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惑星封鎖機構

わくせいふうさきこう

『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場する組織の一つ。略称はPCA(Planetary Closure Administration)。メイン画像は二次創作によるイメージである。
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「AC…独立傭兵だな 排除執行する」


概要編集

「アイビスの火」発生後も未だにコーラルが多数残る惑星ルビコン3の封鎖・隔離を行っている軍事組織。なお、日本語版では明らかになっていなかったが、欧州版にて「Space Governmental Force」…すなわち宇宙政府軍である事が判明している。

その性質上、惑星外企業や土着の勢力とも敵対している。

衛星軌道上に巨大な迎撃システムを有するほか、「サブジェクトガード(SG)」と呼ばれる部隊が地上を巡回し、コーラル集積地区の防衛を行なっている。


事態が深刻化すると練度が高く高性能機を運用する「執行部隊」を投入して脅威を排除する。

劣勢に陥った折には星外へ退却していることから本拠地はルビコン3以外にあると思われ、ミッション中にたびたび遭遇する強襲艦などは「通常は封鎖圏内で運用されない戦力」とのことなので、ルビコン3以外でも危険性のある惑星の封鎖といった何らかの活動をしている模様だが、本当に惑星の隔離が目的なのかを含め謎も多い。


各種の判断は組織を統括するAIが下している。

敵と認識した者には一切容赦しないが、基本的には最初に投降を呼びかけるため、治安維持組織の体裁は保っている。


ルビコン3における各勢力の中でも他と一線を画する技術レベルと組織力の高さを誇り、更にかつて存在した「ルビコン調査技研」の開発したC兵器を戦力として接収・運用しているため、その戦力は非常に強大。


AIを頭とした感情を見せないような固い組織ではあるが、荒くれ者集団であるドーザーの一派コヨーテスの傘下入りを受け入れていることから意外と弱小勢力でも交渉をしてくれる様子である。ただ共闘らしいことをする間もなく主人公とRaDによって1ミッションでコヨーテスは壊滅しどう扱う予定だったのかは不明、一応封鎖機構側にメリットが薄そうなその小競り合いに強襲艦を一隻派遣しているがコヨーテス戦力を殆ど殲滅した終盤に現れるので案の定露払い程度の認識だったかもしれない。


過去作におけるAIによる管理機構等を彷彿とさせるが、それはに用意されている。

少なくとも現状、惑星封鎖機構の活動に秘密はあっても裏の目的等は見当たらず、どちらかといえば超危険物質が充満する最悪の惑星を利権主義の企業から守る正義の味方といっても過言ではない。何なら密航者と不法侵入者と不法滞在者に日々悩まされる治安維持組織という、最終的な被害規模も考えると同情を禁じえない有り様であった(特に正体が宇宙政府軍である事が判明してからはお役所的なポジションという解像度が深まったとか)。

実際、発売当初は敵として認知している621も多かったが、時を経るにつれ「どう考えても自分達の方が悪いのでは…?」と身につまされる思いをする羽目になる。


最終的に撤退したのは戦力を立て直して戻ってくるためだったのだろうが、その前にルビコン3は選択を迎えてしまった。そもそも宇宙政府軍が企業に負けてしまったというのもヤバい事態である彼等の明日はどっちだ。


主な保有兵器編集

各勢力が自社製品や協力企業のACを除けば、概ねBAWS製品で戦力を賄っていたのに対し、ほぼ全ての兵器と人員を自勢力のみで調達しているのが特徴。AC用パーツもなく、AC自体を保有していない。

独自の型式番号を持つことと企業勢力が同型の兵器を持たないことから、封鎖機構が独力で開発したものと思われる。一応BAWS製品の改造品も多少配備されている。

後半では多数の兵器を敵対勢力に鹵獲されて使われており、一部は魔改造された。



AH12:HC HELICOPTER / 惑星封鎖機構大型武装ヘリ編集

通称「ルビコプター」。『デモンズソウル』で言うところの拡散の尖兵……よりは温いが、こちらは負けイベントというわけではないので「探査用」に組まれた初期機体のまま勝たねばならない(リプレイミッションでも同様)。

