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デスティニーガンダム

ですてぃにーがんだむ

デスティニーガンダムとは、『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』に登場する主役モビルスーツの内の一機である。
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概要

インパルスガンダムのシルエットバリエーションの一つ「デスティニーインパルス」の延長線上として開発された機体。同機がインパルスの持つ三つのシルエット(フォース、ソード、ブラスト)を統合した結果、稼働時間に支障を来したことから、コンセプトナンバーにおいて欠番となっていた完全新規設計のX40系列機体に装備類を統合して開発された。

当時のザフト機体における最新鋭技術が惜しみなく投入され、ハイパーデュートリオンによるエネルギー系統の強化、ヴォワチュール・リュミエールを転用した新型スラスター、ストライクフリーダムガンダムで実用化されたPS装甲製フレームなどCE73年以降の「ガンダムタイプ」MSで主流となっていた量産性度外視のカスタムメイド機として完成している。また、当時ザフトで検討されていた精鋭部隊「コンクルーダーズ」の専用機としての導入も加味されていたため、シン・アスカ搭乗機のほかにも生産機が存在した。

高性能化を優先しNJキャンセラー搭載型原子炉とミラージュコロイドというユニウス条約を二重の意味で無視した機体となったが、これは開戦に伴い同条約が形骸化した事の現れでもあり(開戦時に加盟していた連合軍が核攻撃を行った時点で形骸化している)、前駆のインパルスをはじめとするセカンドステージ・シリーズが前大戦期の核機動MSの性能再現のために実用化したバッテリー機用新規技術も取り入れ、さらなる高性能化が果たされている。


武装

MMI-GAU26 17.5mmCIWS
両側頭部に内蔵された近接防御機関砲。ガンダム・タイプおなじみの『頭部バルカン砲』。
本機唯一の実体弾兵装であり、数少ない固定武装でもある。先行のセカンドシリーズ機に装備された20mmCIWSよりも小径化されている。
劇中での使用は確認されていない。

MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
プラントと交流のあったロゴス系軍需企業「アクタイオン・インダストリー」からもたらされた新機軸の防御システム。アクタイオンが技術提携を行っていたユーラシア連邦で開発された「モノフェーズ光波シールド」の技術を拠り所としている。展開領域の任意調整が可能であり、シールドの形状を変えるのみならず、ビームガンとしての使用も可能である。ストライクフリーダムやインフィニットジャスティスに搭載されたものの最新型で、レジェンドの両手甲部やドムトルーパーの両腕にも装備されている。
デストロイの大出力ビームを完全に無効化するなど、ビーム兵器に対しては従来の対ビームコーティングシールドを凌駕する防御力を発揮する。同じく実体弾にも有効だが、ビームシールド共通の弱点として対ビームコーティングされた物体には展開面を透過されてしまう弱点を持つ(ただし、本機は主装甲システムとしてVPS装甲を採用するため、これにも対応可能)。また、発生器基部が破壊されるとシールドは展開できなくなる。
最終決戦ではストライクフリーダムのフルバーストの直撃をシールド中心部で防ぎきるものの、発生器が損壊しその後のインフィニットジャスティスとの戦いで苦戦を強いられる原因となった。

RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン
ソードインパルスに装備されたフラッシュエッジの発展型であり、簡易ドラグーン式のブーメラン。ただし、連結機能はオミットされている。ビーム刃を延長する事でビームサーベルとしても使用可能。
投擲武装として運用される場合でも、対ビームコーティングシールドを容易に破断する威力を持ち、PS装甲を持たないMSなら一撃で撃破する。
しかし、インフィニットジャスティスガンダムのビームキャリーシールドの出力には通用しなかった。
また、ブーメランと(携行式の)ビームサーベルを兼ねてしまった為に、投擲中に破壊もしくは紛失してしまった場合、取り回しの良い携行式のビームサーベルが使用できなくなるという欠点が生じてしまっている。
ちなみに、最終決戦においてはインフィニットジャスティスのビームブレイドによってグリップ部を切断されるものの、肩部に自動帰還してみせた。
MMI-714 アロンダイト ビームソード
ソードインパルスのエクスカリバーグフイグナイテッドテンペストの発展型である大型ビームソード
ビームの熱量で敵装甲を溶断しつつ実体剣の持つ質量でダメージを拡大する対艦刀シリーズの特性を受け継ぎ、通常MSの倍以上の機体サイズを持つデストロイを一刀両断する等、斬撃兵装としては破格の威力を有する。先端部分でもデストロイの重装甲を一撃で貫通する威力が有り、実剣としての性能も高い。
不使用時は刀身を2つに折り畳み、右背部のウェポンラックに収納する。なお、これだけの長さの剣を扱うには機体の駆動部自体にも高い剛性と柔軟性が求められ、デスティニー以外の機体に使いこなす事は不可能とされる。
作中ではデストロイガンダムを大根の様に簡単に斬り裂いたり、オーブのムラサメを真っ二つに切り捨てる等の大活躍をしたが、大剣である故に大振りになる攻撃が災いし、
ストライクフリーダムガンダム相手には一太刀も当てる事もかなわず、果ては白羽取りされて海に投げ捨てられるという失態を演じた。
また、インフィニットジャスティスガンダムとの戦いでは、フラッシュエッジ2のサーベルモードでは歯が立たなかったビームキャリーシールドをその実剣部分の重量とビームソード部分の超高出力さを遺憾なく発揮し、片手斬りで弾き飛ばす(防御を崩す)活躍を見せたが、直後のサーベル戦では完敗を喫している。
この様に性能が格下の機体や動きが鈍重な巨大MS相手には猛威を振るったが、本機と互角の性能にして同サイズの2機相手には通用しなかった。
名称の由来は、円卓の騎士の長サー・ランスロットの愛剣アロンダイトから。

