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曖昧さ回避編集


概要編集

武器で敵の攻撃を弾く技術。「パリイ」「パリング」「受け流し」「ジャストガード」とも。

コマンド制RPGのロマサガシリーズのパリイが有名だが、近年ではフロム・ソフトウェア作品やゴッドオブウォーシリーズなど、防御手段や反撃演出としてパリィを導入するアクションゲームが増えつつある。


名前の由来はファンシングの動作で、相手の攻撃を受け流すParry(パリィ、かわす、そらす などの意)から。


アクションの場合、「入力受付時間がシビア、失敗すると最悪は直撃からのコンボ攻撃」「通常ガードでは防御不可の攻撃も防げたり、削りダメージを完全に無効化」「攻撃を弾かれ怯んだ敵に対して、強力なカウンター攻撃が可能」などハイリスクハイリターンな効果を持っている場合が多く、パリィに執念を燃やす廃人も多い。


そして何よりかっこいい!



アクションゲーム編集

デモンズソウルダークソウルシリーズ

パリィが重要なアクションといえばコレ!なフロム・ソフトウェアの作品。

剣や小型の盾などで敵の攻撃を払い除け、体勢を崩した相手に「致命の一撃」を繰り出すというアクティブな防御・反撃手段。使いこなせるかどうかで死にゲーである本作の難易度が大きく変わる。

基本的には近接攻撃に対する防御手段だが、魔法攻撃を跳ね返す「スペルパリィ」が使用可能な盾もある。同社のBloodborneでは盾が大きく弱体化した代わりに、敵の攻撃モーション中に銃を撃ち込んで体勢を崩し、その隙に相手の内臓を抉り取る「内臓攻撃(銃パリィ)」が登場している。


ソウルライク

上記フロム・ソフトウェア作品の影響を受けたソルトアンドサンクチュアリBlasphemousリトルウィッチノベタなどの「ソウルライク」系ACTにおいても採用されており、大抵は「致命の一撃」による反撃を可能としている。また、矢や魔法などの飛び道具を跳ね返す効果が追加されたり、パリィ以外の防御手段が存在しない作品すらある。


和風ゲー

SEKIROGhost_of_Tsushima天穂のサクナヒメなどの和風ゲームでは殺陣の再現なのか、パリィ前提のゲームバランスであったり、あるいが判定が緩く簡単に殺陣を再現できたりとウェイトが大きい場合がある。


アクリアSAOシリーズ

キャラゲーなので後述の原作再現要素として積極的に取り入れられている。

特に原作で対人戦が多かった『AL』「受け流し」「ジャストガード」「鍔迫り合いからのパリィ応酬」などパリィ相当システムが複数存在する。


fallout4skyrim

Bethesdaの送る二大ゲームオブザイヤー作品。全く別の世界観を持ちつつ、ゲームとしてはシステム的に前作と続編にあたる。

自由度の極めて高いゲームなのでパリィはそこまで重要ではない(銃ゲーのFO4ではむしろ趣味の領域)だが、やはり敵の攻撃を弾いて体勢を崩し隙を作るシステムになっている。


メトロイドシリーズ

国内以上に海外で絶大な人気を誇る任天堂の作品。

ただしパリィが導入されたのはスペインのゲーム開発スタジオMercurySteamが開発した

直近の新作である『メトロイドサムスリターンズ』『メトロイドドレッド』の二作のみ。

「メレーカウンター」の名称で登場しており、任意のタイミングでメレーカウンターを行うと攻撃をいなし自動エイム付きで攻撃できる「カウンターヒット」に移行する。

この際雑魚なら相手を一撃で倒し、ボスならそのまま連続攻撃チャンスの「グラブシーケンス」に移行する。ボスによってはこれを行わなければフェーズの以降や撃破が出来ない相手も存在する。


メタルギアライジング

メタルギアソリッドシリーズとしては異色の剣戟アクション。

本作では「シノギ」という名称で登場しており、文字通り敵の攻撃を刀で「凌ぐ」ことで防ぐ。ジャストタイミングで成功すると無敵状態での斬り返し「シノギカウンター」に移行する。最高難易度「リヴェンジェンス」では敵の攻撃力や行動パターンが強化される代わりにシノギカウンターが超威力化するので、文字通りハイリスクハイリターンな反撃手段となっている。


Cuphead

手描きのカートゥーンアニメグラフィックの横スクロールアクション。

ピンク色のモノに当たる際にジャンプボタンを押すことでダメージを無効化し、もう一度ジャンプできて必殺技ゲージも溜まる。


格闘ゲーム編集

ストリートファイターシリーズの防御システム「ブロッキング」や、餓狼伝説シリーズのギース・ハワード等で有名な「当て身投げ」も、海外での表記は「parry」である。


ブロッキングに関しては、プロゲーマー・ウメハラによる「瀕死の状態から15回連続ブロッキングで相手の超必殺技を防ぎきり、そこからの猛反撃で勝利した試合(通称:背水の逆転劇)」が有名。また、和風格ゲーである月華の剣士においても、やはり殺陣を再現した「弾き」として実装されている。


その他編集

ロマンシング サ・ガシリーズ

本用語を有名にした立役者。曖昧さ回避よりパリイを参照。


スーパーロボット大戦シリーズ

「切り払い」「ブロッキング」などの技能として最初期から実装され続けている(例外あり)。

「光の剣をバチバチ言わせながら鍔競り合い」「ミサイルを切り落とす」などロボットアニメあるあるシチュエーション再現のためのシステム。RPG作品なので能動的に発動する事は出来ず、上記技能を所持したパイロットが近接戦用武器を持った機体に乗っていると一定確率で発動する。

特に、大物声優が兼役する上級ザコ「エリート兵」が「踏み込みが足りん!」の一言でエースパイロットたちのファンネルシャイニングフィンガーをあっさりパリィする様は最古参プレイヤーを震え上がらせみんなのトラウマとして語り継がれるほど。


TCG

遊戯王OCGコードオブジョーカーに「パリィ」が存在する。前者は罠カードの無効化と破壊、後者は防御時のBP上昇という効果を持っており、やはり防御的な効果を持ったカードと言える。


アニメ、ラノベ、漫画など編集

俺は全てを【パリイ】する

小説家になろうで2019/10/17より連載開始されたファンタジー小説。主人公ノールが【パリイ】という技で敵の攻撃を無効化していく戦闘スタイルで戦っている。


ソードアート・オンライン

得意技とは明言されていないものの、実際のところ主人公がパリィを多用する作品。

とりわけ作中のVRオンラインゲームSAOでは「ソードスキルはソードスキルで相殺する仕様」「パリィで隙を作り前衛を交代するテクニック」などパリィ重視の設定が存在する。銃撃戦主体のGGOにおいても「射撃予測線を利用してナイフで銃弾を切り払う」テクニックを披露している。


サムライ系キャラクター

漫画作品などでは刀で銃弾を真っ二つにして防ぐキャラクターが頻繁に登場する(代表格は石川五ェ門だろうか)。現実では不可能とツッコまれることあるあるだが、TV番組等で実現可能か検証が行われるなど人気が高いシチュエーションでもある。



現実編集

ボクシングフェンシングなどのスポーツでは、相手の攻撃を払ったり受け流したりする動作が「パリィ」「パリング(parrying)」などと呼ばれる。

また、実戦においても「相手の剣を受け止め、反撃に転じる」ための武器としてマインゴーシュ、パリングダガーソードブレイカーなどが開発されている。


関連タグ編集

パリイ パリング parry 受け流し

切り払い 斬り払い ジャストガード 殺陣 ブロッキング

防御

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