いくらドミナントであっても機体・武器との相性次第では力を発揮できずに狩られる可能性がある。

詳細は該当記事を参照。



AM14:SENTRY / セントリー編集

惑星封鎖機構が運用する2脚MT。名前通りの「歩哨」MTとしてSGや執行部隊に広く運用されている。型式番号からすると開発されたのは割と新しい方。

BAWSのMT-E-104と比較して曲面を多用したデザインだが、頭部ユニットがなく腹部にセンサーを備える点は共通する。一方で兵装マウントは頭頂部ではなく肩部に存在し、両脇に可動式の追加ブースタを備えている。

通常ブーストダッシュやジャンプ飛行、更には一瞬だがQBっぽいサイドブーストで動ける等、MT-E-104と比べると機動性に優れ、EN武器や近接武器の使用も可能と、性能面ではAPがやや劣る以外全部勝っている。

無論、(主にAPの低さのせいで)ACにとっての脅威度では大差ないが、油断していると手痛いダメージを被る、他の敵機の支援に回られると鬱陶しい、という意味でも同様と考えて良い。

バリエーションは下記の通り。


  • 通常型:もっとも基本的なモデル。コンパクトな見た目の割に意外と射程が長く連射力に優れたレーザーガン、肩部に当たると地味に痛いミサイルポッドを装備。
  • スタンボム型:右手にマシンガン、左手にスタンボムディスペンサーを装備する。肩部兵装はないがスタンボムの放電性能が非常に高く、1発でも放電ゲージがかなり溜まってしまう。同型機が複数群れていることが多いため、連続でスタンボムを食らうと強制放電で大ダメージを受け兼ねない。
  • 近接型:右手にスタンボム型と同じマシンガン、左手に折畳式のヒートブレードを装備。マシンガンを連射しつつ、敵が接近すると相手がACだろうと何だろうと果敢に切り込んでくる。ブレードの威力は侮れない。
  • 火炎放射型:両手持ちの火炎放射器を装備。火を噴いてACS負荷を狙う他、こちらの視界を遮ってくるので地味に鬱陶しい。
  • 高火力型:通常型と同型のレーザーガンに加えて、両肩部にグレネードキャノンを2門備える。複数機固まった状態から放たれる一斉射は、不用意に食らえばACでも一瞬でスタッガーを取られ、最悪そのまま直撃ダメージで撃破され兼ねない。


AA18:LIGHT CAVALRY / LC型執行機編集

惑星封鎖機構が運用する人型執行機。過去作における上位MTに相当し、一貫して「LC機体」と呼称される。強襲艦の艦載機を含む汎用兵器として、ルビコン3に降下してきた執行部隊員達によって運用されている。

ACと比較してやや大きい(15mぐらい?)2脚型で、他のMTよりかなり人型に近いが、骨格的にはAC同様微妙に人間のそれから外れている。逆三角形の大きく張り出した上半身と長い脚部を持つスタイリッシュな体型だが、頭部ユニットはやや扁平で中央の単眼の左右に2つずつのカメラアイが並んでおり、非生物的な印象を与える。

極めて高い飛行性能を誇り、戦闘中の大部分をふわふわと浮遊している。ACのそれと異なりほとんど高度が変わらないまま浮き続けることが可能。速度は遅いが、逆にそのせいで着弾点がズレる嫌らしさが特徴の疑似QBも使える。AP面でもSENTRYやBAWS製2脚MTとの性能差は歴然としており、鹵獲してまで使われるのも納得の性能である。

ACと違って部位ごとの細かいパーツの換装は出来ず、MTと同じく兵装の変更のみでバリアントを展開している。

バリエーションは下記の通り。


  • 狙撃型:狙撃用のレーザーライフルと護身用の実弾式バーストライフルを持つ。遠距離にいる間はその場に膝をついて射撃姿勢を取り、アラート付きの高火力レーザーで狙撃。近距離に近づくとどこからともなく取り出したバーストライフルに持ち替え、飛行しながら射撃をする。こちらが離れると再び着地し、狙撃モードに戻る。SENTRYほどではないが、LCの中ではもっともAPが低い。
  • 近距離型:右手にショットガン、右肩に通常ミサイル、左肩に垂直ミサイル、更に両肩脇にフレアを装備する。ショットガンはACやMTのものと異なり、弾体発射後少ししてから弾が拡散するという拡散バズーカに近い性質を持つ(現実で言うショットガン用フレシェット弾に近いか)。狙撃型よりもAPは高く、何度でも連続で使えるフレアでミサイルを封じてくる。
  • シールド型:右手にアサルトライフル、左手に実体シールド、右肩に近距離型と同じミサイルポッドを装備する。アサルトライフルは下部にグレネードランチャーを装着しており、ライフルとアラート付きのグレネードを適宜使い分けてくる。本体のAPがもっとも高く、実体シールドの防御力と相まって中々倒れてくれない。以前はシールドのAPがバカみたいに高かったが、現在は真っ当な数値に調整済み。


