「 マナー違反にアクシズ落とし! 抱け、心の南極条約! 」
CV:速水奨
概要
「Z」の一字を胸に刻み、真っ赤な全身スーツに青いマントをはためかせる、アメコミに登場しそうなGBNダイバー。口露出型マスクを被っているため人相は不明。ep04より登場。
誰よりもGBNで熱く、誰よりもGBNを愛する心を持ち、ヒーローデザインのアバターに相応しく強い正義感の下に悪質ダイバーを討伐して回るなど、GBNにおけるマナー改善に全力を尽くしている。
動画配信者「G-Tuber」としても活動しており、その活躍からカザミをはじめ多くのフォロワーが存在する。
愛機のν-ジオンガンダムに搭乗する際には「アナハイム・フュージョン!」と叫ぶのがお約束。
「キャプテンジオンの世直し漫遊記」シリーズなど、劇中で確認できる動画本数は少なくとも300本に上り、再生回数7桁が当たり前という恐るべき人物(編集技術も高いのだろうか)。
しかし、正義感の強い正義の味方のように振舞っているものの、初登場時点での描写だけを見ると自身の悪質ダイバー討伐を動画で公開する行為やそれに至る基準が不明瞭である等、どことなくきな臭さを感じさせると疑われる余地の残るものであった。
これはep04での悪質ダイバー勢のガザ3兄弟との戦いであまりにも彼が強すぎてリンチのようにも見えたこと、前作ではマギーが似たようなユーザーの前に出てきて注意して追い払うことはあれど、晒し物にはしていないことなどもこのような印象を与えた要因であろう。
だがep06やep07での描写から挑んだ相手によっては返り討ちにされたり追いつめられている(カザミ曰く「負け回」)事が判明する。このことから彼は決して勝てる相手だけに戦いを挑んでるわけではない事、例え自身が負けた戦いでも恥じる事無く動画として公表する度量があるG-Tuberである事が明らかとなった。
加えて、前述のガザ3兄弟も討伐後に心境が良い方に変化したらしく、ep07では彼が窮地に陥った時に助太刀している。
あくまで動画である以上、疑おうと思えばまだ疑える余地は残っているだろう。だがバトルの後、ボロボロになりながらも笑顔で握手する彼とガザ3兄弟の光景は、キャプテン・ジオンが実際に改心を促せるだけの好人物でなければ成しえないものだと信じてもよいのではなかろうか。
直接的に本筋に関わるキャラクターではなかったこともあり、第二期ではep23で彼の動画がちらっと流れる程度の登場となった。
だが、ep24にて視聴者の間で予想されたある仮説を裏付けるようなシーンが描かれることとなった(詳しくは後述)。
ep26での決戦時に遂に登場。カザミと共に必殺技を披露した。更に後日談では1億再生突破記念としてカザミとコラボしたりG-TuberのトリプルC(キャプテン・ジオン、キャプテン・カザミ、コーラサワー?)として挙げられていたりとその人気は不動の物となっている。
余談
最初期から公式サイトで紹介された人物の中ではヒロト達主要人物との直接的交流が終盤までは描写されていない人物だった。
担当声優は紹介されてから長らく不明だったが、初登場したep04で速水氏と判明した。
速水氏は前作のガンダムビルドダイバーズでロンメルを演じているが両者の関係は長いこと不明であった。
しかし、ep24にて担当声優が同じロンメルがキャプテンジオンの名前に反応し隙を見せ、その後カザミがキャプテンジオンのファンであることを確認し密かに喜びを見せるロンメルの姿が描かれた。さらには、ep26での決戦時に突然ロンメルが姿を消したと思えばキャプテンジオンが登場しており、劇中最後まで明言されなかったが、キャプテンジオンがロンメルの別アカウントである説がほぼ決定的となったと言えるだろう。
ν-ジオンガンダムに搭乗(どちらかというと融合?)するシーンの演出は速水氏が主演したあるサンライズ作品を意識しているように見える、という意見もある。
1990年に発売された画集「MS ERA0001~0080ガンダム戦場写真集」55Pに、同一の容姿を持つヒーローが、一年戦争時ジオン国内のプロパガンダアニメという劇中劇設定で登場しているため、これをモチーフとしてデザインされたものと思われる。当カットの原画担当は窪岡俊之氏である。
更なる元ネタはキャプテンアメリカであろう(マントと胸の「Z」はスーパーマンっぽくもあるが)。キャプテンアメリカは(ジオンの元ネタである)ナチスと戦う為に生まれたヒーローなのが皮肉ではあるが。
関連記事
アーサーガンダムMk-Ⅲ:中の人つながりで、こちらもあるサンライズ作品が様々な部分で関係している部分があった。