概要
スーパーロボット大戦シリーズに登場するモブキャラクターの1種。
終盤のザコ機体に搭乗している名無しの兵士たちである。
いかつい顔立ちにサングラス風のバイザーが付いたヘルメットを被り、そのセリフは熟練の兵士を思わせる。
彼が最も注目を浴びたのはスーパーロボット大戦F完結編。
このゲームには格闘武器や実弾兵器を剣で打ち払って無力化する「切り払い」という技能があるのだが、
F完結編における切り払いはプレイヤー側の主力兵器となるファンネルはもちろん、
ハイパーオーラ斬りやダブルバスターコレダーといった必殺技すらも無効化してしまう。
そしてエリート兵は全員がやや高レベルの切り払い技能を持つため、こちらが満を持して放った必殺技を雑魚があっさり無効化するという珍事が頻発したのである。
その絶望感は「踏み込みが足りん!」という厳しいセリフと共に、多くのプレイヤーのトラウマとなった…。
なんてことをF完結編にちょっと詳しい人の前で言うと即座にエアプ認定されるので注意。
実際のところF完結編に登場するエリート兵はそもそも「切り払い」技能を所持しておらず、ファンネルやハイパーオーラ斬りを切り払うことはない。
前述のような誤解がネット上で広まったのは、同じ顔グラフィックのDC強化兵が「切り払い」を所持しているから、また、前編にあたるスーパーロボット大戦Fの時点ではエリート兵が「切り払い」を所持していたからであろう。
なお、近年のスパロボでは必殺技級の格闘兵器に対して切り払いは無効となっている。
ちなみにエリート兵の発っするセリフでは、敵の射程外から攻撃するというSRPGにおける常套戦術を受けた際の
「射程距離外からだと? 意外とセコい手を使う奴だ」
というセリフも有名である。たしかに正義のヒーローらしくない戦術ではある。
余談
余談だが、担当声優は、小杉十郎太、戸谷公次、そして、若本規夫と、かなり豪華な面子が揃っている。
特に若本氏は、所謂いつもの喋り方で喋っておらず、鈴置洋孝氏風であるため、
よく聞かなければまず気づかない。