AA18A:LIGHT CAVALRY HM / LC高機動型執行機編集

惑星封鎖機構が運用する人型執行機。シールド型をベースに高機動フライトユニットを搭載しており、航空機並の飛行性能を獲得している。APも非常に高く、シールド型の倍近い。

兵装は右手にグレネードランチャー付きアサルトライフル、左手に実体シールドを持ち、右肩とフライトユニットにミサイルポッドを装備。主に飛行しながらミサイルをばら撒き、撃ち終わると接近して飛び回りながらライフルやグレネードを撃ってくる。


火力、機動力とも申し分ないが、登場する場面がHCのお供だったり事前に補給を受けた万全の状態でタイマンに臨んだりと、若干印象が薄い。また、浮遊しながら常時シールドを展開していたシールド型と異なり飛行時にシールドを仕舞ってしまうので、結果的に防御力の低下を招いている。



AA18C:LIGHT CAVALRY HF / LC高火力型編集

惑星封鎖機構ではなくアーキバスに鹵獲改造された機体。アーキバス製にしては珍しく、全身が高火力の実弾兵装で固められている。面影はあまりないが、ミサイルランチャーとAPが同じなのでシールド型をベースにしている模様。

右手にグレネードランチャー、左手にショットガン、3連グレネードキャノンを背部にそれぞれ2門搭載し、右肩に3連ミサイルランチャー、両肩側面に6分裂ミサイルランチャーを2基ずつ計4基備える。


重量制限を火力に全振りした高火力型で、その重量を利用してブーストで突進するというジャガーノートじみた技まで使える。一方でAPはシールド型と同等だが、シールドを持たないので総合的な防御性能では劣る。加えて、その重量のせいかLCの特徴であった無限飛行も失っており、ジャンプすらしない(ゲームバランス的に使われてないだけで、モーション自体は設定されている模様)。

性能的には火力特化過ぎて使い勝手が悪くなっている印象だが、最初に出現するミッションは護衛対象が設定されているため、別の意味で脅威度が高い。前述の通りAP自体はさほど高くないので、こちらも高火力で攻め立てて早急に撃破したい。



AA22 HEAVY CAVALRY / HC型執行機編集

LCの上位機種に当たる新型機体。LCが上位MTならこちらは企業ACに相当する。HCやHC機体とも。パイロットも執行尉官と呼ばれる階級の高い隊員が勤めており、大抵その現場における最上位の階級を有する。


頭頂高は似ているが、LC機体からフレームが一新されており、一回り以上大型化している。高いAPと機動性に加えて妙に誘導性に優れた高火力兵装と頑丈な手持ち式のシールドを持ち、常時展開しながら攻撃してくる。初期型と後期型で武装が異なる他、アーキバス製の鹵獲機体はさらに改良が加えられている。

一応パルス系兵装等を使えばシールドは剥がせるし、スタッガーを取ればシールドは無効化出来るので、チャンスを逃さず確実にダメージを与えて倒したい。


詳細は該当記事を参照。



AS07:HEAVY WARSHIP / 強襲艦編集

300m近い威容を誇る、惑星封鎖機構の象徴とも言える宇宙戦艦。両舷側面には、惑星封鎖機構のエンブレムが描かれている。

かなりの数が建造されており、ルビコン3の衛星軌道上に配備されていたが、地上での犯行勢力の脅威度が増したことで艦隊ごと降下してくる。

あの巨体をどうやって浮かせているのかは不明。


搭載兵装として、まず甲板上部に実弾式の2連装砲塔2基と対空砲を4門、艦橋直前に垂直ミサイルランチャー28基、艦橋を挟んだ後部には対空砲2門、下部にミサイルランチャーを6基と大口径長距離レールガンを1門、艦首には左右5門ずつ計10門の高火力レーザー砲、側面両側には小型ドローン10機を展開可能なプラットフォーム、後部エンジン付近には艦載機となるMT、LCを搭載・降下させる格納庫が備わっている。

