概要
2015年東京ゲームショウにて発表された、EXVSのスピンオフ作品。ハードはPS vita。発売日は2015年12月23日。
これまでのVSシリーズに比べて1人プレー要素が強く、通信対戦も2人までとなっている。
また、使用可能機体数も40機(DLCやアプデ追加機体を含めれば51機)と過去作の中では最も少ない。
操作性はガンダムバトルシリーズやガンダムアサルトサヴァイブに近い。
本作の世界観はガンダムEXAの物語が始まる遥か前の時代を描いたものである。
タイトルに「エクストリームバーサス」と書かれているが、スピンオフ作品なのか後のインタビューで「FORCEはEXVSシリーズではない」事が判明されている。しかし、
2020年でYouTubeで放送されたEXVSシリーズ10周年記念番組では、EXVSシリーズ年表にFORCEが含まれており、少なくともシリーズ作品であるのは確かなようだ。
STORY
人類が滅びへと向かい始めた時代。実験ステーションである「アース0」にて誕生した疑似人格プログラムは、提唱された「FA計画(プロジェクト・フォース)」において宇宙世紀の時代へダイブするのだった。
登場人物
- ex-(EX-A000)
本作の主人公で、実験ステーション「アース0」で行われる「FA計画」を実行する疑似人格プログラム。他の作品の人物に直接ダイブする機能を持つ。
Gダイバーとして二人のホロアクター・アイレとテレノと共に宇宙世紀の世界を体験していく。
本作のヒロインの一人。
「FA計画」を実行する主人公をサポートするホロアクターにして戦闘ナビゲーター。落ち着いた性格で、理屈っぽいところのあるしっかり者。丁寧な口調で喋る。
本作のヒロインの一人。
「FA計画」を実行する主人公をサポートするホロアクターにして戦闘ナビゲーター。はつらつとした性格で、細かいことを考えるのが少し苦手。砕けた口調をしており、一人称は「ボク」。
変更点
エクストリームバースト(覚醒)の廃止
部隊戦がメインの今作では、単騎で戦局が大きく変わってしまうエクストリームバーストを廃止している。
また、同様の理由でバーストアタックも廃止された。
ちなみに覚醒に付随するタイプの特殊能力(トランザム)などは、別の形で実装されている。
殆どのアシストを廃止
部隊戦がメインの今作では、戦局が入り乱れ、画面が見辛くなるなどの理由により、殆どのアシストが廃止されている。
ただし、僚機専用機体としての出番がなく、なおかつ追従タイプや一瞬で攻撃を終えるタイプのアシストなど、画面を見辛くしないものは一部残っているようだ。
サブ射撃、特殊射撃、特殊格闘の廃止
本作ではサブ射撃、特殊射撃および特殊格闘のコマンドが無くなり、代わりに2つの「特殊コマンド」が追加された。
これによって攻撃コマンドが4つのみとなり、メイン射撃コマンド、格闘コマンド、特殊コマンド1、特殊コマンド2を駆使して戦うことになる。
また、アシストや一部の武装が廃止されたことにより、性能やキャンセルルートの見直しなどが行われている(シャア専用ザクのサブ→メインキャンセルなど)。
アーケードモード、フリー対戦の廃止
今作では後述のEXTREME FORCEモードがメインとなっている為、無料のアップデートを行わない限り、シリーズお馴染みのアーケードモードやフリー対戦が出来なくなった。
後に行われたアップデートによりフリー対戦と、アーケードモードに該当する「コースバトル」が実装された。
新要素
フォースシステム
覚醒に代わる新たな要素。
部隊のMSに様々な指示を出す事が出来る「フォースコマンド」、戦艦が一撃必殺レベルの援護攻撃を行う「フォースアタック」等が行える。
大規模作戦
好きなMSを6機組んでオリジナル部隊を編成し、3小隊、戦艦1隻を率いて戦うモード。
部隊のエースとして最前線で戦いつつ、部隊長として各小隊に指示を送る事が出来る。
EXTREME FORCEモード
NEXTのNEXTPLUSモード、EXVSのトライアルミッション、EXVSFBのフルブーストミッションに該当するモード。
オリジナルミッションを始め、初代からUCまでの宇宙世紀を軸にしたミッションが楽しめる。
コースバトルモード
無料アップデートにより追加されたCPU戦モードの一つ。
EXVSシリーズのブランチバトルコース(アーケードモード)に該当するもので、コースはAからHまでの全8コース、合計73のミッションを楽しめる。
