宮崎駿監督のアニメーション映画風の谷のナウシカにおいて、ペジテのガンシップに次々と撃墜されていくトルメキアの戦列艦バカガラスを目の当たりにして城オジのミトが発した一言。
「うわっ! 殿(しんがり)を巻き込んだッ!!」
※上記の台詞は撃墜されたバカガラスの一艇(三番艦)の爆発に殿(四番艦)が巻き込まれたのを見たトルメキア兵の発言である。
どんだけ脆いんですかバカガラスは。
護衛のコルベットを除いて四隻からなるバカガラス艦隊だったが、腐海上空を飛行中、二番艦が太陽を背にしてきたガンシップの上からの奇襲で瞬く間に轟沈。艦隊は防御円陣を組もうとし、三番艦は直後に下から取って返してきたガンシップを迎撃するも相手に一撃も与えられないまま攻撃を受けて、瞬く間に炎に包まれる形で落伍。殿の四番艦のすぐ直下へと墜落していく三番艦だが直後に大爆発を起こし、四番艦までも巻き添えで轟沈してしまった。一番艦にナウシカと共に乗るミトがバカガラスの脆さを呟くのは三番艦がやられた直後である(同時に「我、操縦不能」という三番艦からの無電も聞こえる)。四番艦の不運な最期の直後、残る一番艦もガンシップの攻撃で即座に大破、墜落が時間の問題となる中、ナウシカ達は積載されていた風の谷のガンシップに乗って脱出した。