ただし、これら全てを装備、使用しているかは登場するミッションにより異なり、搭載していなかったり、搭載しているのに使ってこなかったりする。初登場ミッションでは下部レールガンをちゃんとこちらに向けてくるのに、一切撃ってこない。

しかも、艦首レーザーの射角は真下から前方の90度までであり、甲板上は射角外となるので、甲板上を攻められるとなす術が無く、火砲や対空砲は近距離での精度があまり高くない。

そのうえ、艦橋を破壊されてしまうと動力系統にまで誘爆して即轟沈という、何か設計に致命的な脆弱性があるように思われる艦艇でもある。なんちゅー脆い船じゃ…

カタフラクトと言い、微妙な問題点を抱えているのは割り切りの結果なのだろうか…?


ただ、本来艦船というのは単艦運用は想定されておらず、弾幕を掻い潜って艦橋を殴ってくるような敵も脅威度としての優先度はかなり低い。

例として現代のイージス艦の兵装を挙げるなら、まず1000km単位の射程を誇る巡航ミサイルから始まり、対空ミサイルは100km、艦載砲は40km、対空砲ですら1kmから2kmといった射程で運用される。数字だけを見ても、劇中における戦闘がどれだけ近距離で行われたかお分かりいただけるだろう。

そう考えると前述の「持っているが使ってこなかった兵装」も、本来は遠距離用の兵器であり、距離が近過ぎて使えなかった可能性がある。


また、「強襲艦」の名前からすると、本来は惑星の地表にいる敵を殲滅・制圧する運用思想ではないかと思われる

地表の敵から攻撃されるとしても被弾確率が高いのは当然艦底であり、ルビコン3には高高度の敵を攻撃する兵器がほとんど存在しない。そのため、AC程度の兵装では破壊不可能な装甲を盾に、最も重要な区画である艦橋と動力炉を防護することには成功しているので、一概に設計時点での配置ミスとも言い切れない。

どちらかといえば、広いルビコン3の制圧のために艦隊を崩して単艦で行動させるという惑星封鎖機構側の運用と、主要兵装と艦載兵器を掻い潜って甲板に乗ってくる異常第四世代強化人間と戦うという状況に問題があったと見るべきだろう。


着地するギミックとモーションが設定されており、とあるミッションではランディングギアを出して宇宙港に着地し、パイプなどを繋がれて地上で整備を受けている姿を見ることができる。

しかし、何故か自身の有利なポジションを捨て去る形で着地しているため、普通に弱点を晒すだけで終わる。

接近したところで艦内から艦載機が出て来ず、甲板上の砲塔と対空砲のみで迎撃してくるが、その替わりに宇宙港の防衛を担当するMTやLCが攻撃してくる。

ちなみにこの着地モーションだが、出現時点で他の敵の攻勢が衰えているのとある古参ACプレイヤーのせいで弱点が広く知れ渡っており、誰もが着地前に撃破するので長らく着地すること自体知られていなかった。



AAS02:CATAPHRACT / 特務機体カタフラクト編集

戦車に似た大型ユニットを、MTの両脇に無理矢理接続した様な外見が特徴の特務機体。

アナウンスメントトレーラーやストーリートレーラーにも登場。カタクラフトではない


圧倒的装甲と火力、機動力を兼ね備える堅牢なユニットの正面にあえて弱点となるコアMTを接続するという、コンセプトの迷走を感じられる兵器。

正面に据え付けられたMTは懲罰席などとネタにされている。トレーラーではきっちり装甲板が貼られていたのだが…


とはいえ回転砲塔によって360°に強力な火力を発揮でき、高速機動で弱点をから射角を切ったりするので、解放戦線のMTなどが相手なら容易く蹴散らせるのかもしれない。というか、最も火力が集中する真正面に自分から進んで突っ込んでくる異常者を想定していないというべきか。或いは、本来部隊運用で弱点を補う設計なのかもしれない。

ジャガーノートと同じく正面直上からの撃ち下ろしに弱い。といっても、ジャガーノートと違って有効な射角が限られており、闇雲に垂直ミサイル等を撃っても通らないので注意。


