概要
『スーパーロボット大戦Z』で追加され、以降『スーパーロボット大戦X-Ω』以外で採用され続ける定番となったデスティニーガンダムの必殺技。
射撃武器で敵の足を止めてからアロンダイトで強襲、最後に零距離からパルマフィオキーナを叩き込む連続攻撃が共通項であり、武装の使用順などは各作品ごとに異なる。
全作品通してP属性で、『Z』では射程が2~5、『K』『L』『UX』『OE』では射程1~3でバリア貫通効果あり(UX』に至ってはサイズ修正無視もある)と強力。
「フルウェポン・コンビネーション」という必殺技名はスパロボオリジナルで、元ネタはPS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるオリジナル最強攻撃「バーストアタック」。
特に、回転しながらパルマフィオキーナを構える場面などはそっくりそのまま。
前述したシン・アスカの台詞から、インパルスガンダムではここまでの高機動戦闘に機体の反応速度が付いていかず、インパルスの派生機であるデスティニーインパルスも全ての武装を一斉に使えばあっという間にエネルギー切れを起こすため、「デスティニーなら」という台詞に偽りはない。
各作品において
『スーパーロボット大戦Z』シリーズ
〈Z〉
ビーム兵器扱いなので、VPS装甲を持つ相手でも問題ない。
〈第2次Z〉
『破界篇』では使用不可だが、実は没データとして存在している。
『再世篇』の中盤でエターナルが持ってきたパーツによって追加される。
『Z』時点では刺しっぱなしになったアロンダイトを宙返りしながら回収する形に変更された。
〈第3次Z〉
『時獄篇』から名称が「武装一斉攻撃」に変更された。劇中での会話において、シンが「集中力を極限まで研ぎ澄ませた状態でないと使えない」と語っており、カミーユ・ビダンとセツコ・オハラとの訓練で身に着けたことが明らかになった。
また、『第3次Z』及び『スーパーロボット大戦V』ではアロンダイトによる攻撃が超高速の連続斬撃になっている。
『スーパーロボット大戦K』『スーパーロボット大戦L』
他作品と異なり、ビームライフルによる牽制の後、先にアロンダイトで斬りかかった後、一度距離を取りながら高エネルギー長射程ビーム砲を挟み、最後にパルマフィオキーナという構成。
トドメ演出で家族との思い出がフラッシュバックするようになっており、一部では「トラウマアタック」などと言われることもあった。
『L』ではダイダロス基地攻防戦でロード・ジブリールの乗ったガーティ・ルーにトドメ演出込みで叩き込み撃沈させるイベントがあり、感慨深い技に昇華されている。
『スーパーロボット大戦UX』
フラッシュエッジ2を使用しており、劇中未使用のCIWS以外の全武装を用いての攻撃となった。
フラッシュバック演出が無くなったことから、本作のシンは「過去を乗り越えた」と解釈することもできる。
『スーパーロボット大戦OE』
名前に反して長射程ビーム砲、アロンダイト、パルマフィオキーナの3つしか使用しないため(トリ)フ(゜)ルウェポン・コンビネーションと揶揄されている。
なお、この3つの武装による連続攻撃はアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でも登場しており、そちらは「デスティニー・イグナイテッド」というOP「ignited」から引用された必殺技名が採用されている。
他作品では
『SDガンダム Gジェネレーションクロスレイズ』では、格闘武装を全て使用した連続コンボ技に「エクストリームブラストモード」という呼称が使われている。
これは、プラモデルで発売されたバージョン違いの名前が元ネタ。