貴様が銀色の脚ならば!俺は黄金の指!
必殺!シャイニング!フィンガァァァァァ!!
概要
アニメ「機動武闘伝Gガンダム」における主役ロボット「シャイニングガンダム」の必殺技の一つ。
バトルモードに変形後にマニピュレーターの各関節が展開し、そこから放出された液体金属に包まれエネルギーを纏った緑色に輝いた手で、対象物を掴んで爆破し粉砕するというもの。要するに爆発付きのアイアンクローである(ただし、ときた洸一氏が手掛けたコミックボンボン連載の漫画版の第一話ではノーマルモードで放っており、これはコミックになった後も修正されず、その後の新装版やコンビニブックス版でも修正されていない)。
使用するマニピュレーターは左右を問わないがバンクシーンの都合によりキング・オブ・ハートの紋章がある右手から放つ事が多く、左手から放つシーンは数えるほどしかない。また溜めたエネルギーを射出し飛び道具として利用することもできる。
ビームソードと組み合わせることでシャイニングフィンガーソードへと派生する(使用しているのはもっぱらスーパーモード以上の形態で、バトルモードでも使用可能かどうかについては不明)。
この技を放つ際、
『俺のこの手が光って唸る! お前を倒せと輝き叫ぶ!』
と、前口上を入れるのが、作品上でのお約束となっている・・・が、実は1話のネロスガンダム戦、2話のガンダムマックスター戦では前口上なしで叩き込んでいる(初口上となる3話のドラゴンガンダム戦でも技を放った後での発言であった)。その後も4話のガンダムローズ戦で初めて飛び道具として使用した際や東方不敗とのフィンガー対決など、フィニッシュにつながらない場面では省略されることの方が多かった。
アニメ一期のOP「FLYING_IN_THE_SKY」でも歌詞に登場する。
後継の「ゴッドガンダム」にも同様の技があり「ゴッドフィンガー」という技がある(ちなみにこちらは液体金属ではなくただのエネルギーを使用する)が、シナリオ上の都合でコクピットへの攻撃が可能になってからは「爆熱ゴッドフィンガー」という派生技(というより新技)へと進化した。
ちなみに爆熱の方は腹部に打ち込むのが大半なため、その場合アイアンクローというより貫手に近い。
30周年記念web小説『機動武闘伝Gガンダム外伝-天地天愕-』にて時系列の都合上、ゴッドフィンガーが使えないためシャイニングフィンガーを使用された。
マスターガンダムにもダークネスフィンガーと称する同種の技が存在するため、
(アニメ版では確定していないが、小説版では元から流派東方不敗の技である)
流派東方不敗の技をMFで擬似的に再現した物と考えられる。
GUNDAM EVOLVE3において
シャイニングガンダムの同型機ライジングガンダムも
一度だけライジングフィンガーを放っている。
パイロットはレイン・ミカムラ。
第13話でのシャイニングフィンガー
「俺の(私の)この手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!!」
「必殺!シャイニングゥーフィンガァァ!いぃぃけぇぇぇぇ!!」
突如出現したマスターガンダムのダークネスフィンガーのパワーに押され気味のシャイニングガンダムに対し、レインが自らも一緒に戦うと申し出た際にドモンと繰り出した必殺技。
余波のみで大型建造物を粉微塵に吹き飛ばすほどのパワーを持つが、パイロットにかかる負担は大きいらしく、使用後は2人ともその場で倒れこみ、特にガンダムファイターでないレインはドモンに寄り添い、マスター・アジアがその場に来た際にはドモンにお姫様だっこをされていた。
発動時は上の図のように、立ち位置が前から見て左側にレイン、右側にドモンが立ち、イチャつきラブラブを見せつけるかの如く密着したまま前口上を入れつつドモンは右手、レインは左手にエネルギーを溜めて前方に突き出して放つ。
『超級!機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗!』での本編21話をベースとしたシーンでは、デスアーミーの襲撃で気を失ったレインが途中で目を覚ました際に再度この技を発動している。