詳細は該当記事を参照。


AAS03:EKDROMOI / 特務機体エクドロモイ編集

特定目標の排除に使用する執行機体。

前述の2種よりも機動性に長けており、ミサイルやプラズマライフルを装備した射撃特化の「PG型」と、レーザーブレードマシンガンを装備した接近戦特化の「EP型」の2機セットで運用される。


ミサイルやプラズマライフルでブーストやACS負荷の蓄積を誘発させ、EN切れやスタッガー状態になったところをもう1機がブレードで串刺しにする戦法を取る。

距離を取ればEP型が突撃してくるため、そちらに集中攻撃して1対1に持ち込んでしまうのが楽だろう。


AC6のコミュニティなどでは、エロイドクイモドエロイクモなどと卑猥な誤読をされているが、名前の由来は古代ギリシャにおける兵科の一つである。


詳細は該当記事を参照。


AB08:NEPENTHES / 複合エネルギー砲台ネペンテス編集

ウォッチポイント・アルファ深度1の縦穴区画の最深部に配置された巨大な無人砲台。6門のレーザー砲と多数のプラズマミサイル発射器を備え、これで侵入者を撃破する。

アーキバスに先んじて地中調査を行おうとしたベイラム戦力の半数を殲滅した。


名前の由来はウツボカズラであるが、作中ではすでに絶滅しているという。エアは「興味深い形状」と評している。


ウォッチポイント・アルファに侵入すると最初はリフトで降下することになる(無視して直接降下も可能だ)が、途中で防衛システムが働いてリフトが強制的に停止し、無人ドローン数機が迎撃してくる。


そこからは自力で下へ降りるハメになるが、今度はネペンテスが稼働を開始し、6門あるレーザー砲を1発ずつ、自機に向かって連射してくるようになる。

足場にいるとそれが遮蔽物となり、レーザー攻撃を防ぐことができる。レーザー砲の連射が終わると、次の発射まで一定のクールタイムに入るので、その間に次の足場を見つけて降下し、最深部を目指すというのがミッションの進め方である。


ある程度の深さまで降りると、隔壁が作動して穴を塞がれ、無人MTデノイザーが3機降りてきて戦闘となる。

普通ならここで詰むのだろうが、エアが運良くチェックポイントを見つけて、そこに不正アクセスして隔壁を強制的に解除する。


すると、ネペンテスの制御パターンが変更され、レーザー連射後に誘導式のプラズマミサイルを多数撃ってくるようになる。

プラズマミサイルの移動速度は遅いため、レーザー連射後とミサイル着弾にタイムラグがあり、レーザー砲のクールタイムをかいくぐっての降下がより難しくなる。だが下へ向かうにつれ、このタイムラグが短くなるため難易度が下がる。

また、途中からはレーザー狙撃してくるドローンが現れる。わざわざドローンを撃破しにいかなくても、狙撃を回避しながら下へ向かうと射程外となって攻撃が止むので無視すると良い。


最深部まで到達すると、レーザー砲の射角外に入るためレーザー攻撃は止むが、それでもプラズマミサイルでしつこく迎撃してくる。

弱点はレーザー砲の基部である「茎部関節」であり、これを破壊すると機能停止する。茎部関節周辺の足場に上って最接近するとミサイルに被弾しないため、この位置で破壊すると安全である。



AM02:DENOISER / デノイザー編集

惑星封鎖機構の運用する無人MT。ルビコン3における封鎖機構最重要機密施設ともいえる「ウォッチポイント・アルファ」内部を警備しており、「ノイズ除去者」の名の通りに不正な侵入者(ノイズ)を除去するために襲い掛かってくる。型式番号からするとSENTRYより古いモデルのようだ。

上記SENTRYと比較して角張ったデザインで、体格も一回り大柄。固定兵装は肩部に加えて胴部正面にマウントする方式で、懸架したユニットを折り畳んで収納するために入れられた装甲の「切り込み」が特徴。複数のバリアントがあるが、両肩部の装甲内部に短銃身の小型マシンガンを収納しているのは共通する。

SENTRYと比較して装甲は厚く、QBに近いステップでの急接近等も可能なため、総合性能では明らかにSENTRYよりは高い。流石にLCにはやや劣ると思われるが、SENTRYではなくこちらを有人化した方がマシだった気がしないでもない。