コースによってミッション数や難易度が異なっている(Hコースはボスラッシュ)。
参戦作品
(太字は新規参戦。判明している作品のみ)
機動戦士ガンダム (劇場版含む)
機動戦士Ζガンダム (劇場版含む)
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動戦士Vガンダム
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW
機動新世紀ガンダムX
∀ガンダム
機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
機動戦士ガンダム00 (ファースト及びセカンドシーズン共通)
機動戦士ガンダムAGE
ガンダム Gのレコンギスタ
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダム0080
機動戦士ガンダム0083
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
ガンダムEXA
新規参戦機体
プレイアブル機体
機体名 | パイロット | コスト | 作品名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
G-セルフ | ベルリ・ゼナム | 2500 | ガンダム Gのレコンギスタ | VSシリーズ初参戦。リフレクターパック、アサルトパックも使用可能 |
ガンダムバルバトス(第4形態) | 三日月・オーガス | 2000 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ | VSシリーズ初参戦。封入特典であるプロダクトコードを入力すると使用可能となる |
ガンダムバルバトス(第1形態) | 三日月・オーガス | 2000 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ | VSシリーズ初参戦。「鉄血のオルフェンズ」ブルーレイ第1巻封入特典であるプロダクトコードを入力すると使用可能となる |
ハイネ専用グフイグナイテッド | ハイネ・ヴェステンフルス | 2000 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY | EXVSシリーズ初参戦。本作の主題歌を担当するT.M.Revolutionとのコラボとして登場。ボイスも過去作品の流用ではなく新規収録。 |
ハイネ専用デスティニーガンダム | ハイネ・ヴェステンフルス | 2500 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY | VSシリーズ初参戦。封入特典であるプロダクトコードを入力すると使用可能となる。元ネタはガンプラ30周年を記念して発売されたT.M.RevolutionとガンダムSEEDのコラボアルバム「X42S-REVOLUTION」の特典であるデスティニーのガンプラ。 |
リ・ガズィ(アムロ搭乗) | アムロ・レイ | 1000 | 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | 別パイロットでプレイアブル機としてまさかの参戦。チェーン機と違い、BWSがなく、MS形態のみとなっている。 |
ガンダムMk-Ⅱ(カミーユ搭乗・エゥーゴカラー) | カミーユ・ビダン | 1000 | 機動戦士Zガンダム | 性能・武装はティターンズカラーと変わらない。ミッション「ホンコン・シティ」でのみ使用可能な特殊なプレイアブル機体。 |
NPC機体
機体名 | パイロット | コスト | 作品名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ガンキャノン | カイ・シデン | 1000 | 機動戦士ガンダム | EXVSシリーズ初参戦。NEXTまではプレイアブル機体であったが、今作では僚機専用機体として登場。マニピュレーターでフック→アッパー、タックルの格闘二つと、BR、キャノン砲(高速弾)、低姿勢キャノン砲8連射、岩投げ、の射撃武装4つを備え、プレイアブル機とほぼ遜色ない動きができる。 |
