概要
「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン」から始まったガンダムVSシリーズのひとつで、シリーズ第5作及び第6作にあたる。
正式名称は「機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(以下、連ザ)」で2005年稼働開始。
タイトルから分かるように機動戦士ガンダムSEEDを題材としており、シリーズ初の宇宙世紀作品以外を題材とした作品となる。
連ザの前作となる「機動戦士Zガンダム エゥーゴvs.ティターンズDX(以下、エゥティタDX)」から世界観の一新に伴い大幅にシステム変更が行われ、対戦のスピーディ化や覚醒システムの一本化、宙域ステージの廃止などエゥティタDXから大きく仕様変更した事により当初は賛否両論だったようだが、当時SEEDは大ヒットを飛ばしアニメの続編機動戦士ガンダムSEEDDESTINYも放送中だった事もあり若年層を中心に連ザもヒット。
翌年2006年にはDESTINYを題材とした直接的な続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II(以下、連ザII)」を稼働開始するに至った。
ゲームシステム
おおまかなシステムはエウティタDXからは変わっていないが、
カプコンから2003年11月27日に発売されたゲーム「ガチャフォース」から多大な影響を受けている。
新しいシステムとしては、
・空中でステップができるようになった。
・空中でレバーを倒しながらブーストボタンを押すと水平に高度を保ちながら高速移動する
「ブーストダッシュ」を追加。
・格闘をする時レバーを任意の方向に入力する事で、さまざまな格闘や派生を出すことができる。
・レバーを↓↑と素早く入力する事で任意でシールドガードを使用可能。
・エウティタDXでバーザムの専売特許だった「チャージショット」を本格的に実装。
・今までチームで共有していた覚醒ゲージを個別にし、プレイヤーの任意で発動可能。
・エウティタDXまであった、陣営をなくし自由にキャラを選択可能になった。
・総コストを600から1000に増加し、コストを560、450、420、280、270、210とした。
連ザⅡでは590を追加し、210を200へと変更した。
・エウティタDXまであった「エリアオーバー」を廃止。
などがある。
シリーズ一覧
- 機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.
連ザシリーズ1作目にしてガンダムvs.シリーズ5作目。
前作から世界観を一新したが、当時放送終了して日の浅いガンダムSEEDが題材だった事や続編のDESTINYが放送中だった事もあって新たなファン層の獲得に成功。
前作から基本的なシステムは継承しつつもアニメのSEEDの様な派手で軽快なアクションを再現する為に全体的にスピーディとなった。
原作2登場した機体とメインパイロットは殆ど参戦している他、DESTINYからシン・アスカとインパルスガンダム3形態がゲスト参戦。
家庭用移植版となるPS2版は前作までの様なミッションモード系は未収録だが、DESTINYからキャラはレイ・ザ・バレル、ルナマリア・ホーク、ステラ・ルーシェ、アウル・ニーダ、スティング・オークレーが、機体はガナーザクウォーリア(ルナマリア機、一般機)、ザクウォーリア、ブレイズザクファントム(レイ機)、スラッシュザクファントム(イザーク機)、セイバーガンダム、ガイアガンダム、カオスガンダム、アビスガンダムが追加された。
2007年にはミッションモードを追加したPSP版「機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T. PORTABLE」も発売された。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.Ⅱ
2006年に稼働開始した続編。
連ザの正統進化作品で、タイトル通りこちらはDESTINYを題材としている。
基本的なシステムはそのままに覚醒システムがエゥティタDXと同様に3種類からの選択に変更になったり出撃ムービーが削除されたりと細かな変更がある。
家庭用での追加要素に関してはこちらを参照。