無人機故、封鎖機構がルビコン3から撤退した後もウォッチポイント・アルファの各階層を巡回している他、非稼働でラックに吊り下げられた個体も存在する。後者は通常ロックオン出来ないが、特定の条件を満たすと起動する。実は非稼働個体もスキャンするとロック出来るし攻撃判定も存在するので、動き出す前に破壊しておこう。

また、最下層の技研都市には装甲が脱落した状態で稼働している個体が多数存在している。交戦したパイロットには「技研のガラクタ」呼ばわりされていたが、見た目のボロさに反して性能は全く落ちておらず、これらも上部階層の個体と同じように侵入者を排除しようと襲ってくる。

バリエーションは以下の通り。


  • 近接型:右手にパルスブレード、左手にパルスシールド、胴部中央マウント右側に2連装ライフルを備える。シールドで防御しながら射撃しつつ、接近してブレードで切り込んでくるため、食らうとかなり痛い。
  • 支援型:右手にレーザーライフル、胴部中央マウントの左側に2連プラズマミサイルランチャーを備える。レーザーは単発の他、チャージショットで連射が可能。
  • 狙撃型:胴部中央マウント右側にリニアライフル、背部左側に3連装プラズマミサイルランチャーを装備する。リニアライフルは非使用時に砲身を縮めて九十度上に折り畳む形で収納する。遠距離から弾速の速いリニアライフルとプラズマミサイルで攻撃してくるが、近寄られるとそれらを収納して両肩のマシンガンしか使わなくなる。
  • 高火力型:右手に支援型のレーザーライフル、左手に近接型のパルスシールドを持ち、胴部中央マウントに増加装甲兼用の8連装垂直プラズマミサイルランチャー、両肩に1基ずつ6連装プラズマミサイルランチャーを持つ。一番APが多いモデルで、増加装甲とパルスシールドによる堅牢さとプラズマミサイルによる火力を誇り、もっとも脅威度が高い。

実は何気に出自がよくわからない機体。

技研都市に配備されていたことから技研製のMTを封鎖機構が接収して型式番号を付け直したようにも見えるが、封鎖機構製のMTを上層から最下層までの全域に配備していたものが単に整備されないまま劣化しただけ(なのを五花梅が勘違いした)とも考えられる。

少なくともC兵器と違ってコーラルは使用されておらず、内燃型ジェネレータを搭載していることから稼働限界は存在すると思われるが…


AAP03:ENFORCER / エンフォーサー編集

ウォッチポイント・アルファ深度2を防衛する試作無人兵器。「執行者」の名前にある通り、強制執行システムによって運用され、侵入者を排除するために稼働している。


変形機構を備えており、本来の脚部を折り畳んで腕部で接地する(恐らく狭いトンネル内を移動するための)「防衛モード」で運用されるが、より広い場所に出てからは脚部を展開して直立し機動力を高めた「強制執行モード」に切り替わる。

兵装は「防衛モード」ではレーザーキャノンとミサイルランチャーを背負っているが、「強制執行モード」ではレーザーキャノンを右手に持ち、左手にパルスシールドを展開する。前者はレーザーブレード、後者はパルスガンと兼用であり、変形することで実質兵装の数が3倍になっている。

遠距離においてはパルスシールドを展開しながら高火力のレーザーキャノンと妙なディレイが掛かる双方向ミサイルを撃ちつつ、ある程度距離が縮まるとパルスシールドをパルスガンに切り替えて掃射し、更に近くなるとブレードで切り込んでくる。人型時の全高はACの倍ほどあり距離を詰める手段も持つため、しっかり見切らなければリーチ差であっという間に真っ二つにされる。

APが半分になると更に第三形態に移行。機体の消耗を犠牲に駆動系や兵装の出力を上げて動きが良くなる他、レーザーブレードを地面に叩き付けての波状攻撃や強烈なブーストダッシュと共に突き刺してダメージを与える刺突攻撃等、攻撃パターンが増える。


AAP07:BALTEUS / 特務無人機体バルテウス編集

ウォッチポイント・デルタを防衛する無人兵器。名前は「剣帯」を意味する。

その名の通り、MTに帯状の火器ユニットを付けた外観をしている。

詳細は該当記事を参照。


封鎖衛星編集

ルビコン3の衛星軌道上に配備された、ルビコン3への侵入者排除用の大型衛星兵器。型式番号は振られていない。

無人運用されており、侵入者を感知すると衛星下部に装備された衛星砲でレーザー射撃を行う。


劇中では、最初のミッション「密航」のムービーで初登場。621を乗せた突入カプセルにレーザー射撃するも、撃墜に失敗してルビコン3への侵入を許してしまう。


別のミッションでは、グリッド086の上層区画(外殻)を、外殻警備システムによって衛星軌道から監視しており、多数の赤外線センサーが区画表面を照射している。このセンサーに触れるとアラームが鳴ったあとに、上空から精密なレーザー狙撃をしてくる。アサルトブーストなどで高速移動すれば狙撃を回避できる。


