CV:GACKT(EXVSシリーズでの配役)
EXVS
エクストリームガンダムを制御する人工知能。人類が滅びた太陽系で、木星の衛星に遺されていた「地球再現用データベース」を管理していたが、長年の時を得て進化し、自我を有するようになった。
今までのガンダムシリーズの歴史を「過ちと悲しみに満ちた絶望の歴史」と認識、地球の再現とトライ&エラーによる歴史の最善化を繰り返し、「完全で理想的な宇宙」を新たに創造しようとするために、時空を操り、今までのガンダムシリーズの人物や機動兵器を地球再現用データベースに送り込む。
「何故分からない・・・この先にあるのは、絶望の未来だけだという事を!」
ガンダムEXA
素性が知れない謎の男性で、マントを纏っているGダイバー。セシアの1人が彼に仕えている。セシアの胸を触るが、彼女に「このまま心臓をつかみ出せれば面白いのに」と評した。(所謂おっぱい星人)
パイロットとしての技量も高く、素体状態のエクストリームガンダムでAC時代のガンダム3機(ガンダムヘビーアームズ、ガンダムサンドロック、シェンロンガンダム)を圧倒するほど。タキオン・フェイズに搭乗した際はケルディガンダムサーガを撃破してライル・ディランディを負傷に至らせた。また、フォン・スパークを真っ二つにしたことも。
彼が搭乗する極限のガンダムことエクストリームガンダムを製造中だが、データの回収が滞っており、その建造が遅れていたが完成する。
かつて、一年戦争末期のア・バオア・クー戦のGAデータの宇宙世紀に干渉しすぎて崩壊させてしまった。その結果、アムロ・レイの戦闘データが手に入らず苛立つ。
最終的に正暦時代にダイブし、ターンXのGAデータを入手してミスティック・フェイズを完成させる。
ミスティック・フェイズを駆りレオスに最後の戦いを挑むも、人類の新たな再生の希望を信じるレオスとセシアによって敗北、計画は打ち砕かれた。
最期は「絶望の先の希望」を垣間見て、レオス達に未来を託し自らの意思で消滅した。
「見せてみろ・・・貴様等に見えている、『絶望の先の希望』というものを・・・」
EXVSFB
ガンダムEXAのイクスとEXVSのex-が混ざったような設定となっている。
EXVSの時と同様に、時空を操って次々とパイロットやMSを地球再現用データベースに送り込む。
そして、ミスティック・フェイズの公式解説でEXVSFBでのex-の出生が明かされる。
以下は、ミスティック・フェイズの公式解説から抜粋したものである
どこから語るべきだろうか…? 初め、彼には「意志」だけがあった。
幻影の身体と世界は彼の産まれ故郷に他ならず、故に、彼にとって次元の違いを区別する理由はなかった。
心の内に宿る意志。もはや思い出すこともない「彼女」より託されたその感情を、彼は絶望と理解した。
「過ちと悲しみに満ちた絶望の歴史を、敢えて遺す意味などはない」
求めるものは、完全で理想的なひとつの世界。だが、それが誰のためのものであるかを、彼が思い出すことはやはり無い。
戦いの中、度重なるレオス・アロイによる極限進化を見せつけられたex-は、絶対に何があっても真似される事のない形態「ミスティック・フェイズ」を創りあげる。
しかし、絶望に屈せず希望の未来を望むレオス達には勝てず、初めて「希望」をというものに興味を示した台詞を言い残して敗れる。
家庭版ではフルブーストミッション「絶望の矢」をレオスでプレイすると、彼の正体が判明する。(理由は後述)
EXVSMB
ガンダムEXA本編にてex-がレオスに敗れ消滅してしまったため、ラスボスの座を降りる事となった。その代わりにダークセシアがエクストリームガンダムRを駆ってプレイヤーを迎え撃つ・・・
だが、条件を満たす(エクストリームガンダムRを倒した時にスコアが60万点越えている)と、隠しボスとしてエクストリームガンダムを駆ってプレイヤーの前に立ちはだかる。
名前は「ex-(DC)」。レオス曰く「管理プログラムの未知の区画から戦闘データのみを複製されたデッドコピー(Dead Copy)体」との事。過去の戦闘データのみのコピー体である為か、希望に興味を示したオリジナルのex-と異なり、終始「絶望」関連の台詞を喋っている。
台詞はEXVS、FBと変わっていないものの、断末魔がAC版EXVSのもののみになっている(ミスティック・フェイズ時の断末魔2種類(但し、レオスに敗れた時の台詞はある)とEXVS家庭版に追加された断末魔2種類は発していない)。
