概要
フロムソフトウェア社制作のゲーム『デモンズソウル』の登場人物。
乙女アストラエアを守護する暗銀の騎士。
アストラエアとともに腐れ谷で消息を絶っている。
また、セレン・ヴィンランドとは姉弟関係にある。
ゲーム中では腐れ谷-3「腐敗の中の安息」に登場。
デーモンと化し、神に捨てられた不浄の存在たちを癒すアストラエアを守護し続けている。
ガルを倒すとアストラエアは自害するため、実質彼こそがこのエリアのボスと言える。
規格外のスタミナを誇り、腐れ谷最奥の不浄にすら侵されぬ、半分人外の存在。
疫病の沼を重装備で軽やかに走り回る姿は恐怖以外の何物でもない。
普段は狭い通路上で暗銀の盾を構えてアストラエアに近づく者を阻み、
敵対者に対しては巨人殺しの伝説を持つ宝具・大槌ブラムドを振り上げ容赦なく叩き潰す。重装備故に並の近接武器では怯ませることが出来ず、暗銀の盾には物理・魔法属性攻撃を完全に防ぐ効果がある為、遠距離攻撃も通用しづらい。
一方、本人の言葉通り積極的に襲ってはこない為、落ち着いて戦えば勝機を見いだせる。
ヒットアンドアウェイを繰り返せば少しずつでも削っていけるほか、グレートソードや肉斬り包丁など大威力の武器ならダウンさせ、起き上がりを狙ってハメ殺すことも出来る。また、ブラムドの威力はすさまじいが隙もまた大きいので、パリィからの致命の一撃に成功すれば大ダメージを与えられる。ただし、両手持ち状態のブラムド(大槌)にはパリィが効かなくなるほか、逆にガル側がパリィを狙ってくることもあるため油断はできない。
時間はかかるが、弓で狙撃するなどして先にアストラエアを殺害すると戦意を失い、うなだれて黙り込んでしまう(ただし一度攻撃すると再び行動を開始する)。
撃破すると装備している暗銀の盾および防具・暗銀の鎧一式をドロップする。
また、一度撃破した後にエリア傾向を最白にして再び腐れ谷3を訪れると、黒ファントム化したガルが出現する。攻撃力が向上し、HPが二倍以上に強化された強敵だが、撃破するとヴィンランド家の紋章とブラムドをドロップする。前者は形見として姉に届けるべきだろう。
会話
<対峙時>
「やはり、戻れはしないか」
「どうしても彼女を害そうというのであれば、仕方ない」
「この地の底で腐り落ちるがいい」
<ある程度ガルのHPが減った時>
「貴様等は、なぜ我々を害そうとする?」
「もとより、貴様等が捨てたものであるのに」
「我々は、ただひっそりと生きているだけだ」
<プレイヤー死亡時>
「我々に手を出すな」
「であれば、貴様らに何をすることもない……」
<プレイヤーが赤子の居る沼に落下した時>
「落ちたか……」
「そのまま、不浄どもに食い殺されるのがいい……」
<ガル死亡時>
「アストラエア様……」
装備
装備 | |
右手第一 | ブラムド |
右手第二 | 神のタリスマン |
左手 | 暗銀の盾 |
防具 | 暗銀の鎧 |
矢 | 無し |
魔法 | 無し |
奇跡 | 大回復 |
神の怒り |
ブラムド
ヴィンランドの宝具のひとつである粗鉄の大槌。
歪んだ部分があるが、それは古い「巨人殺し」の形跡であるという伝説を持つ。
使用者の毒および疫病耐性を高め、最大では6倍にまで上昇させる。
威力も大槌最強の値を誇るが、常人の筋力では扱えないほどの重量が難点となる。
その重さは、本作はおろかダークソウル三部作も含めてシリーズ最大の36。
暗銀の盾
ヴィンランドに伝わる暗銀製の盾。
暗銀は最も古い金属として知られており、暗い悪意を祓う力を持つと言われている。
上述の通り、物理・魔法のカット率が100%なので火属性以外なら完全無効化できる。
そのうえ特殊効果「魔法鈍性」により装備しているだけで対魔法防御力が上昇する。
ただし装備者自身の魔法攻撃力も鈍性効果により低下してしまうのが難点。
受け値も中盾相応の値なので、強力な連続攻撃に対しては過信できない面もある。
補足
兜で通常は素顔を確認できないが、金髪ロングでかなりのイケメンである。
また、第六聖女アストラエアとは同郷、同人種とされている。
イカ頭
暗銀の兜の形状を指す言葉。
ガル・ヴィンランドの通称。兜の形がイカそのものであったが故、この通称が広まった。
谷の商人も彼を“イカみたいな騎士”と呼んでたりする。
何故か全身暗銀ではなく頭「のみ」暗銀を愛用する全裸紳士ファントムの発生が絶えない。
尚、侵略!イカ娘に登場するイカ娘も同じような兜をかぶっているが、おそらく彼女はヴィンランド家とはなんの関係ないだろう。