また、とあるルートの終盤では意外な形で登場する。



主なC兵器編集

ルビコン3占領時にルビコン調査技研から接収したのか、幾つかのC兵器(C=コーラル)も保有している。コーラルの拡散を防ぐという封鎖機構の理念には矛盾するようだが、あくまで現地に残っていた兵器を再利用しているだけで、自分達がコーラルを利用するつもりはないらしい。


IA-13 SEA SPIDER / シースパイダー

大陸間輸送用カーゴランチャーを封鎖する目的で運用されているC兵器。後述のルビコン調査技研から接収された機体の1つで、カーラ曰く「ろくでもない技研の遺産」。

名前の通りウミグモを思わせる6本の歩脚を備え、胴体上部にコーラルキャノン、側面にコーラルライフル、脚部にコーラルオシレーター(コーラルブレード)、上部にコーラルミサイル…と、全身にコーラル兵装を搭載している。プレイヤーが初めて遭遇するコーラル属性の攻撃であり、特に重装甲のACは装甲値を無視してくるので、どれも非常に痛い。

変形機構を有しており、一定以上APを削ると脚部を広げて飛び上がり、胴部に格納されていたブースタユニットを下部に展開する。このユニットの形状がマツボックリに似ているので「(ルビコニアン)デスボックリ」の名で親しまれる。この際、コーラルキャノンを折り畳んでブースタユニット内部を貫くように下部先端から突き出し、地上への爆撃を行ってくる。

自身の兵器にユーモアを取り入れるという信念を持ったカーラですら、この飛行形態には半笑いで感想を述べるほどであった。


IA-02 ICE WORM / アイスワーム

ルビコニアンデスワーム」の愛称で多くの傭兵に親しまれるマスコット。2023年4月のトレーラーで初登場した際の威容を覚えている者も多いだろう。

「ルビコニアン〇〇」という渾名の由来の数々はこいつが5割と言っていい(残り5割のうちの4割は公式でルビコニアンを自称している現地民だろう)。


惑星外企業の反攻で劣勢に陥った封鎖機構が投入したC兵器で、3基のシールドドリルのような機構を持つ頭部に、砕氷船のようなスクリュー推進機を備えた無数の胴体パーツが連結されたミミズのような姿をしており、ACとの比較から全長は数百メートルにも達すると思われる。


その脅威度たるや、それまで散々殺しあってきたベイラム社とアーキバス社が一時停戦・共闘を考えるほど。


IA-C01: EPHEMERA

かつて技研が開発した無人AC。C兵器ではないが、接収された技研の兵器なのでこちらに記載。

「アイビスの火」以降に接収されたようで爆発するジェネレーターから逃げる621を足止めするために投入される。


MOONLIGHTなどの技研装備で固められたACなのだが、時間制限があるにもかかわらずリペアは使うわ一定の距離を保ちながらブレードの光波プラズマライフルで足止めしてくるわ最後の最後にターミナルアーマーを発動させて遅延行為をしてくるわ、トドメに撃破後の脱出に20秒ほど必要とひたすら嫌らしい攻撃に終始する。

システム上でも短期決戦が必須なので火力をモリモリにしていくのが望ましい。


ちなみに各ミッションに点在する隠しパーツを収集すればプレイヤーも使用可能なため、有人操縦はできる模様(ただし全てのパーツに「人間の搭乗を前提としていない」という断り書きがされている)。

複数機が稼働していたらしく、アイビスの火以前の遺構に近い場所で残骸が見つかることが多い。


余談編集

  • 執行隊員が口にする「コード○○」は、現実の警察で使用されているテン・コードそのもので、各コードの意味もほぼ同じである。
  • 宇宙政府軍の設定が判明してからは、「ACシリーズで政府が普通に生きているのに驚いた」という声もある。

関連イラスト編集

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