚部。伝統と信頼のガチタン。
大豊製の重火器を搭載する事を目的に作られ、極めて優れた積載量と防御力を誇る。
ハイエンドモデル「VERRILL」
我らがミシガン総長及びレッドガン部隊が脅しt…
お願いして開発させた特注の頭部と四脚。
HD-033M VERRILL
ベイラムの開発した換装頭部パーツ 高負荷高性能を地で行くハイエンドモデルであり 意匠にはレッドガン総長の意向から「威圧する蜘蛛」が選ばれた |
正面戦闘向けに全体的に高性能で纏まったミシガン頭。
テキスト通り、問題は積めるかどうか。
LG-033M VERRILL
ベイラムの開発した換装4脚パーツ レッドガン部隊は重火器の積載と機動性の両立を強く求め 恫喝に近い形で押し切られた設計部門がこれを実現した |
重量型四脚パーツ。
アーキバス製の四脚と比べると耐久・積載に優れ、機動力に劣る。
実際のゲーム上もタイマンより重火器をしこたま積んで空爆する火力支援に向いた性能。
ミシガン機は更にパルスプロテクションを積んで部下を守る仕様となっており、
その連携の恐ろしさはレッドガン部隊と雌雄を決するルートで明らかになる。
武装
白兵戦を重視した近接戦闘向けの実弾兵器が多い。パーツ名は全て実在の昆虫学者(※1)から採られている。
RF-024 TURNER
ベイラムの開発した普及型アサルトライフル フルオートで扱い易く 連射性能と威力のバランスも良い 企業の新兵から熟練の傭兵まで広く支持されるロングセラー |
初期装備の軽ライフル。
当初は序盤の雑魚散らしぐらいにしか役に立たず、
BAWS製四脚MTにすら苦戦する有様だったが、アップデートごとに性能が改善され、
現在では腕部パーツやFCSを組み替えた時の試し撃ちに丁度良い物差し的な性能となった。
特にACS負荷が向上しているので、装備変更ができず強制的にこの武装を使わされるチュートリアルミッションでの重要性が増した。
(敵対企業にいるアリーナランク1位も御愛用の様子。)
MG-014 LUDLOW
ベイラムの開発したマシンガン 連射性能に優れており 単品での火力不足は否めないものの 2丁持ちや他武器との併用で効力を発揮する |
軽さがウリのサブマシンガン。
チュートリアルのクリアで貰える他、終盤のとあるミッションで強制的に使う事になる。
PvPでは軽量機の迎撃やターミナルアーマーでで食いしばった相手にトドメを刺すのに役立つ。
SB-033M MORLEY
ベイラムの開発した拡散バズーカ 小型の成形炸薬弾を拡散発射し、圧倒的な衝撃力を叩き出す 同社の「物量による制圧」を象徴する様な武器 |
背部搭載型の拡散バズーカ。LUDLOW共々あるミッションで強制的に使う事になる。
実用性も素敵性能も中々だが、グレネードではなくあくまでバズーカ。
それを忘れると、「思ったより爆風が狭い!」となるし、
ダメージ数値は全弾命中した場合なので、その特性を理解していないと額面通りの火力が出せず苦境に立たされるだろう。
発売当初はメリニットのグレネードキャノンEARSHOTよりも重かったのは秘密。
SG-027 ZIMMERMAN
ベイラムの開発した長射程ショットガン 密度を増した専用大型ショットシェルを採用し 発射サイクルは落ちたが有効射程を伸ばすことに成功した |
通称ジマーマン、もしくは重ショ(※2)。
楕円形の独特な銃口が印象的。
トリガー1回で20発のペレットが飛び、バズーカやグレネードに次ぐ攻撃力・衝撃力とそれらを軽く凌駕する弾速とリロード、しかも構えが不要な上にスタッガーを延長できるという鬼畜武器で、近距離戦志向が強いスタッガーが重要な本作においては凶悪な性能を発揮する。
だがあまりにも凶悪過ぎた為、1.03にて攻撃力等が下方修正された。が、未だ強力な武装である事に変わりなく、寧ろ「誉武器(※3)云々」等と気兼ねせず使えるレベルになったと言える。