M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
背部左ウェポンラックに装備された大型ビームランチャー。
アロンダイト同様、不使用時には2つ折り状態でマウントされる。発砲時はマウント部のクランクアームを展開し、マニピュレーターでグリップを保持する。展開時の全長は22mと本機の全高を上回る。
HDより供給される膨大な電力により、ガナーウィザードのオルトロスブラストインパルスケルベロスを上回る出力を誇る。同時に速射性能にも優れており、迎撃にも充分に対応可能。なお、砲身分割の技術には本体でも採用された基本構造体の細部化と連動が生かされている。
運用の仕方がオルトロスやケルベロスよりはランチャーストライカーのアグニに近い。

MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
左右の掌底部に内蔵された青白い光を放つ小型ビーム砲。密着状態で発砲する零距離攻撃のほか、ビーム砲やビームソードとして運用できるなど用途は幅広い。その威力は戦艦をも一撃で撃沈し得る。
詳細は項目を参照。

MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
先行のセカンドステージMSが装備するビームライフルの改良モデル。
HDに対応したエネルギー供給システムを採用し、高い出力・速射性能を有する。不使用時には尻部ラッチにマウントされる。

対ビームシールド
左腕に装備される対ビームコーティングシールド。インパルスの機動防盾と同様、上下に伸縮する事で防御面積を変化させる。
本機はビームシールドに加え、VPS装甲の常時展開による物理攻撃に対しての高い防御力を備えており、このシールドは専らフェイルセーフ用の装備としての感が強い。実際、劇中での「盾」としての使用頻度は多くなく、第37話で脱走したアスランにビームライフルを破壊された時、また第43話で片腕を破壊された時に、それらの爆発から自機を守った事がある程度である。

ミラージュコロイド
ヴォワチュール・リュミエールスラスターのデバイスに発生器を備える。ミラージュコロイド・ステルスで培われた光線屈曲技術を応用し、空間に散布したミラージュコロイドへ自機の映像を投影し、残像として形成する一種の立体映像(ホログラフィ)技術。同時にミラージュコロイドは電磁場をキャリアする事が可能であるため、この機構が使用されると敵機側では目視において特定機体を補足する事が困難となり、レーダーは複数の機体が出現したように振る舞い攪乱されてしまう。

ヴォワチュールリュミエール
D.S.S.Dが開発した惑星間航行システムの持っていたエネルギーを光に変換する機能を採用した光子ロケットの一種。資料によって推進源にレーザーを用いたレーザー推進とも言われるが、何れにせよ光圧が持つ作用を利用している点は変わらない。

使用時には美しい光の翼が発生し、本機の機動性を高める。
その出力は凄まじく、双方スラスター全開と言う状態でインフィニットジャスティスとの押し合いになった際は圧倒的にパワーで押し勝ちし、インフィニットジャスティスを月面に叩き落とした。

活躍

作中ではパイロットであるシン・アスカの能力が急激に上昇していった事も手伝いその性能を遺憾なく発揮し、インパルスやフリーダムがあれだけ苦戦したデストロイを単機で複数機撃墜。
オーブ沖会戦ではアカツキを撃墜寸前まで追い込み、ストライクフリーダムガンダム相手に一進一退の互角の攻防を行う等の活躍を見せる。
しかし、アスラン・ザラ駆るインフィニットジャスティスガンダムには二度対峙するが手も足も出ず、結果として傷一つ負わせることが出来ずに最終決戦で撃墜されてしまう(高山瑞穂によるコミカライズでは、最終決戦でインフィニットジャスティスの片腕を斬り落として追い詰める等いい勝負にアレンジされており、高い評価を得ている)。

