概要
色の無い霧が世界を覆い始めてから最初に現れたデーモン。
ボーレタリアを襲ったデーモンたちの先駆けであり、まさしく尖兵と言える存在である。
成人男性が見上げる程の巨体なうえに、頭部には一対の角と鋭い牙を生やし、更に眼球を三つ有するなど尋常の存在ではない事が窺える。その一方で腹の出た肥満体型で背中に生えた翼も小ぶりなど、どこかユーモラスで中ボス然とした風味も併せ持っている。
武器は手にした巨大な斧。そのサイズと質量ゆえに威力と攻撃範囲は絶大だが、予備動作も大きい。動きは鈍いが旋回能力は高めであり、背後に回ろうとすると翼を羽ばたかせて宙に舞い、衝撃波を伴うヒップドロップを繰り出してくる事もある。
ゲーム中での活躍
ゲーム中ではチュートリアルステージ「楔の神殿までの旅」のボスとして登場。初期装備かつ初期ステータスのプレイヤーには僅かなダメージしか与えることが出来ないうえに即死級の攻撃を連発する為、実質的な負けイベントとしてプレイヤーを殺害、楔の神殿に魂を幽閉してしまう。この時点で心が折れそうだ…という気分になったプレイヤーも多いだろう。
一応、勝つこと自体は可能で、撃破後に出現する要石からはアイテムが配置されたご褒美エリアに行けるのだが、その先には更なる絶望が待ち受けている。
後に「嵐の祭祀場」序盤の中ボスとして再登場。この頃には装備やステータスの強化が可能になっているのでリベンジしやすくなっている。おまけに付近には遠距離攻撃用の弓矢も落ちている為、高台から飛び道具で一方的に射殺されたりすることが多い。
更に、この個体は持ち場から一切動かないので魔法や飛び道具で一方的に浴びせやすい。
撃破すると「灰色のデモンズソウル」をドロップする。
関連装備
ドーザーアクス
大斧系武器を「灰色のデモンズソウル」で強化すると入手できる武器。
凄まじく重いため使用者には相当な筋力が求められる。また、ドーザーの名が示す通り刃を持たないのだが、何故か打撃ではなく斬撃武器として設定されている。入手は比較的容易だが「色の無いデモンズソウル」による強化は出来ず、特殊な能力も持たない。