概要
CV:三上枝織
宇宙ステーション「アース0」の人工知能・ホロアクターにして戦闘ナビゲーター。
滅亡の危機に瀕している人類を救う『FA計画(プロジェクトフォース)』を遂行するために生み出され、同じくアース0のホロアクターであるアイレと共に、データベースを管理するAIであった主人公に人格プログラムを組み込み、意思を持つ存在として目覚めさせた。
その後はGダイバーとして宇宙世紀のデータへと潜り、様々な人物とリンクを結んでデータを集めることでFA計画を進める主人公=プレイヤーを様々な形でサポートする。
はつらつとした性格で、人工知能でありながら細かいことを考えるのが少し苦手。
砕けた口調をしており、一人称は「ボク」。
同時期に生み出されたアイレとは双子という間柄であると語り、彼女をからかうような言動をよくするものの、内心では彼女の真面目さを尊敬し、自分とは違った落ち着きのある性格を羨み、その能力に劣等感を抱いている。
左肩が短いマントで覆われている他は切れ込みの入った衣装しか纏っていないという大胆な格好をしている。
アイレと違い、太ももの部分に掛かる申し訳程度の布すら無いため、全体的に肌色の面積が広い。
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以下、EXVSFORCE のネタバレを含みます。
一年戦争からラプラス事変までの仮想世界を巡り、順調にデータが集まったことで「この中に人類を救う方法のヒントがあるハズ」と喜ぶ一方で、同時に自分たちの役目も終わり、離れ離れになってしまうかもと寂しげな表情を見せるテレノ。そんな彼女をアイレは「それでも胸を張りましょう」と励まし、計画の完遂への意気込みを語り合うが...
突如として彼女たちの目から光が失われ、その口を通して無機質な声が響き渡る。
声の主は、アース0の運営を担う『管理プログラム』。
管理プログラムは主人公たちがこれまで収集してきたデータから、
人類を救うためには「危機的状況を人類に与え、進化を促すこと」が最適解であるという結論に至ったのである。
そしてその実行のためには丁度「ナビ一体分」の処理能力が不足していると語り、主人公に「自身のナビとして適任なのはアイレとテレノのどちらであるか」という選択を迫る。
選ばなかった方は、管理プログラムの一部となってしまう。
それは、人類の救済のためにどちらかの命を差し出すということに他ならない。
懊悩の末、主人公は「自分の傍にいてほしいナビ」を選択する。
しかし、あろうことか管理プログラムは「主人公の選んだ方」を取り込んでしまう。
管理プログラムは、主人公が選んだナビが「より優れた能力を持つナビ」と判断したのである。
あまりのことにショックを受け、呆然とする主人公。
管理プログラムの介入が終わり、本来の人格を取り戻した「選ばれなかったナビ」。
二人は悲しみに暮れながらも、主人公と繋がった決して消えることの無いリンクを感じ取り、管理プログラムの用意したデータの中でそれを辿りながら「管理プログラムの一部となったナビ」のカケラを集め、復元を果たす。
再会を果たしたナビは感謝を伝え、主人公が自分にとって特別であると語る。
そして主人公たちは、危機から生まれる絶望を乗り越えようとする意志、そして「人の意志から生まれる力」こそが人類を進化させるものであることを理解した上で、人類の正しい未来のために管理プログラムの語る「悲しみによる進化」を阻止することを誓う。
主人公たちの奮戦によって破壊された管理プログラムはしかし、最期の手段としてアース0を自爆させ、地球へ向けて落下させようとする。
地球を、そして主人公を守るため、アイレとテレノは自分たちに宿った人格を消し去ってアース0の新たな管理プログラムとなり、アース0の崩壊を阻止することを決意する
自身の家族とも呼べる大切な存在を守りたい主人公は二人を必死に引き留めるが、彼女たちの決意は固く、二人の人格は消え去っていく。
アイレとテレノは、笑顔のまま「いつまでも見守っている」と言い残し、「私たちにとって特別な存在」という意味を込めた「extra」という名前を主人公に与え、光の中に溶けていった─
それから、悠久とも思えるほど永い永い時が経った。
ようやく目を覚ました主人公は、しかし記憶の大半を失ってしまっていた。
かろうじて思い出せるのは、争いの歴史の果てに「彼女たち」を失ったという深い絶望と、自身に与えられた名前、その断片のみ。
おぼろげな記憶と果てしない絶望を抱えたまま、彼は孤独を癒すようにその名を呟く。
”ex-”と。
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作中に「自分たちと深く繋がる、未来で生まれる特別な希望の光」という旨の記述がある
彼と「古き民」の関係性に、主人公とアイレ、テレノの関係性との共通点が複数見られる