ドモン「さぁ、最後の仕上げだ!!」
レイン「えぇ!!」
ふたり『ふたりの、この手が真っ赤に燃える!!』
ドモン「幸せ掴めと!!」
レイン「轟き叫ぶ!!」
ふたり『爆熱…ゴッドフィンガァァァーーーッ!!』
ドモン「せきぃっ!!」
レイン「はっ!!」
ふたり『ラァァァッブラブゥゥゥッ!!天っ驚ぉぉぉ拳っっっ!!!!』
概要
「石破ラブラブ天驚拳」とは、『機動武闘伝Gガンダム』の最終話「Gガンダム大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!!」にてドモン・カッシュが愛の力で救い出したレイン・ミカムラと共に、最後の仕上げとしてデビルガンダムに放った究極最強の合体技である。
なお、最後に現れる王様は初代キング・オブ・ハートである。
発案したのは今川泰宏監督御本人。制作時はスタッフから「監督ぅ、流石にラブラブはないっすわー」という声が上がり、キャラデザの逢坂浩司やプロデューサーすら反対の声が上がった。しかし全員が反対だったわけではなく、スタッフ間で後に「ラブラブ論争」として語り継がれる議論となった。
その末に、今川監督が「よし、ならばラブラブ以上の技名を思いつけたなら譲ろうじゃないか!」というような事を宣言。反対側は必死に考えたものの、誰もこれ以上の技名を思いつけなかったので折れて、本決定されたという逸話がある。
なお、出演キャスト達は満場一致で賛成派だったらしく、今川が前口上(修正前はドモン「俺の」レイン「私の」だった)を現場で修正しようとした所、先のラブラブ論争を知っていたキャスト陣は勘違いしてブーイングの声を上げたという。無事にラブラブ天驚拳を放つことができたドモンを演じた関智一氏とレインを演じた天野由梨氏は、上記のセリフも「まったく違和感なく演じられた」という。
結果としては、ロボットアニメ史上もっとも恥ずかしく、同時に『機動武闘伝Gガンダム』という作品を象徴し、この作品を締めくくる最後の仕上げに相応しい最高の必殺技として現在でも語り継がれる程のインパクトを与え、まさに唯一無二の必殺技となっている。
派生作品では
スーパーロボット大戦シリーズでもGガンダムが参戦し、合体攻撃がある作品なら、ドモンはゴッドガンダムで、レインはライジングガンダム、作品によってはシャイニングガンダムでこの必殺技を繰り出せる上に、イベントまで用意されている場合が多い。
その際のレインはガンダムに搭乗しているため、ファイティングスーツを着用している。
なお、スパロボでは師匠こと東方不敗が仲間になることも多いため、そちらとの合体技に食われがちなポジションである。
また、『新スーパーロボット大戦』ではゴステロがデビルガンダムと融合して隠しラスボスとして襲いかかってくるのだが、とあるアンソロジーコミックでは「石破ラブラブロンド・ベル全員天驚拳」というゴージャスな合体技で撃破している。
関連イラスト
この技をパロディにしたイラストも多数存在する。(男女だけではなく、同性同士のイラストも多い)
関連動画
関連タグ
カイザーブルドント&マルチーワ…作中で同じネーミングの合体技を発動。しかも中の人が同じ。
あやかしトライアングル…141・142話でこれのオマージュらしき技を出していた。ちなみに何故かキスで威力が上がる。
悪魔ほむら:いろいろとまずい意味でこれと似たような事をやった人。リンク先ネタバレ注意。
ギンガサンシャイン…ウルトラマンギンガ第10話で放つ際の中の人達の構えが完全にこれ。
ひろがるスカイ!プリキュア…第40話にてキュアウィングとキュアマジェスティがこれのオマージュらしき技を使用。そのため、放送直後Xにて一時「石破ラブラブ天驚拳」がトレンド入りした。
うずまきナルト&日向ヒナタ…ゲーム「ナルティメットストーム4」にてラブラブ天驚拳に似た合体奥義が存在する。ただし、こちらはラブラブになる前に放っている