諸元
型式番号 | AQM/E-YM-1 |
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重量 | 63.05t |
武装 |
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概要
エールストライカーを基礎として、追加のバッテリーと武装マウント用アームを増設、ソードストライカーとランチャーストライカーの各武装を装備した全領域型ストライカーパック。所謂全部乗せ。
このストライカーパックを装備したGAT-X105 ストライクは、GAT-X105+AQM/E-YM-1 パーフェクトストライクと呼ばれる。
エールストライカー中央部のバッテリーパックを計5基連結することにより、膨大化したエネルギー消費に対応している。さらに、増加したバッテリーパックのデッドウェイト化を防ぐため、使い切ったものから即座にパージする。
このパックの開発には関係する軍事企業に対する利益供与の意味合いもあったとされ、現場が望む代物であったかについては疑問が残るとされている。スカイグラスパーと同時にアークエンジェルへ搬入された際、ストライクのパイロットであるキラ・ヤマトはこのパックを見て多機能故の使い勝手の悪さやストライクの自重と合わせて2倍を超える総重量(127.85t)が機動性の低下を招くと判断し、一度も使用しなかった。一方で、キラの代わりにストライクのパイロットとなったムウ・ラ・フラガは、オーブ解放作戦に際してストライクに装着してGAT-01 ストライクダガーの大群を相手に戦果を挙げた。(連合上層部がごり押しして採用した代物に連合自身が手痛い目に合わされるというのは皮肉としか言いようがない)
しかし、動きが鈍重かつ単調で武装も貧弱なストライクダガーを相手にするのが精一杯であり、使用された武装もアグニとシュベルトゲベールに限定されていたことから、初期GAT-Xシリーズ4機を同時に相手取っていた当時のキラの判断も正しかったことが証明された。
本装備は『SEED』HDリマスター版限定装備であり、本放送版には登場しない。本放送版ではエールストライカーが使用された。
武装
初期ストライカーパック3種の武装そのままなため、詳細は各パックの記事を参照。
「超高インパルス砲「アグニ」」「コンボウェポンポッド」についてはこちら、「15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」」「ビームブーメラン「マイダスメッサー」」「ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」」についてこちら、ビームサーベルについてはこちら。
超高インパルス砲「アグニ」
約20mもの全長を持つ大型のビーム砲。パック本体からのアームも併用して保持・運用される。
ストライクダガーを対ビームシールドごと貫通する破壊力を持つ。
コンボウェポンポッド
「120mm対艦バルカン砲」と「350mmガンランチャー」を搭載した、右肩部に装備される複合武装。
120mm対艦バルカン砲
6連装のバルカン砲。
350mmガンランチャー
2連装のミサイルランチャー。通常砲弾・ミサイル双方を射出可能。
15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
全長15.78mの対艦刀。刀身部にレーザービームによるビーム刃を発生させることができ、ビーム刃と実体刃を合わせ持つ。
ストライクダガーを対ビームシールドごと一刀両断する破壊力を持つ。
ビームブーメラン「マイダスメッサー」
基部となるアーマーと共に左肩にマウントされるビームブーメラン。手持ちサーベルとしても使用可能。
ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
左腕に装着されるロケット推進式のアンカー。対ビームコーティングが施された本体キャニスタは対ビームシールドとしても機能する。
ビームサーベル
ミラージュコロイドを物体表面に定着させる技術を応用して刀身状に形成したビームにより対象物を溶断する近接格闘戦用のビーム兵器。
白兵武器としてはシュベルトゲベールも存在し、あちらの方が破壊力が上なためサブウェポン的な立ち位置となっている。
余談
プラモデルの本パックはMGエクリプスガンダムにもしっかり装備可能である。それもMA形態でもしっかりと武器が使える。
理論上は105ダガーにも装備出来るが、今の所一度も装備した機体は出てきていない。
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エールストライカー ソードストライカー ランチャーストライカー
I.W.S.P.:同じコンセプトだが、よりコンパクトなストライカーパック。
ノワールストライカー、オオトリ:オルタナティブ・プロジェクト版は本パックと同様に武装マウント用アームが増設されている。
デスティニーシルエット:ザフトが作った全部乗せシルエットシステム。