『スーパーロボット大戦シリーズ』では2人がそれぞれ別機体のガンダムに搭乗して発動するパターンの「ダブルシャイニングフィンガー」というのもある。
他作品におけるシャイニングフィンガー、もしくは類似武装
∀ガンダム
劇中でターンXが使用した「溶断破砕マニピュレーター」を見たパイロットのギム・ギンガナムが「なるほど!シャイニングフィンガーとはこういうものか!」と呼んでいる。
でもポーズ(胴上げ)も攻撃箇所(腹部)も爆熱ゴッドフィンガー寄り。
スパロボシリーズではギンガナム自ら「シャイニングフィンガーを使う!」と叫び、Gジェネシリーズではそのギンガナムに対して、イザーク・ジュールが「俺にシャイニングフィンガーとやらを見せてみろ」というセリフを放っている(後者は中の人ネタ)。
『ロストヒーローズ2』ではラストダンジョンのデストロイ・キューブにてゴッドガンダムを連れているとターンXとの掛け合いが変化し、シャイニングフィンガーについてもしっかり触れてくれる。
『SDガンダム ジージェネレーション クロスレイズ』ではターンXにドモンやイザークを乗せるとちゃんと叫んでくれる。
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY
デスティニーガンダムが使用した「パルマフィオキーナ」も、その類似性から「シャイニングフィンガー」と称されるケースもある(機体名を取って『デスティニーフィンガー』とも)。
ただしシャイニングフィンガーは指の各関節が展開しそこからエネルギーを放出するのに対しパルマフィオキーナは掌から出るビーム砲(つまるところ想定として近接用射撃武装)なので、全く別種の武装である。
しかし、ガンダムVSシリーズだと頭部を掴んで攻撃し、止めに爆発させて吹き飛ばすという攻撃中の移動さえ目をつぶれば大体シャイニングフィンガーそのままなのでパッと見て誰もが同じだと思ってしまうのはいろいろと仕方ない。
以上を踏まえた定義(暫定)
- これらいずれかの技・武器をモチーフにしたもの
- もしくは掌部から放出されるエネルギーによって、対象を破壊する格闘用武器・技
実は…
初期の立体物のほとんどにはシャイニングフィンガーがついていなかった。あのDXやHG-EX1/60にすら付属していない。
HGやHG-EXのパッケージを見てもガンダムが繰り出しているのは何故かシャイニングフィンガーとは明らかに異なる色で輝く握り拳になっている。1/144も相手を殴って倒しているパッケージである。当時はギミックに数えられてなかったのだろうか?
メカコレクションにはシャイニングフィンガーが付属していたが、コスト節約のため本体に使用されている紺色ランナーのままで成形されているため塗装が必須になる。
1クールが過ぎた8月ごろになってようやく発売された1/144用グレードアップパーツセットの一環としてシャイニングフィンガー(右手のみ)が付属された。なお、この頃はメッキ再現だった。
シャイニングフィンガーの手首が通常オプションとして付くようになったのは2002年MG・SDガンダム・MIAが発売されてからで、シャイニングフィンガー=クリアグリーンが定番となったのもこの頃からである。
関連イラスト
「合体シャイニングフィンガー」
関連タグ
シャイニングガンダム 機動武闘伝Gガンダム ゴッドフィンガー 石破天驚拳
桐生萌郁: 閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)
うちはサスケ:千鳥:見た目は雷属性を持ったド派手なシャイニングフィンガー。ただし撃ち方はゴッドフィンガーの方が近い。また千鳥刀というシャイニングフィンガーソードに近い技もある。
エックス(ロックマン)…イレギュラーハンターXのOVAで光り輝くアイアンクローをシグマに対して食らわせるシーンが存在する。また、エックスのライバルであるゼロはシャイニングフィンガーソードに近い技「幻夢零」がある。
マオ(DG3):弾けろ!五指爆星:ただし、撃ち方は上記の千鳥と同じくゴッドフィンガーに近い。
必殺仕置屋稼業:レギュラーキャラの印玄が、悪人相手にシャイニングフィンガーに似た技を使っている。