なお発射間隔は長めの為、何も考えずにばら撒くとなかなか当てられない。
HG-004 DUCKETT
ベイラムの開発した長銃身ハンドガン 衝撃力を保ちつつ攻撃力も引き上げているが多対多の局面で活用するには熟練の技量を要する |
「長ハンド」と呼ばれる大型ハンドガン。
ロングバレル・ロングスライドピストルと言うべき外見をしており、コンパクトなのに重厚感溢れるデザインが特徴。
短ハンドことコキレットと比較して弾性能が強化され反動が微減し、代わりに僅かに装備負荷が増え、連射・リロード性能が低下した。
1.07のアプデにより、全体的に強化され凶悪武器の一角として躍り出た。
1.07.2のアプデにて、攻撃力とリロードタイムが下方修正され、射撃反動が増えてしまった事により扱いづらくなってしまった。
※1:チャールズ・H・ターナー(1867-1923, TURNERの由来か)、クララ・S・ルドロウ(1852-1924, LUDLOWの由来か)、エルウッド・C・ジマーマン(1912-2004, ZIMMERMANの由来か)と言った具合に、19から20世紀にかけて活躍した昆虫学者に因む命名である、と推測される。
※2:ゲーム中に三種あるショットガンの中で一番重い為。ちなみに同じくベイラム製ショットガンのハルデマンは軽いので「軽ショ」、RaD製のスウィート16は「厳密にはショットガンではない」という説明文からは「厳密砲」などと呼ばれる。
※3:「強い奴に勝つ為には卑怯な手段だって使う」という意味の「誉れは浜で死にました!」という別のゲームの名言に由来する、「使えばバカでも勝てる壊れ武器、壊れパーツ」を指すスラング。元ネタの意味からすると正確には「誉(を捨てた)武器」である。因みに対義語は「導き(の"武器名")」。こちらはフロムの別ゲーの台詞が由来。詳しくはこちらのページのアセンブルの項目を参照されたし。
PB-033M ASHMEAD
ベイラムの開発したパイルバンカー 大型の鉄杭を打ち込む事で対象を物理的に破壊する チャージでは撃鉄を起こし 炸薬の威力も載せた刺突を行う |
ムービーでも使われている今回のとっつき。
詳細な説明はとっつきの記事でドミナントの皆さんが熱く語っているのでここでは敢えて省く。
FCS
2023年12月現在、アップデートの結果大差ない感じになってしまった。
FC-007が欠番となっているが、さて…?
FC-006 ABBOT
ベイラムの開発した近接戦闘向けFCS 近距離銃撃戦での圧倒的優位性を実現すべく ミサイル関連性能は妥協して照準アシストを高めている |
近距離で張り付いたり、近接兵装で斬りかかる、ミサイル要らない人向けのFCS。
が、コイツよりさらに近距離アシスト適性が高く、ミサイルロック関係もより優れているOCELLUSが存在するのが苦しいところ。
…と言うのはVer1.06.1までであり、最新Verの1.07ではOCELLUSのミサイルロックが初期FCS以下にまでナーフされた事により、高めの近距離アシストとそれなりの中距離アシストに加え、TALBOT程では無いにせよ中々の性能になった単体ミサイルロック補正を得た。
FC-008 TALBOT
ベイラムの開発した強襲作戦向けFCS 木星戦争で喫した苦杯を教訓としてミサイル関連性能も拡充 優れたバランスを誇るロングセラーとなった |
基本的に近距離以外は前述のABBOTよりも高性能の万能選手。
ミサイルを使わない、EN出力が足りないといった場合はABBOTに出番を譲る形になる。
Ver1.07にて近距離&中距離アシストが上方修正され、中・近距離型FCSにより磨きがかかった。
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ベイ太郎:二次創作発のマスコットキャラクター。