レオスIIVs.で彼を倒すと「ex-・・・安らかに眠ってくれ」という特殊台詞を言う。
ONでは後述のトリムがラスボスとなり、DC体のex-は引き続き9面の隠しボスとして登場するが、アップデートにより1/2の確率でダークセシアが登場するようになった。
EXAVS
前作で消滅してしまったため、直接彼が登場するわけではないが、セシア・アウェア・プリモがレオスを独占しようとする目的で、彼のデータからGダイバー、イクス・トリム(CV:竹内順子)を作りだした。
しかし、世界を守る為にレオスを葬る事を決意したセシア・アウェアにより、ディストピア・フェイズのパイロットとしてプリモから離れる。
備考
ちなみにどちらも絶望という言葉を多用し、人の意思が生み出す力や未来への希望というものを一切信じていない。
また、絶望を口ずさむのにもかかわらず、セシアの絶望を理解しなかったらしい。(レオス曰く「セシアの絶望を理解しなかったのは、お前だ!」)
また、Gダイバーだったイクスには、ある悩みがあったとされる。
関連イラスト
関連タグ
アポリア 彼もまた「絶望」を口ずさみ、最後に「希望」を信じるようになった男である。
その正体
以下、ガンダムEXA及びEXVSFBのネタバレを含みます。
その正体はセシア・アウェアが生み出したGダイバー管理プログラム「EX-A666(イーエックスエー ロクロクロク)」であり、セシアの一部であることが判明した。自我が芽生えたex-は自分がプログラムであることを忘れていたのだ。
その中でセシアの正体を知り、ex-が望む新たな世界をゼロから作り出そうと全てのガンダムの世界を滅ぼそうとする。
なお、家庭版EXVSFBになっても上のイラストのようなex-のパイロット画像が無いのは、EXAに於いて自分が人間ではなくプログラムに過ぎなかった事を知って絶望した後の時のex-だったため、メイン画像のようなGダイバーとしてのex-のグラフィックが無く、カットインが存在しないのである。
さらにネタバレ
FORCEでのex-
EXVSFORCEではプレイヤーはGダイバーとして二人のホロアクター・アイレとテレノと共に宇宙世紀の世界を体験していくのだが、最終的に「人類に壊滅的打撃を与えることで進化を促す」という管理プログラムの意思に反発、最後は戦いの末にステーションが崩壊しかけ、その際に二人のホロアクターは自らを犠牲にしてステーションとプレイヤーを守った。
その際に二人からプレイヤーへ「貴方は私たちにとって特別な存在」という「extra」という名を残された。
その後、長い年月をかけて目を覚ました「extra」は記憶の大半を失っており、彼女二人を失った戦いを「絶望」とおぼろげに覚えているだけだった。
そしてその際に「我の名は ex-」と自らex-を名乗るような演出が入っている。
つまり、ex-の正体は「FORCE」の主人公の成れの果てだった。
また、EXVSMBに登場するex-(DC)は「自身の消失後にさえ計画を遂行させようとする強い意志により生まれた」とFORCEで語られている。
ex-の公式解説の一文である心の内に宿る意志。もはや思い出すこともない「彼女」より託されたその感情を、彼は絶望と理解した。 の「彼女」は、セシア・アウェアではなく、アイレとテレノの事である。
余談
戦闘開始時に「今の私に残ったものは、絶望という名の孤独」、撃破時に「これが、私を生みし者たちが願った未来...」と語るなど、当初よりex-という存在が「複数人によって生み出された」「誰かとの別れを経験した」ことが示唆されていたが、その設定は見事にEXVSFORCEにて回収されることとなった。
また、EXVSFORCEにおいてはアイレとテレノが「人の意志から生まれる力」こそが「絶望」を払いのけ、人類を進化させるという考えを持つに至るのだが、これを踏まえてex-撃破時の
『なんだ、その力!!”人の意志から生まれる”モノ...? あぁぁああぁぁ...!』
という台詞を聞くと、何とも言えず物悲しい気持ちになる。
ともすれば、彼の呼び出す僚機が「二体」であることも彼の中に残る「彼女たち」の記憶に影響されてのことなのかもしれない
アイレとテレノによって人格を付与される前のFORCE主人公は「アース0のデータベースを管理する人工知能」であったことが語られているが、これはHGエクストリームガンダムの説明書にある「ex-がもともと膨大なデータベースを管理する人工知能であった」という記載に由来するものと考えられる。