流派東方不敗が最終奥義!石破天驚拳!!
概要
石破天驚拳とは、流派東方不敗における最終奥義。自身の気を極限まで高めて強力な気功弾を撃ち出す技。
小説版では天然自然の力を借りて放つという設定で、地球から離れると自然の恩恵を受けられなくなり、威力が大きく減衰するデメリットを持つ。テレビ版の設定と全く異なるので混同しないよう注意。
その威力たるや、生身で放っても分厚いコンクリート壁や巨岩すら一撃で破壊するほど。
東方不敗が生身で繰り出した際には張り手のような形をしており、掌中央にあたる部位に「驚」の字が浮かび上がっていた。
漫画版ではドモン・カッシュも生身で放つことができるようになり、デビルガンダムが生み出したガンダムヘッドやデスアーミーを撃破している。
またドモンの回想では修行時代、狼の大群に襲われそうになった際に東方不敗がこれを用いて蹴散らし、命を救われた事があるらしい。
TVアニメ劇中での描写
しだいに水没する地下通路を塞ぐ壁を突破すべく、東方不敗が使用。この時点ではドモンは未修得だったが、脱出後に襲い来るガンダムヘッドを相手にぶっつけ本番で繰り出し、修得した。
続く決勝大会最終戦、ドモンはこの技を昇華させた「ゴッドフィンガー石破天驚拳」を用い、ネオ・ドイツのガンダムファイターシュバルツ・ブルーダーのガンダムシュピーゲルを見事撃破。宣言通り決勝大会を全勝で勝ち進んだ。
最終バトルロワイヤルにおいてドモンは復活したデビルガンダムをこれを用いて撃破し、続く東方不敗との最後のファイトにおいては決着をつけるべく、石破天驚拳の撃ち合いとなる。
当初は武闘家としての熟練度の差か、東方不敗の方が圧倒的に優勢であった。しかし、彼に発破をかけられ師匠超えを誓って奮起したドモンはこれを押し返し、さらに昇華させた「石破天驚ゴッドフィンガー」で勝負を制することとなる。
デビルコロニー内におけるデビルガンダムとの最終決戦では、ドモンと互いに愛を確かめあったレイン・ミカムラが石破ラブラブ天驚拳を放ち、ピリオドを打った。
派生技
ゴッドフィンガー石破天驚拳
ゴッドガンダムがガンダムシュピーゲルとのデスマッチにおいて使用。
後述する「石破天驚ゴッドフィンガー」との違いは不明だが、ゴッドフィンガーのエネルギーを利用した石破天驚拳という意味なのかもしれない。
この技でガンダムシュピーゲルに雪辱を果たした。
石破天驚ゴッドフィンガー
ゴッドガンダムがマスターガンダムとの最終決戦で使用。
石破天驚拳で相手を握り締め、「ヒートエンド」の掛け声とともに爆発させる。
マスターガンダムを撃破し、石破天驚拳を見事に昇華させた、師匠超えの技となった。
シャッフル同盟拳
シャッフル同盟がグランドマスターガンダムとの戦いで使用。
石破天驚拳すら通じず、窮地に追い込まれたシャッフル同盟が、力を一つにして編み出した合体技。
圧倒的な戦闘力で蹂躙していたグランドマスターガンダムを一撃のもとに撃破、消滅させた。
石破ラブラブ天驚拳
ゴッドガンダムがデビルガンダムとの最終決戦で使用。
ドモンとレインによる合体技で、正確には「爆熱ゴッドフィンガー石破ラブラブ天驚拳」だが、語呂の問題か省略されることが多い。
最高潮に昂った2人分の気を込めた石破天驚拳で、劇中最強にして宇宙一恥ずかしい必殺技としても知られる。
放つと同時にキング・オブ・ハートの紋章に宿る初代キング・オブ・ハートが出現、デビルガンダム最終形態にハート型の風穴を開けた後、消滅させた。
究極石破天驚拳
今こそ!流派!東方不敗が最終奥義!!
スーパーロボット大戦シリーズに登場する、ゴッドガンダムとマスターガンダムの合体技。初出は『F完結編』。イベントを発生させ東方不敗が仲間になっていると、石破ラブラブ天驚拳の代わりにデビルガンダムにとどめを刺す。
合体攻撃としての実装は『A』『R』。『A PORTABLE』では原作第45話における石破天驚拳の撃ち合いを再現した燃える演出が見物。さらに、エースボーナスでドモンと師匠の気力上限が200になった暁には文字通りの究極奥義と化し、立ちはだかる悪を粉砕する。
いずれの合体攻撃でも、出すと「東方不敗 王者之風」の書き割りが高らかに掲げられる。
見よ!東方は赤く燃えている!!
立体物
ガンプラの初出は意外と早く、2000年代初期にバンダイから「HY2M-MG」というブランドでMGゴッドガンダム用にシャイニングガンダム用シャイニングフィンガーとのセットでエフェクトが発売され、なんとシャイニングフィンガー共々LEDで発光する仕組みだった。
しかし流通数が少なく、バンダイのページからもほぼ黒歴史扱いのため再生産自体が絶望的で現在はプレ値がついている。
それから約20年ほど後になってプレミアムバンダイ限定で「RGゴッドガンダム用 拡張セット」にRG用のエフェクトが登場。キングオブハートの紋章が浮かび出たクリアオレンジの球型成形で、3mmジョイントのスタンドで浮かせる仕組みだった。
アクションフィギュアではGフレーム用の「GフレームFA ゴッドガンダム(明鏡止水Ver.)&オプションパーツセット」が初出。こちらはもっと凄く、RG同様の球型のノーマル石破天驚拳エフェクトのみでなく、対東方不敗戦でも披露した石破天驚ゴッドフィンガー用の巨大マニピュレーターまで付属している。