ただし、本編でも完全に一方的な敗北を喫したと言う訳ではなく、
インフィニットジャスティスガンダムとの鍔迫り合いでは、出力を一気に上げたシン・アスカの判断通り、完全にパワー勝ちして月面に向かって一気に押し込んでいくシーンや、
C.E.世界で最強の防御力を誇るインフィニットジャスティスガンダムのビームキャリーシールドを、アロンダイトによる片手斬りでビームシールドごと弾き飛ばす等の奮戦も見せており、
ファイナルプラス版OP及びリマスター版では、グラップルスティンガーを自慢の機動性で回避して切り込むシーン等、
最終的に敗北を喫しはしたが、ある程度の善戦をしている姿はアニメ本編でもしっかり描かれている。
メサイア攻防戦では、対戦相手がC.E.で1、2を争う最強パイロットアスラン・ザラの万全の状態を相手に、よく奮闘したと言う評価を下しても良いかもしれない。

バリエーション

デスティニーインパルス

元々こうした全部のせのコンセプトは、このデスティニーインパルスの開発データが元ネタとされている。
しかしながら、インパルスの設計では劣悪なエネルギー効率、強度不足による空中分解の危険が解消できず、4機の生産で開発は打ち切られた。デスティニーはこれを教訓に新規設計されている。

デスティニーガンダム ハイネ・ヴェステンフルス専用機

元ネタはガンプラ30周年を記念して発売されたT.M.Revolutionとのコラボレーションアルバム「X42S-REVOLUTION初回生産限定盤 Type A」付属のプラモデル。後にMSV入りした。
読んで字のごとくハイネ専用に調整された機体。オレンジを基調とするカラーリングが最大の違い。
当機を含むデスティニーガンダムを主力にした特殊部隊「コンクルーダーズ」専用機の一つとされるが、ハイネの戦死により部隊編成そのものが幻に終わっており、機体の去就も不明となっている。

ゲーム作品では

スーパーロボット大戦シリーズ

本シリーズではカタログスペック通り強力な機体として登場する。
VPS装甲はビーム兵器以外の攻撃によるダメージを軽減する特殊能力として、ヴォワチュールリュミエールは気力が一定値以上になることで発動する特殊能力『分身』として再現。
上記の通り万能機なのだが、武装の関係かパイロットの性格か、最強武装は格闘属性となっていることが多い。

スーパーロボット大戦UXにおいては他作品との設定面・ストーリーの展開上における様々なクロスオーバーの結果、「ファフナー・マークデスティニーとファンから呼称されている。

連合vs.ZAFTⅡ

最高コスト中最も人を選ぶ機体。赤ロック距離が短く、ライフル弾数は5発。またブースト持続も悪い。おまけにコスト調整が難しい(この機体に限った話ではないが)のでガチ戦では敬遠されがちである。
ただしBD速度と抜刀前格、CSは折り紙付きの優秀さで、タイマンは強い。

ガンダムVSガンダムシリーズ

PSP版最後の隠し機体として最上位コスト(3000)で参戦。
残像ダッシュが追加された。レバーを左右に入力することで誘導を切りながらブーストを使わずに移動でき、その時に横格闘を入力すると専用の格闘が出る。また、格闘CSで高エネルギー長射程ビーム砲から曲げうち可能なゲロビ照射可能になり射撃戦での対応力が上がった。
デスティニーガンダムはSEED勢最強の性能を持ち、火力は全機体中トップクラス。

引き続きコスト3000の機体として参戦。
高エネルギー長射程ビームは単発ダウン・曲げ撃ちゲロビと使い分け可能。フラッシュエッジ2は射程が短いが引っ掛けやすいサブ射撃のブーメランとして、パルマフィオキーナは特殊格闘で放つ掴み技として再現。
特殊射撃の光の翼は残像ダッシュを展開しながらの特殊移動武装、弾数制(しかも1)なので連発できないがレバー入力で移動方向を選べ、追加入力ごとに誘導切りが発生、しかもブースト消費無しと優秀な移動武装。

