フォースインパルスガンダム
ふぉーすいんぱるがんだむ
シン・アスカ「いっつもそうやって…やれると思うなぁぁ!!」
ルナマリア・ホーク「ミネルバ、デュートリオンビームを!このまま行きます!!」
中近距離での高機動戦闘を想定した機動力強化用のシルエットシステム「フォースシルエット」を装着したインパルス。前大戦時に地球連合軍が開発したストライクとエールストライカーを強く意識し、運用コンセプトや武装構成の参考としている。各シルエットへの換装システムも相まって、ザフト版エールストライクと言える機体。
フォースシルエットによる高い機動性、ライフルにシールドとサーベルというシンプルな武装群、加えて大気圏内での飛行が可能な点である事から、3種類が存在しているシルエットの中では最も使用頻度の高い形態である。
VPS装甲の色は、(どのシルエットを装着していないインパルス本体と同じく)白と青を基調としたバランス重視の物になっている。
高エネルギービームライフルと機動防盾はインパルス本体の武装であり、フォースシルエット専用の武装ではない。そちらの武装の詳細はインパルスの記事を参照。
機動力強化を目的とした高機動戦闘用のシルエットシステム。
大推力のスラスターと複数のバーニアスラスターを持ち、機動力では核動力機のフリーダム(ハイマットモード)と互角である。放熱板を兼ねた6枚の翼を備え、大気圏飛行能力の搭載により、宇宙空間や大気圏内を問わず高い機動力を発揮する。またビームサーベルラックに「MA-M941 ヴァジュラ・ビームサーベル」を2本搭載し、機動力と合わせて格闘能力も向上させる。
『DESTINY』ではインパルス、『FREEDOM』ではインパルスSpecⅡが使用。
前大戦時に地球連合軍が開発したエールストライカーによく似ているが、エールと比較すると機構の簡略化と軽量化が行われており、大気圏飛行能力の搭載によって汎用性が高まっている。バッテリーの撤廃で主要エンジンと高出力スラスターの配置はシルエット中央へ集中して推力を確保し、可動式の高出力スラスターのロケットエンジンを撤廃する事で大幅な軽量化を実現、さらに設計上の余裕が生まれた事で可動翼は大型化し、バーニアスラスターを可動翼の先端に配置することで、スラスターの動きに左右される事なく姿勢制御の安定性を高めている。
MA-M941 ヴァジュラ・ビームサーベル
ビームサーベルラックにマウントしている斬撃武器。
かつて、フリーダムやジャスティスで採用されていた「MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル」の改良モデル。ユニウス条約の締結によるミラージュコロイド技術を応用したビームサーベルの使用禁止を踏まえて研究が行われていた、代替となる新技術を採用する形でセカンドステージシリーズのMS用として開発された。アビス以外では共通の装備とされており、セイバー(両肩)・カオス(両腰)・ガイア(両腰)にも採用されている。
その進化ぶりは目覚ましく、バッテリー機の武装でありながら(核エンジン機の)ジャスティスやフリーダムに搭載されていたラケルタを凌駕する出力を持つ。反面、連結形態の「アンビテクストラス・ハルバード」モードは存在しないため、手数の多さでは少し劣る(一部の資料ではアンビデクストラス・ハルバードモードも存在するとされているが不明)。
MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀
ソードシルエットからエクスカリバーを受け取って、フォースシルエットのままで使用する。この時の一撃でフリーダムを撃破したのは本作屈指の名場面である。その影響からか、後に発売されたMGのフォースインパルスのガンプラにはエクスカリバーが付属していたり、スパロボなどのゲーム作品においてもフォースインパルスの武装として加わっていたりと、もはやフォースインパルス=エクスカリバーという図式が出来上がっている。
ちなみに、エクスカリバーでの突撃前にフラッシュエッジビームブーメランも使用している。
大気圏内での飛行が可能なフォースシルエットに、高い切断能力を持つエクスカリバーとの相性は意外と良く、特にエクスカリバーを持っての突撃は、スパロボなどのゲーム作品でも必殺技の様に演出されている(もっとも、後継機のデスティニーにもアロンダイトの突撃があるが)。