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テスタメントガンダム

てすためんとがんだむ

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場するモビルスーツ(MS)、ZGMF-X12A(RGX-00)テスタメント。
目次 [非表示]

機体データ編集

機体番号
  • ZGMF-X12A
  • RGX-00(連合側ナンバー)
所属ザフト地球連合軍特殊情報部隊カイト・マディガンの個人所有
開発プラントザフト統合設計局
全高17.71m
装甲材質フェイズシフト装甲
動力源核エンジン
パイロットスカウト0984(アッシュ・グレイ)カイト・マディガン

概要編集

プラント国防委員長パトリック・ザラの指示のもと、国力・物量に劣るザフトが、単機で絶対多数の敵を殲滅する程の圧倒的な戦闘力を示す為の対地球連合軍の切り札として、鹵獲した4機の初期GAT-Xシリーズ(GAT-X102 デュエルGAT-X103 バスターGAT-X207 ブリッツGAT-X303 イージス)のデータ、および鹵獲し損ねたGAT-X105 ストライクとの交戦データを注ぎ込み、開発したザフト製の試作型モビルスーツ(MS)。

テスタメントは「神と人との誓約」を意味する。


ZGMF-X09A ジャスティスZGMF-X10A フリーダムと同じくZGMF-Xシリーズ(ファーストステージシリーズ)に該当し、ニュートロンジャマーキャンセラー搭載型核エンジンフェイズシフト装甲マルチロックオンシステムを標準搭載している。

C.E.71年5月5日にZGMF-X11A リジェネレイトZGMF-X13A プロヴィデンスと共にロールアウトされた機体。

本機はGAT-X105 ストライクに搭載されているストライカーパックシステムの有用性をザフト側が検証する為に開発された試作機でも在り、背部に連合製ストライカーパック用プラグを有しストライカーパックをほぼ無調整で使用可能な実質的なストライクのコピー機

本機から得られたデータを元に、シルエットシステムウィザードシステムが開発されている。

また、設計当初より姉妹機であるリジェネレイトとの連携を想定している為、同機には可変プラグを用いた合体機能を有している。


リジェネレイトと共に、実働試験を兼ねてジェネシスαの防衛部隊へ配備されたが、地球連合軍特殊情報部隊の奇襲を受け強奪されてしまう。


鹵獲後(RGX-00)編集

テスタメントガンダム

鹵獲された本機は、データ解析の後独自の改修及び追加装備が施され、その際に新たにRGX-00の型式番号を与えられた

外装のPS装甲は、連合側に鹵獲された際に装甲への電圧を任意に調整可能な様に改良されている

任意に負荷電圧を高める事で物理的強度が更に向上し、その際塗色も通常時の白から赤に変化するのが特徴で、後のVPS装甲の雛形と成った

また、頭部のアンテナには量子コンピュータウイルス送信システムを追加している。


パイロットはレッドフレームとの戦いに敗れて地球連合軍で「スカウト0984」の人格を植え付けられた元ザフト軍所属のアッシュ・グレイ


マディガン専用編集

Testament Gundam

アッシュ・グレイの死後にジャンク屋組合へ鹵獲された本機はカイト・マディガンの乗機と成った。

カイトの乗機に成ってからは、装甲の電圧調整により赤いボディに白い十字架模様が浮かび上がる。

資料では「マディガン専用テスタメント」という呼称が用いられている。


武装編集

MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲x2

ZGMF-Xシリーズやゲイツ等に装備されている機関砲。


75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

連合のGAT-Xシリーズやオーブのアストレイシリーズに搭載されているバルカン砲。


ビームサーベル×2

両腰に装備されている近接格闘武装。プロトアストレイに採用されているものに近い。


攻盾システム「トリケロス改」

ブリッツに装備されていたシールド武器・トリケロスの改良型。

連合に鹵獲された後に追加された複合兵装で、アストレイ ゴールドフレーム天が使用しているものと形状が異なり、改良型というより発展型と言ったところ。

巨大な熊手状のクローの掌底部にビーム砲を内蔵し、手の甲には出し入れ可能な実体剣を備える。

本体同様VPS装甲を有する為、電圧によってカラーリングが白から赤へ変化する。


ハンドガン×2

トリケロス改の裏側に二挺マウントされている短銃。取り廻し易く、主に接近戦で使用される。

マディガンの乗機と成ってからは内一挺を専用の複合銃と交換した。


マディガン専用複合銃

カイトが乗機に装備させる、ビーム・実弾を撃ち分けられる中折れ式リボルバー型の複合銃。


量子コンピュータウイルス送信システム

コロイド粒子を媒介に量子コンピューターにウイルスを流し込むシステム。

鹵獲された後に追加装備されたもので、MSに誤作動を引き起こさせたり支配下に置く事が出来る。映像や音声の詐称も可能で、機体が存在していた痕跡を消し去る一種のステルスとしても機能する。

ジェネシスαの制御システムへ強制介入した影響で送信機能が壊れており、欺瞞能力は失われている。

なお、原理や運用方法などは量子コンピュータウイルス送信システムの『バチルスウエポンシステム』と似ているものの関連性は不明。


ストライカーパックシステム編集

本機最大の特徴でもあるストライクと共通の換装システム。

ストライカーパックについては、ストライカーパックの項を参照。


AQM/E-X05 ディバインストライカー編集

地球連合軍の諜報部隊に鹵獲された後にトリケロス改と共に追加装備されたストライカーパック。

詳細はディバインストライカーを参照。


コアユニット装備編集

【122】『再生』は『神と人との誓約』

厳密にはストライカーパックでは無いが、背部のストライカーパック用コネクタにリジェネレイトのコアユニットを接続した形態。

運用コンセプト的にはフリーダムジャスティスミーティアを装備させた強化形態に当たる。

2機分の核動力を利用した戦闘能力を持たせようと考えられたが、肝心の2機はそれぞれが地球連合軍に回収もしくは強奪される形で独自の発展を遂げて行く事に成る。


余談だが、テスタメントとリジェネレイトは、 後に核起動機パイロット前搭乗機だった連合軍のMSをベースに開発された機体で、パイロットも同一人物という奇妙な縁がある。


兄弟機編集

ZGMF-X12 アストレイ アウトフレーム編集

ジャンク屋組合ロウ・ギュールジェネシスα内に遺された本機の予備パーツを使って組み立てた作業用MS。

戦場ジャーナリストのジェス・リブルが失ったレイスタの代替機として、ロウ達が火星に発つ前にマティアスから譲渡されるように手配され、以後はジェスの愛機と成った。


アストレイ アウトフレームを戦闘用MSとして改修した姿。その経緯からか外観は原型機の本機と似た構成となっている。


メディアミックス編集

ガンダムウォーでTCG化されている。


Dアストレイ連載から約10年後の2013年、ときた版リマスター化とDアストレイR/B始動の流れに伴い、ROBOT魂で立体化。

ガンプラでは、2020年にプレミアムバンダイ限定ながらMGでキット化。

アッシュが使用している、赤装甲仕様と成っている。


2019年に発売されたゲーム「Gジェネクロスレイズ」ではカイトと共に参戦(カイトのみ既にPS2のゲームに参戦済み)。


関連項目編集

登場作品編集

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY


所属(組織・分類)編集

ザフト ザフト製MS・戦艦 ZGMFシリーズ ZGMF-Xシリーズ(ファーストステージシリーズ)

地球連合軍 地球連合製のMS・MA・戦艦 一族


関連機体編集

兄弟機(ZGMF-Xシリーズ)


参考機・実験機


その他関連機種


関連人物編集

アッシュ・グレイ パトリック・ザラ

マティス

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