高い機動力から繰り出される攻めは非常に強力で、万能機らしい腰を据えた読み合いとその中での一瞬の虚を突いてからの残像ダッシュとブーメランで相手を捕え、そこからの格闘差し込みがこの機体の真骨頂である。
特に残像ダッシュは最上位コストならではの武装。その高機動性も合わさって低コストキラーと恐れられている。

使用上の留意点は切り込み性能が高すぎる点。分断能力に長けるということは逆に言えば相方をフリーにして負担を掛けがち。元々使い勝手の良い遠距離用武装が少ないのでどうしても咄嗟のサポートが苦手。
また、デスティニーはあくまで格闘寄りの万能機。乱戦上等な彼らと違い、戦場を荒らされると戦い難くなる。
力に増徴し相方を蔑ろにせず、連携した戦いを心がけたい。

デスティニーガンダム(ハイネ機)

フォースにて西川氏がOP曲を担当した事で、エクストラ機体としてコスト2500の万能機としてグフイグナイテッドと共にマキブ参戦。通称「ハイネデスティニー」。キャンペーンの報酬として登場したが、フォースの初回封入特典のプロダクトコードを入力することで先行利用も可能。しかもボイスは新録との事。

コスト低下によりビームブーメラン弱体化・残像ダッシュはレバー連続入力不可の敵に向かって突進するだけのものと、前線維持には心持たない性能。しかし対艦刀投げが可能・弾数が2発ゆえに連続使用可能な残像ダッシュなどシン機とは異なる独自の持ち味も有る為、有効に使って仕事をしていきたい。

立体物では

プラモデルではHGSEEDシリーズ、コレクションシリーズ、1/100シリーズ、マスターグレード、リアルグレードがリリース。
HGSEEDでは光の翼のエフェクトパーツや簡易型のアクションベースが付属している。
マスターグレード版は光の翼やパルマフィオキーナのエフェクトパーツが付属したエクストリームブラスト版も同時に発売された。
リアルグレード版はストライクフリーダムや∞ジャスティスを差し置いてDESTINY勢では一番最初にリリースされた。光の翼パーツはプレミアムバンダイでの受注となる(現在は予約終了)。
ハイネ機はHGSEEDがT.M.RevolutionのとあるアルバムCDの初回特典として封入されている。デスティニーのカラー変更品のためエフェクトパーツもそろっている。
そして2019年ではHGCEとしてリリースされる予定。

ROBOT魂では通常のものとMETALROBOT魂版が登場。通常版では光の翼パーツが付属。

余談

  • 主人公機が一方的に撃墜されて終了した作品は過去のガンダムシリーズでは富野監督執筆の「機動戦士ガンダム」(小説版)及び「閃光のハサウェイ」、「鉄血のオルフェンズ」といった経緯の特殊な作品以外には存在せず、そのあまりの王道外れぶりにファンからは「ありえないストーリー」と捉えられてしまった。
  • CIWSを除く武装は全て手持ち式(一部は腕部内蔵型)の為、両腕が破壊されると使用不能になる武装が非常に多い点が弱点となる(この機体に限った事ではないが)。ただし、同時期にロールアウトされた他のワンオフMSが内蔵火器に強力な武装を搭載している為、このような事態に陥っているだけであり、MSという点においては万能型と言うべき機体である。
  • 元々はシン専用のワンオフ機であったが、後に少数生産高級機となった。その内の1機が、ハイネ・ヴェステンフルス用に準備されていたとも(デスティニーガンダム ハイネ専用機参照)。しかし、シン機(とハイネ機)以外の機体が完成及びロールアウトされたのかは不明であり、部隊編成の計画自体は頓挫している。
  • ガンダムビルドファイターズトライではイズナ・シモンの使用するガンプラとして登場。素組みの状態であったが、第7話ではカミキ・セカイの駆るビルドバーニングガンダムと熾烈な格闘戦を演じた。
  • イラストレーターの森下直親は自著において「デビルマンみたいなガンダムですよね」とコメントしている。そういえばあっちにもアスカくんがいたような・・・?

関連イラスト

「俺が薙ぎ払ってやる…全てを!!!」
デスティニーガンダム


デスティニーガンダム
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関連タグ

機動戦士ガンダムSEEDDESTINY 種死 ガンダム
光の翼 質量を持った残像 シャイニングフィンガー ゴッドフィンガー
全部乗せ
マークデスティニー
イズナ・シモン
ガンダムバルバトス:こちらはとある話で涙を流しているような描写になっていた。
サトシゲッコウガ:最強クラスとしてはライバルに一度も勝てずに呆気なく負けるほど弱かったとされる不遇繋がり。

全部乗せ仲間

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