概要
プラント・マイウス市に拠点を構えるプラントの軍需企業。ほぼ国営企業の体を成しており、ザフト製モビルスーツ用武装の開発・製造だけでなく、モビルスーツそのものの製造も請け負っている。
モビルスーツの設計・開発を行うザフト設計局に人員を派遣しており、武装採用について一定の主張権を持つ。
主に実弾火器(突撃銃やCIWSやレールガン)の開発を専門としており、ビーム兵器が主力になる以前におけるザフト製モビルスーツの射撃武器の殆どは本社にて開発・製造されていたと言っても過言ではない。また、C.E.70年初頭頃にザフトが開いた次期主力量産機のコンペティションに向けて独自にモビルスーツを開発している。その他、ザフトの艦艇で幅広く使用され、ジンハイマニューバに採用されているMMI-M729エンジンの開発にも関わっている。
ビーム兵器が普及して実弾火器の価値が低下したC.E.73年からは刀剣の老舗であるマティウス・アーセナリー社の重斬刀に対抗し、ビームソード(対艦刀)の開発を行った他、可変モビルスーツ用シールドの開発も請け負っている。さらに、マティウス社が独占的だったビーム射撃兵器の開発にも乗り出しており、ビーム突撃銃やパルマフィオキーナを開発している。
C.E.75年頃にはビームシールドの開発まで手掛けるようになっている。
総じて、良くも悪くも同じようなビーム兵器ばかり開発するマティウス社と比べて、時勢を読んで多種多様な兵器を開発している。
武装の型式番号に用いられる「MMI-」はMaius Military Industryから取られている。
主な製品
モビルスーツ
- ゲイツ (統合設計局により大幅な修正が入っている)
実弾ライフル
- MMI-M8A3 76mm重突撃機銃
- ジン
- プロトジン
- ジンオーカー
- ジン長距離強行偵察複座型 (オプション装備)
- ジン戦術航空偵察タイプ (オプション装備)
- ジン-F
- ジン-R
- ジン
- MMI-M7S 76mm重突撃機銃
- MMI-XM17 試製37.5mm極超高初速ライフル
- ジンオーカー
- MMI-M1001 90mm対空散弾銃
- ディン
- AWACSディン
- ディンレイヴン
- ディン-F
- ディン-R
- ディン
- MMI-M182 航空ガンランチャー
機関砲・CIWS
- MMI-GAU1 サジットゥス 20mm近接防御機関砲
- MMI-GAU2 ピクウス 76mm近接防御機関砲
- MMI-GAU2A ピクウス2 31mm近接防御機関砲
- MMI-GAU4 サジットゥスII 20mmCIWS
- MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
- MMI-GAU17E ハーゲルアイゼン 20mmCIWS
- インフィニットジャスティス弐式
- MMI-GAU19 20mm機関砲
- MMI-GAU2436 22.5mm4銃身機関砲
- バビ
- MMI-GAU25A 20mmCIWS
- セイバー
- プロトセイバー、プロトセイバー+11
- ヴァンセイバー、ヴァンセイバー改
- カオス
- インパルス (各シルエットを含む)
- セイバー
- MMI-GAU26 17.5mmCIWS
- MMI-GAU27D 31mm近接防御機関砲
- MMI-GAU27Q 20mm近接防御連装機関砲 ヴァンダーファルケ
- MMI-GAU30 31mm近接防御機関砲 シュラークファングBlock7
- MMI-M19 14mm2連装近接防御機関砲
- MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
- インフィニットジャスティス
レール砲・レールガン
- MMI-M15 クスィフィアス レール砲
- 火器運用試験型ゲイツ改
- フリーダム (ラミネート装甲対策と連射性能を理由にして強引に採用を取り付けた)
- MMI-M15E クスィフィアス改 レール砲
- アビス (機体開発途中に採用見送りとなった)
- MMI-M15E クスィフィアス3 レール砲
- ストライクフリーダム
- MMI-M16XE2 デリュージー 超高初速レール砲
- MMI-M16XE5 フォランスアスタ レール砲
- ストライクフリーダム弐式
- MMI-M20S ポルクスⅣ レールガン
- ゲイツR
- MMI-M2020 ヴァイパー3 レールガン
- ライジングフリーダム
対艦刀・ビームソード
- MMI-558 テンペスト ビームソード
- MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀
- MMI-714 アロンダイト ビームソード
- デスティニー
- デスティニーSpecⅡ
- デスティニー
ビーム重斬脚
- MMI-S1M7 トーニトゥルス ビーム重斬脚
- インフィニットジャスティス弐式
- MMI-S2M5/X カルキトラ ビーム重斬脚
- イモータルジャスティス
ビーム射撃兵器
携行型
- MMI-M633 ビーム突撃銃
- MMI-M635D ビームライフル
- MMI-M6336E 強化ビームライフル
- ゲルググメナース (狙撃用オプション)
- MMI-M636K ビームカービン
内蔵型
- MMI-M826 ハイドラ ガトリングビーム砲
- MMI-T818 トリデンティ 3銃身回転ビーム機銃
- ギャンシュトローム
- MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
- デスティニー
- デスティニーSpecⅡ
- デスティニー
- MMI-KX815 高エネルギービームガン
実体シールド(防盾)
- MMI-RD11 空力防盾
- セイバー
- プロトセイバー、プロトセイバー+11
- ヴァンセイバー、ヴァンセイバー改
- セイバー
- MMI-RG30 巡航機動防盾
- カオス
- MMI-RG59V 機動防盾
- インパルス
- MMI-RS1 機動防盾
- ガイア
- MMI-KX8E4 自航防盾
- ギャンシュトローム
ビームシールド
- MMI-X220 エグレージェ ビームシールド
- ストライクフリーダム弐式
- MMI-X525 インフェクタス ビームシールド
- ライジングフリーダム
- MMI-MD95/A レフルジェンス ビームシールド
- ゲルググメナース
魚雷
- MMI-TT04 405mmMk2多目的魚雷4連装ランチャー
- ジンワスプ
- ジンワスプ改
- ジンワスプ
- MMI-TT101 Mk9高速誘導魚雷
- アビス
その他
- MMI-M70 トリウィム 3連装軽砲
- ガズウート
- MMI-M729 エンジン
余談
- C.E.ではビーム兵器の普及によりペイロードを占有する割に火力が乏しい実弾兵器はオミットされるようになった経緯があり、機関砲(CIWS)がピクウスを境にして急激に小口径化しているのはそのためである。
- ピクウスが76mmと大口径で開発されたのは、地球連合の75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」を参考にしたためだが、連合・ザフト双方で「対ソフトスキンで75mm(76mm)は過剰火力」と思っていたようだ。