概要
バカガラスとは、「風の谷のナウシカ」に登場する、航空機の一種。
トルメキアの輸送機であり、作中の航空機の中でも特に巨大である。
貨物室は広く、作中では兵隊や戦車、風の谷のガンシップなどを積んでいた。
鈍重であり、加えて装甲も薄いようで、
それどころか大爆発した挙句、僚機が爆炎に巻き込まれて諸共吹き飛ぶという、航空機で有るまじき醜態をさらし、ミトに「なんちゅー脆い船じゃ…」と言われた。
一応、フォローするならば、劇中で『奇跡の技と力を我らは復活させた』と言っているものの、エンジンは発掘品、その他殆どの技術が古代遺物の発掘品をサルベージやリバースエンジニアリングした程度しか持ち合わせていないので、あれだけの巨体と膨大な積載量を持つ輸送機を、それなりの航続距離+腐海の瘴気外となる航行高度で実現する為には、外板を最低限にかつ多数の燃料タンクを積まなくてはならないのだろう。
なお、バカガラスの名はアニメ版の作中には登場せず、コミック版においてミトが当艦をこう呼んだのが出典だが、これは日本海軍の陸上攻撃機・深山の余りの鈍重さから軍内で定着した俗称と一致する。
また、コミック版では同型と思われる船が「戦列艦」と呼称されており、他の船の名称が帆船の形式に由来することからも、こちらが設定上の正式名称ではないかと思われる。