ガンタンク | ハヤト・コバヤシ | 不明 | 機動戦士ガンダム | EXVSシリーズ初参戦。据え置きのEXVSシリーズでは、ガンダムのアシストを担当していた。詳細は不明だが、僚機専用機体であることは判明している。 |
ズゴック | ジオン一般兵 | 1000 | 機動戦士ガンダム | EXVSシリーズ初参戦。僚機専用機体。新規の格闘を備えている模様。 |
シャア専用ズゴック | シャア・アズナブル | 2000 | 機動戦士ガンダム | 据え置きのEXVSシリーズでは、シャア専用ザクの武装の一つを担当していた。僚機専用機体。高速で3連打するN格、アッパーでダウンを奪う前格、引っ掻きからアッパーを叩きこむ横格、突き刺しから爆発で強制ダウンを奪うつかみ属性のBD格に加え、BR、メガ粒子砲、戦車投げなどの射撃武装も備える。プレイアブル機と遜色ないほど武装が豊富。 |
リック・ドム | ジオン一般兵 | 1000 | 機動戦士ガンダム | 僚機専用機。特殊移動がオミットされ、射撃戦が弱くなった分、格闘、閃光弾が高速化した格闘寄りのドムと言った性能。機動力も強化されている。ちなみにドム側は格闘が弱体化し、ダウンが奪えなくなった。 |
ジムⅡ | ティターンズ一般兵 | 500 | 機動戦士Zガンダム | EXVSシリーズ初参戦。僚機専用機体で、カラーリングはティターンズ仕様の赤。 |
ディジェ | アムロ・レイ | 2000 | 機動戦士Zガンダム | EXVSシリーズ初参戦。僚機専用機体。武装は一般的なビームライフルと、ビームナギナタによる横薙ぎ、袈裟斬りが確認されている。 |
ヤクト・ドーガ | ギュネイ・ガス | 2000 | 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | 据え置きのEXVSシリーズではサザビーのアシストを担当していた。僚機専用機体。ヒート・ナイフ付ビーム・サーベルによる袈裟斬りと、足を止めて4連装メガ粒子砲を放つ攻撃が確認されている。 |
アンジェロ専用ギラ・ズール | アンジェロ・ザウパー | 2000 | 機動戦士ガンダムUC | EXVSシリーズでは、シナンジュのアシストを担当していた。僚機専用機体。量産型と違い、マシンガンではなくビーム・ショット・ライフル(ランゲ・ブルーノ砲)を所持しており、足を止めて3連射する攻撃を行う。また、特殊移動がホバージャンプから、試作二号機と同じタイプのものに差し替えられている。更に、タックル攻撃も行う(追加なのか、差し替えなのかは不明)。 |
ボス専用機体
機体名 | パイロット | コスト | 作品名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ネオ・ジオング | フル・フロンタル | BOSS | 機動戦士ガンダムUC | VSシリーズ初参戦。OVA版ガンダムUCのラスボスであり、耐久力が少なくなると射撃武装の弾数を空にしてしまうサイコシャードを展開する。 |
サイコガンダム | フォウ・ムラサメ | BOSS | 機動戦士Zガンダム | EXVSシリーズ初参戦(NEXT以来)。Mk-Ⅱと同じモーションを使用している |
戦艦
機体名 | パイロット | コスト | 作品名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ガウ | ガルマ・ザビ | WARSHIP | 機動戦士ガンダム | 本作初参戦 |
レウルーラ | ナナイ・ミゲル | WARSHIP | 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | EXVSシリーズでは背景の一部として登場していたが、今作では戦艦として正式に参戦する。 |
ネェル・アーガマ | オットー・ミタス | WARSHIP | 機動戦士ガンダムUC | EXVSシリーズでは背景の一部として登場していたが、今作では戦艦として正式に参戦する。オットー艦長が乗っている為UC版である。 |
主題歌
Inherit the Force -インヘリット・ザ・フォース-
作詞:井上秋雄
作曲・編曲:浅倉大介
VS.シリーズではNEXTの「哀 戦士(GACKT Ver.)」以来となる日本語歌詞の曲。
ゲームで使用されているバージョンが先行配信され、4月にフルサイズ版が発売される。